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春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (22) 「沼ノ沢駅前」

国道 452 号を北西に向かい、沼ノ沢にやってきました。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 4 月~ 5 月時点のものです。新型コロナウイルス感染症パンデミックにより、各種サービスの実施状況や営業時間などが現在と異なる可能性があります。

信号機には「沼ノ沢駅前」というプレートが取り付けられていましたが……

昨年 9 月のストリートビューを見てみると、既に「沼ノ沢駅前」のプレートが無いばかりか、一部の建物や看板も見当たらなくなっています。諸行無常ですね……。

ちなみに、いつの間にか夕張線(石勝線夕張支線)が国道の右側に移っていますが、どうやらちょいと手前で線路の上をオーバークロスしていたみたいですね(走行中は気が付かず)。

こちらの建物は昨年 9 月のストリートビューでもシャッターが下りたままなのですが、窓が外から封印されているように見えるのが特徴的でしょうか。外壁との色合いも合っているので、これは元からですよね?

沼ノ沢から南清水沢へ

沼ノ沢の市街地は台地の上にあるので、市街地を抜けた先は下り坂になっています。石勝線夕張支線(右側)は、沼ノ沢駅周辺では国道より一段低いところを通っていましたが、国道と比べると高低差が穏やかなので(鉄道の特性ですね)、ペンケマヤ川のあたりでは上下が逆転しています(国道のほうが低い)。

南清水沢の手前で夕張川を渡ります。このあたりの地形もちょっとした台地状なので、川との高低差は 20 m 以上あります。

ちょいと国道を離れて道道 1008 号「夕張長沼線」を北上します。「夕張南清水沢郵便局」の看板はオレンジ色なので、「郵便局株式会社」時代のもの……でしたよね(参考)。

清水沢はかなり人口密度が高かったようで、夕張川の東側にも集落(清陵町)が形成されていました。道路に沿って線的に広がる集落も少なくないですが、清水沢は面的な広がりのある集落と言えそうですね。

夕張の真ん中で

清水沢エリアを三つに分けるとすると「南清水沢」「清陵町」そして「清水沢」でしょうか。「南清水沢」と「清水沢」の間には「志幌加別川」が流れているので、三つのエリアはいずれも川によって隔てられている……とも言えそうです。

志幌加別川を渡った先の(狭義の)清水沢エリア南部には「ろうきん」や衣料店が見えますが、2022 年 11 月現在「ろうきん」は「夕張市複合施設 りすた」に ATM コーナーとして移転していて(営業形態縮小?)、「暮しの衣料 すがわら」は 2019 年に閉店したとのこと。

右側の建物(少ししか見えていませんが)は「夕張市消防本部」とのこと。清水沢は「新夕張」「夕張」「大夕張」の真ん中に位置することもあり、今後は「市で唯一」の施設が清水沢に集約されることになるのでしょうか。市で唯一の小学校「ゆうばり小学校」も「清水沢小学校」のあった場所に設置されていますし……。

なお、この写真のあたりで「北炭清水沢炭鉱専用線」が道路を横断していた筈ですが、廃止されてから随分と年月が経過したからか、その痕跡は認識できませんでした。

清水沢からシューパロダムへ

国道 452 号は清水沢で東に向きを変えてシューパロダム方面に向かいます。「清水沢 3 丁目」交叉点を右折して国道 452 号に再合流です。

夕張市内には ENEOS のガソリンスタンドが目立ちますね。ENEOS 自体が合併を繰り返しているので、元々は別々の系列だったのかもしれませんが……。

飛び出し!注意

芦別までの距離が 88 km に縮まりましたが、まだまだ先は長いですね。

そしてすぐ先には「動物とびだし 注意」の看板が。赤い吹き出しインパクトがありますが、なんか「突然のなんとか」みたいでどことなくユーモラスな感じも……。

前方右手に雪で真っ白の山が見えてきました。夕張岳あたりでしょうか……?

そしてまたしても「飛び出し!注意」の看板が。一般的な警告標識とは色使いが逆ですが、黄色い部分がライトに反射して光るのであれば、夜道ではインパクトがありそうですね。

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