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日高本線代行バスで各駅停車 (26) 「豊郷」

鵡川行きの列車代行バス清畠駅を出発して国道 235 号に戻ります。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

厚賀と比べるとかなりコンパクトな清畠の集落を抜けると「慶能舞川」なのですが……ええええっ!

なんと、橋梁が途中から消え失せてしまっています。そして河床と橋梁の間のクリアランスが異常に小さいのですが、これは河床が隆起したのか、それとも橋脚が沈降したのか……。いずれにせよ良くない状況なのは間違いなさそうですね。

沈降した橋梁に増水した川の流れが直撃して橋梁流失か……という最悪のシナリオも想像されたのですが、どうやら橋梁は取り外して保管されているようでした。数字が逆さまになっているのは謎ですが……。

橋梁につながる線路も取り外されていましたが、ここで一旦復活するようです。

とは言え、枕木の露出度が高いところも目につきます。このあたりの線路は砂の上に敷かれているようにも思えるのですが、そもそも砂の上に線路を敷くというのはアリなんでしょうか……?(バラストをしっかり固めておけば良いのかもしれませんが)

海岸が……水没してる!

列車代行バスは国道 235 号を西北西に向かいます。

踏切の向こうに建物が見えますが、建設業の会社のオフィスと資材置き場でしょうか。

このあたりの航空写真を見ると、恐ろしいことに既に線路が砂浜に飲み込まれた場所があります。

この写真は少し手前(東側)のものだと思いますが、土嚢を置いて土砂を注ぎ込み、なりふり構わず陸地を守ろうとしているようにも見えます。

線路はここから復活するようです。Google マップの航空写真で見ると、この一角だけが特に浸食が激しいようにも見えます。となると土砂の供給量だけに原因を見出すのも無理があるような気もするので、やはり(地震絡みで?)海底の沈降があった……ということでしょうか?

線路と海の間に防砂林が植林されているように見えます。チラっと見た限りの印象ですが、これ、かなり効果がありそうな気が……。

豊郷駅

列車代行バスは国道 235 号を西に向かいます。渋滞……とまでは言わないものの、少し先の交叉点に信号機があるからか、ちょいと混んできましたね。

線路脇の林はスカスカな感じもありますが、海に面した側の防砂林はそこそこの密度で自生しているようにも見えます。繰り返しになりますが、防砂林の効果は結構なものがありそうなので、じゃんじゃん増やしてほしいものですね。

列車代行バスは速度を落として左側のバス停につけるようです。

日高本線の「豊郷駅」も見えます。駅舎はお隣の「清畠駅」と同じデザインらしく、1970 年代っぽい感じですね。

「豊郷」バス停に到着しました。バスの停車時に本線を塞がない構造で、本来は道南バスのバス停みたいです。札幌行き「高速ペガサス号」も停車するのですね。

日高線列車代行バスの「豊郷駅」は、道南バスのバス停を間借りする形です。

【おことわり】本記事内の写真は以下の目的のために Adobe Firefly の生成 AI による生成塗りつぶしを使用しているものがあります:ダストノイズ除去

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