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冬の愛媛・大分フェリー旅 2020 (78) 「(・Д・)」

気がつけば、二回続けて書き出しが全く同じになってしまっていました(汗)。国道 213 号線を宇佐方面に向かっているのですが、「赤坂川」という川を渡ったところに……

はい。「豊後高田市」のカントリーサインです。旧・真玉町は既に豊後高田市と合併済みなので、本来は用のないカントリーサインですが、そのまま残しているみたいですね。

ちなみに、旧・香々地町と旧・真玉町の境にあるカントリーサインは……


このようなデザインのものでした。「豊後高田市」の部分のフォントが角ゴシックになっていますが、ここだけ差し替えたということでしょうか。

2005 年?

市町村合併という話で「そう言えば……」とお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、国道 213 号の旧・国見町と旧・香々地町区間には 15 ものトンネルがあり、それぞれのトンネルにナンバリングが行われていました。


映えあるトップナンバー「①」を得た旧・国見町の「納屋トンネル」には「国 見 町」とあるのに対し……


殿を務めた「⑮」の「堅来トンネル」には「豊後高田市」とあります(旧・香々地町)。なぜ香々地町に限って合併後の「豊後高田市」になったのかが謎だったのですが、香々地町豊後高田市と合併したのが 2005 年 3 月 31 日で、国見町国東市となったのが 2006 年 3 月 31 日とのことで、ちょうど一年の差がありました。これを素直に受け取ると、トンネルナンバリングの標識が設置されたのは、2005 年ころの出来事ということになるのでしょうか……?

国道沿いの「立入禁止」

風光明媚な海岸沿いを走っていた「恋叶ロード」こと国道 213 号ですが、真玉町の中心部に入ってからは海沿いを離れて田園地帯の中を走ります。右側には「立入禁止」と書かれたフェンスが見えますが……

なんか妙に「立入禁止」が多いですね。工場があるようにも見えないですし、空港があるわけでも無さそうですが……

正解はこちら、なんと「メガソーラー発電所」だったのでした。このあたりは田畑の広がる田園地帯ですが、住居も立ち並ぶ国道沿いに「メガソーラー発電所」というのは意外な感じを受けます。

メガソーラーについて思うところはいろいろとありますが、ここで長々と語るべき内容でも無さそうなので、また時を改めて。

豊後高田市の中心部へ

国道 213 号を西南西に向かっていたのですが、右折すると「高田港」に行けるとの案内が。豊後高田にも港があったのか……と思ったのですが、河口の端に長い防砂堤を築いて船が出入りできるようにしたみたいですね。貨物港かと思ったのですが、漁港なのかもしれません。

豊後高田市の中心部を流れる「桂川」を渡ります。地形図を見てみると、川の北側には堀跡らしきものが見えるので、川の北側に城があり、川の南北が城下町だったのでしょうか。城に近い川の北側に武家屋敷が集中していたとか、そんな想像もできそうです。

19 分遅れ

赤信号に引っかかってしまったので、改めて推定所要時間を確認することにしました。以前にも記した通り、ナビの推奨を突っぱねて国東半島の北側を大回りするという暴挙に出てしまったので、到着時間がどの程度遅れるのか……というのが喫緊の課題です。

門司港フェリーターミナルまで、あと 92 km ほどで、想定所要時間は 100 分ほどとのこと。高速道路を経由するので、平均 60 km/h 程度出せる計算になっているようです。

目標としていた 19 時着からは 19 分ほどの遅れが見込まれますが、この程度であれば許容範囲です。国東半島を大回りして本当に間に合うのか、かなり悩んだわけですが、どうやら賭けに勝てそうな気がしてきました。

この先の十字路を左折すると「昭和の町」とのこと。昭和のレトロな雰囲気を今に伝える一角なんでしょうが、もちろん寄り道する余裕はありません(汗)。

ちなみに大分交通「宇佐参宮線」の豊後高田駅(1965 年に全線廃止)も、「昭和の町」の中心部にあったみたいです。

(・Д・)

国道 213 号は南西に向きを変えて、宇佐方面に浮かいます。前方にどこかで見かけた組み合わせが見えてきました。「ホームセンターセブン」と「太陽石油」のコンビネーションです。

太陽石油」は愛媛に製油所があるので、愛媛県内はコストメリットもあってか良く見かけたのですが、海を挟んだ大分県にも積極的に展開しているんですね。間に豊予海峡があるのでコストメリットは損なわれているような気もしますが……。

ところで、この「SOLATO」のロゴですが、よく見ると (・Д・) っぽいですよね。

石像も熱烈歓迎?

先に進むこと数分、今度は……なんじゃこりゃああ!®

道路の左右で石像がお出迎えというのは旧・国東町でも見かけましたが、旧・国東町から豊後高田市の間は石像の監視下にあるということなんでしょうか(汗)。


国東半島というところは、言わずもがなの巨大な半島なんですが、国道 10 号や JR 日豊本線などの、東九州の主要交通路からも事実上「外された」位置にあります。そのため、独自の文化が育まれやすかった……というところもあるのかもしれません。この石像と直接関係があるかと言われるとびみょうなところですが。

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