Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

伊達市

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (70) 「めちゃくちゃ格好いい無名峰」

かつて大滝村役場のあった「伊達市大滝区本町」にやってきました。国鉄胆振線の「新大滝駅」があったところです。 かつて駅があった場所……よりは 4~500 m ほど手前に「道南バス大滝待合所」があります。上空からレイアウトを見た感じでは、バスがここで U …

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (69) 「謎の『キートスマヤ』」

久保内ダムの西側で壮瞥町を抜けて旧・大滝村(伊達市)に入ります。国道 453 号は旧・大滝村に入ってすぐのところで長流川を渡ります。 もっとも長流川の東側に復帰したのは僅か 200 m ほどで、すぐさま西岸に戻ることになります。 この橋の名前は「温泉橋…

アイヌ語地名の傾向と対策 (751) 「カバユサンナイ川・壮珠内川・コノエオサレベツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 カバユサンナイ川 kama-{e-san}-nay?平岩・{岬}・川 (? = 典拠あるが疑問点あり…

アイヌ語地名の傾向と対策 (750) 「優園川・徳舜瞥川・北湯沢」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 優園川(ゆうえん──) yu-enkor-kus-pet温泉・鼻(岬)・通行する・川 (典拠あり…

アイヌ語地名の傾向と対策 (505) 「シャミチセ川・幌美内・稀府・黄金」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) シャミチセ川 sam-chise和人・家 (典拠あり、類型あり) 「だて歴史の杜」の東側を流れる川の名前です。「東西蝦夷山川地理取調図」…

アイヌ語地名の傾向と対策 (504) 「紋別川・志門気川・気門別川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 紋別川(もんべつ──) mo-pet穏やかな・川 (典拠あり、類型あり) 伊達紋別駅のすぐ東側を流れる川の名前です。ということで今回も「…

アイヌ語地名の傾向と対策 (503) 「若生・長流川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 若生(わっかおい) wakka-o-i水・ある・ところ (典拠あり、類型あり) エントモ岬の北東のあたりの地名です。正確には伊達市若生町…

アイヌ語地名の傾向と対策 (502) 「アルトリ岬・エントモ岬」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) アルトリ岬 ar-utur向こう側の・間 (典拠あり、類型あり) 有珠駅から見て南西の方角にある岬の名前です。「東蝦夷日誌」には次のよ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (501) 「有珠」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 有珠(うす) us-oro?湾・その中upsor?懐 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 言わずと知れた日本を代表する活火山の名前にして…

秋の道南・奥尻の旅 (198) 「室蘭市へ」

道道 981 号「上長和萩原線」の「北の湘南橋」を渡って、続くトンネルを抜けたところで「志門気川」という小さな川を渡ります。室蘭に向かうにはこの先の交叉点を右折ですね。 道道 519 号「滝之町伊達線」を南下します。今度は「気門別川」を渡ります。 「…

秋の道南・奥尻の旅 (197) 「北の湘南」

三松正夫記念館を後にして、車に戻ります。その前にちょいと土産物を購入したりして……。ええ、「洞爺湖」と書かれた木刀を購入しました。 駐車場をテクテクと歩いて、ようやく車のところまで戻ってきました。 気がつけばもう 15:30 です。あとはフェリーに乗…

アイヌ語地名の傾向と対策 (30) 「美笛峠・多峰古峰山」

さぁ、今年も懲りずに行ってみましょう! 美笛峠(びふえとうげ) pi-puy??石・岬 (?? = 典拠あるが疑問点あり、類型未確認) 永田方正氏の「北海道蝦夷語地名解」には「Pi pui ピ プイ」とあり、これが「びふえ」の語源だったと考えられます。ただ、永田氏…

アイヌ語地名の傾向と対策 (29) 「無意根山・喜茂別・徳舜瞥山」

今日も伝統と信用のマンネリズム全開でお届けします。 無意根山(むいねやま) muy-ne-sir簑・のような・山 (典拠あり、類型あり) 定山渓と羊蹄山のちょうど中間あたりにある山です。名前の由来ですが、明治時代に来道した Jose Domingo という植物学者が…