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ジェイ・アール北海道バス 日勝線の旅 (27) 「ネズミっぽい? エンルム岬」

様似行きのバスは、やや遠回りして「アポイ山荘」バス停に到着しました。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

バス停はつばめマークの丸板が置かれた、標準的な構造のものです。

ちょっと面白いのがこの時刻表で、下り(えりも・岬・広尾方面)と上り(様似方面)のバスの時間帯がとても近いのですね。何か意図があって合わせているのか……とも思ったのですが、よく見ると 11:42 の様似行きと 11:43 の岬小学校行きが近接しているだけでした。単なる偶然っぽいですね。

ん、途中でスマホ片手に歩いていたナップサックの男性を見かけましたが、岬小学校行きは 11:43 の筈なのに、バスが意外と早く来たので驚いていたのかもしれません(様似行きが 1 分早発なので)。もっとも、そうだとしても割とギリギリのような感もありますが……(汗)。

「アポイ山荘」は様似町が所有?

この「アポイ山荘」、Google マップでは「ホテルアポイ山荘」と表示されています。わざわざジェイ・アール北海道バスが立ち寄るというのは、ちょっと不思議な感じもあるのですが……

あー、なるほど。https://www.apoi-sanso.co.jp/ を見ただけでは分からなかったのですが、様似町の Web サイトを見ると「アポイ山荘」の指定管理者を公募していたようなので、「アポイ山荘」は様似町の施設、ということなんでしょうね。

様似行きのバスは定刻通りに「アポイ山荘」を出発しました。道路脇にはこんなオブジェ?も。残念ながらブレブレになってしまいましたが……。

重複区間終了

バスは来た道とは別の道をそのまま南に向かいます。どう見てもこの道のほうが距離が短いのですが、急な下り坂なので「下り専用」にした……と言ったところかもしれません。

往路で通った、アポイ山麓ファミリーパークキャンプ場の傍の道に戻ってきました。

ここからは、往路で通った道を逆方向に進んで国道 336 号に戻ることになります。そう言えば、鉄道の場合はこの手の重複区間があった場合、運賃を計算する際のキロ程には含めないルールがあったような気がするのですが、バスの場合はどうなんでしょう?

またのお越しを!

真正面に海が見えてきました。

国道 336 号の道路脇には「アポイ岳ジオパークビジターセンター」と「アポイ山荘」の看板が立っているのですが……

ちょいと厚みのある「広告塔」の横側には「またのお越しを!」の文字が。空きスペースの有効活用と言えばそれまでですが、嫌な感じはしないですよね。

ネズミっぽい? エンルム岬

様似行きのバスは海沿いの国道 336 号に戻りました。左前方に岬が見えていますが……

どうやらあれが「エンルム岬」のようですね。en-rum は「突き出ている・頭」で「岬」を意味する地名ですが、しばしば「ねずみ」を意味する erum と混同されます。

ただ、この角度からだと、(その名の通り)巨大なおっさんが仰向けに寝ているようにも見えますが、ネズミが海に向かって猛ダッシュしているようにも見えますよね……。

待合室の謎

「平宇」バス停に到着しました。毎度おなじみのつばめマークのバス停です。

ただこの「平宇」バス停には、立派な待合室っぽい建物があるんですよね。

ストリートビューで見るとこんな風になっているのですが、番屋のような建物に待合室部分を増築?したようにも見えます。建設主体や権利関係など、色々と謎ですね……。

【おことわり】本記事内の写真は以下の目的のために Adobe Firefly の生成 AI による生成塗りつぶしを使用しているものがあります:ダストノイズ除去

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