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釧網本線ほぼ各駅停車 (5) 「桂台」

網走を 10:24 に出発する快速「しれとこ」に乗車しました。シートはまるで特急のようですが、これってきっと特急用のシートの廃品を流用してますよね?

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 4 月~ 5 月時点のものです。新型コロナウイルス感染症パンデミックにより、各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

どこかで見覚えのあるリクライニングシートのレバーの上には灰皿が。ただ、良く見るとネジで封印してあるように見えます。

シートの背もたれ下部は……かなり塗装がやられてますね。スーツケースがぶつかって塗装が削られたのでしょうか……?

回転しないリクライニングシート

このシートは「回転クロスシート」に分類されるものだと思うのですが、窓の上には「この車両の座席は回転しません」の文字が。そう言われてみれば、足元にペダルは無かったかな……?(手持ちの写真では確認できず)

この写真を見た感じでは、全てのシートが前(釧路方向)を向いている……ように見えますが、実は前方の 5 列は後ろ向き(網走方向)に固定されています。俗に「集団見合型」と呼ばれるタイプのレイアウトですが……

なんと Wikipedia にバッチリ写真が掲載されていました。

Wikimedia Commons より借用。この作品の著作権者である「橄欖岩」氏は、この作品を以下のライセンスで提供しています。: クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 3.0 非移植ライセンス)

しかもこの写真は網走駅で撮影されたものだとのこと。まぁこの手の写真は始発駅で撮影するのがセオリーですが、結構な偶然のような気も。

ハイクオリティな車内には

ということで、特急用のシート(キハ 183 で使用していた簡易リクライニングシートだそうです)が並ぶ、快速とは思えないクオリティの車内ですが、なんと天井には扇風機が。しかも「JNR」(国鉄)のマーク入りのものです。

窓は二重窓ですが、内側の窓は全て跳ね上げられています。流石にもう 5 月ですからね……

外側の窓は自由に開閉が可能っぽいですが、窓を開けるのはちょっと寒そうな……。流石にまだ 5 月ですからね……(ぉぃ

窓の横には帽子掛け(ですよね?)があり、更にその横にはサーモスタットが。サーモスタット、ついてたんですね……。

出発!

快速「しれとこ」は定刻通りに網走を出発しました。キハ 54 の単行ですが、乗車率は悪くない感じですね。

高台を横切る道路が見えますが、あれは道道 683 号「大観山公園線」みたいですね。天都山を縦走する道道……と言えば「ああ、アレか」とご理解いただける……かも。

桂台駅(B79)

快速「しれとこ」は、最初の停車駅である「桂台」に到着しました。1 面 1 線の棒線駅で、ホームは進行方向の左側にあります。いつものことですが、深く考えずになんとなく着席してしまうので、こういった残念な事象がこれから頻発すると予想されます……(汗)。

この「桂台駅」は 1967 年に仮乗降場として開設されたもの……なので、「北海道駅名の起源」には言及がありません。Wikipedia によると駅名の由来は「桂町」と「台町」を合成したもの……とありますが、確かに駅の西側は「桂町」で、東側が「台町」ですね。

Wikimedia Commons より借用。この作品の著作権者である「Mister0124」氏は、この作品を以下のライセンスで提供しています。: クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 4.0 国際ライセンス)

なんとなーく進行方向の右側に着席してしまったものの、良く考えるとオホーツク海は左側だったような……。のっけから大ミスをやらかしてしまった感がプンプンしますが、果たして挽回のチャンスはあるのか……

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