「三航北国日誌」第 97 回です。密漁はやめましょう。ダメ、ゼッタイ(←
たとえ車高が高くても無理だった(←
積丹岬……には歩いて行くしか無さそうだったので、積丹岬の手前の駐車場までは行ったものの、徒歩での行動は諦め、先に進むことにしました。
駐車場はちょっとした高台にあるのですが、これから左側にちょこっと見えるトンネルに向かって降りていきます。
自然の良港
駐車場から坂道を降りたところに、入舸(いりか)町(積丹町)の集落があります。
地形図(ウォッちず)で見る限りでは、郵便局、交番、学校、お寺、神社などもあるようです(ただし学校は休校中かも)。「半島の突端になんでこんな集落が?」と思えてしまうのですが、地形をよーく見てみると、南北を山に囲まれた自然の良港なんですね。沖合に船を出すための拠点としては良い立地なのかも知れません。
先人の智恵?
入舸からちょちょいと南に進むと、野塚町(積丹町)です。ここで国道 229 号と再合流します。
このまままっすぐ進んで、次は「神威岬」を目指します。
それにしても、このあたりの地形図を見てみると、学校だけは必ず高台にあるんですよね。これは全国的な傾向だと思うのですが、「万が一」のことを考えたデザインになっているのは素晴らしいことだと思います。
これは「西河トンネル」ですが、右側の旧道を放棄して、より山側にトンネルを掘り直していますね。旧道もまだ十分使えそうに見えますが、何らかの問題があったということでしょうか。
「豊浜トンネル」の大惨事の例を見ても明らかなのですが、寒冷地において土壌に含まれる水分が凍結と溶解を繰り返すことは、落石や地滑りのリスクを高め、道路の維持費を増大させる要因になるのだそうです。
ダメ、ゼッタイ
神威岬に向かう途中で、こんな看板も見かけました。
密漁はやめましょう。あと密輸と密航も。不審船を見かけたら勇気リンリン 118 番です。
神様は僻地がお好き
神威岬へは、ドライブウェイ(のようなもの)が伸びているのですが、岬の突端までは、やはり 1 km ほど歩かないといけません。
神威岬には、ドライブウェイの終点から歩く以外にも、余別町(積丹町)の集落から海沿いを歩く道もあるみたいです(Yahoo! 地図では歩道の存在が確認できないので、ご興味のある方は「ウォッちず」でご確認ください)。この歩道は、途中に「念仏トンネル」というトンネルもあるそうなのですが、……いやはや、何やら凄そうです。ググると「念仏トンネル」と思しき写真も出てくるのですが、これは、もはや道とは言えない次元のものですね……。これも海食洞をうまく活用したもの、かも知れません。
さて、その神威岬へは、今は途中までドライブウェイが伸びています。ドライブウェイの終点は、このように広~い駐車場になっています。
レストハウス(かな?)もありますね。
眼前には、美瑛のあたりを思わせるような緩やかな丘陵地が広がるのですが、稜線の向う側は崖の筈です(ひぇぇぇ)。
一寸先は闇、人間到る処青山あり、禍福は糾える縄の如しといった感じです(意味不明)。
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