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春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (25) 「何故に『代々木』……?」

新旧「白銀橋」を一望できる駐車場を後にして、再び国道 452 号を北に向かいます。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 4 月~ 5 月時点のものです。新型コロナウイルス感染症パンデミックにより、各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

「車両転回所」の文字が見えますが、ここを右折すると「白銀橋」です。何の案内も出ていませんが、「白銀橋」自体が 2 車線未満の狭隘な橋ですし、橋を渡ったところで林道しかなさそうな感じなので、これで良いのかもしれません(ストリートビューによると、2018 年 5 月時点で「→夕張岳」という案内が追加されているようです)。

「白銀橋」を渡ると「ペンケモユウパロ川」沿いを遡ることになるのですが、途中にこんな場所がありました。北東側は遊水地のようにも見えますが、南西側は何なんでしょう(畑かとも思ったのですが、違うようです)。太陽光発電の用地とかですかね……?

鹿島眺望公園

「緑橋」が見えてきました。この写真ではわかりませんが、右側は「鹿島眺望公園」という公園になっていて(駐車場もあります)、学校の閉校記念碑などがいくつも並んでいるようです。

「緑橋」を渡ります。怖いくらいに爽快な「どストレート」な橋ですね。

何故に「代々木」……?

「夕張シューパロダム」建設に伴う付け替え区間が続きます。このあたりから北がかつての「千年町」でしょうか(市街地は夕張川沿いなので、厳密には「北東」ですが)。

そして「代々木橋」という名前の橋を渡ります。なぜ代々木……? まさか政党関係だったりして……(多分違うだろうけど 100% 無いとは断言できない)。

「全国 Q 地図」の「2018 年度 全国橋梁マップ」によると、国道 452 号(夕張シューパロダム建設に伴う付け替え区間)の橋は南から「明石橋」「千年橋」「常盤橋」「錦橋」「泉橋」「宝橋」「富士見橋」「岳富橋」「緑橋」「白金橋」「栄橋」「鹿島弥生橋」「代々木橋」とのこと。

橋名の由来となったと思しき住所は「鹿島明石町」「鹿島千年町」「鹿島常盤町」「鹿島錦町」「鹿島宝町」「鹿島富士見町」「鹿島緑町」「鹿島白金」「鹿島栄町」「鹿島弥生町」「鹿島代々木町」が確認できるので、「泉橋」と「岳富橋」が出典不明ということになりますね。

貯木場!

(おそらく)久しぶりの青看板です。芦別まであと 65 km ということで、着実に近づいていますね。

「大夕張炭山駅」のあったあたりを過ぎたところで、左側に貯木場が見えてきました。かつては「大夕張炭山駅」の隣にも貯木場があり、「主夕張森林鉄道」が接続していたとのこと。

国道の旧道の東側に見えるのが森林鉄道の跡でしょうか……?

貯木場の少し先には片持式のゲートが設けられていました。異常気象時は夕張市三笠市の間が通行止めになるということですね。

鹿島春日町……

夕張シューパロダムの建設に伴う付け替え区間は終了しましたが、ここも比較的近年に改良(曲線緩和・距離短縮)された区間のようです。オープンカット区間の先には「北栄橋」が見えますが、この「北栄橋」は「鹿島北栄町」に由来するネーミングっぽいので、あと残るは「鹿島春日町」だけでしょうか。

「北栄橋」を一気に北に向かって駆け抜けます。改めて言うまでも無いですが、めちゃくちゃ快適な道ですね……。

雪解け水!

……と思ったら、いきなり穴ぼこだらけに。路面に印もついているので、地下に何かが埋まってそうな雰囲気もありますが……(交通量調査?)。

それはそうと、夕張川がこの位置を流れているのが実にいいですよね! 雪が解けて大量に増水した川が道路のすぐ近く(高低差含め)を流れているのが大好物なもので……。

三夕トンネル

国道 452 号は夕張川沿いを離脱して、北隣の三笠市に向かいます。

これまで無かったような R の小さなカーブ(急カーブと言うほどでは無いけれど)を一つ一つ抜けてゆくと、前方にトンネルが見えてきました。トンネルの向こうは三笠市ですね!

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