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春の道北・船と車と鉄道で 2016 (250) 「由緒正しい『弁慶橋』」

音威子府村咲来さっくるで国道 40 号に入りました。コカ・コーラのロゴと「ドライブイン」の文字が見える建物はもしかしたら閉業済みかもしれませんが、手前に見える黄色い建物(Google マップによると「お食事処咲来」とのこと)は絶賛営業中のようです。

そして少し南側には「うたのぼり健康回復村」の看板が。枝幸の海沿いでも見かけた記憶がありますが、歌登に向かう交叉点の手前にでっかい看板を出しているんですね。「うたのぼり」の文字が山のマークに溶け込んでちょっと見づらいですが、「健康回復村」の文字がめちゃくちゃ目立っているので問題なしですね。

元々、このあたりの国道 40 号は JR 宗谷本線の西側を通っていたみたいですが、東側に新たに道路を建設して旧道は国道では無くなった……ということのようです。おかげでめちゃくちゃ直線的な道路になっています。

旭川まで 124 km ということは 2 時間ちょいかかるということですね。この時点で 14 時を過ぎていたので旭川到着は 16 時半ころになりそうですが、まぁ……なんとかなりますよね。苫小牧に 19 時半ころに到着できれば問題ないので。

消えた「咲来橋」(の橋名表示板)

「咲来橋」で道道 220 号「歌登咲来停車場線」沿いを流れていた「パンケサックル川」を渡ります。

橋名表示板が傾いているのはお約束ですね。

念のため Google ストリートビューを確かめてみたところ……

あっ(汗)。2018 年 6 月時点では倒壊していた……ということでしょうか。

由緒正しい?「弁慶橋」

「咲来橋」に続いて「弁慶橋」が見えてきました。「弁慶」とは言っても義経伝説とはおそらく無関係で、「ペンケサックル川」の橋なので「弁慶橋」なんでしょうね。

ちなみにこの「弁慶橋」というネーミングは由緒正しい?もので、旧国道 40 号線にも「ペンケ咲来川」に「弁慶橋」が現存しています。

歓迎・天塩川温泉

「弁慶橋」から更に南下すると、今度は左側に看板が見えてきましたが……

あ、ここが「天塩川温泉」の入口なんですね。「歓迎」の文字とともに「音威子府村住民保養センター」の文字が見えます(「ー」の文字は心の眼で見てください)。

正面に山が見えてきましたが、この山は標高 480.4 m の無名峰みたいですね。天塩川の西側に聳える山で、音威子府村美深町の間の谷間をやや狭隘にしている山、です。

そして「矢羽根」の支柱には国道 40 号と国道 275 号の「おにぎり」が。ちゃんと重複区間であることがわかるようになっています。

スベル注意

前方に左カーブが見えてきました。R300 程度の緩やかなカーブですが、見通しが良くないので追い越し禁止です。

お、今度はカタカナの「スベル注意」ですね。いくら緩いカーブだとは言え、路面凍結時は要注意です。スリップした車が対向車線に逸脱するのを避けるための中央分離帯があると良いのですが……。

清水駅 → 2 km

そこそこ長い左カーブの途中には交叉点があります。カーブを横切る形で道路が通っていますが、この道路が国道 40 号の旧道だったみたいです。

そして「豊清水駅 2 km」の案内が(そう言えば最近はこのデザインの案内を見かけない気が)。国道は掘割で丘を直線的に突っ切るルートに改良されましたが、鉄道(宗谷本線)は急勾配を回避するために西側に大回りするルートのままなので、結果的に豊清水駅は国道から離れてしまったことになります。

かつては国道が豊清水の駅前を通っていた時代もあったのですが、その頃は今よりもずっと賑やかだったのでしょうね。

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