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秋の道南・奥尻の旅 (115) 「せたな町大成区」

熊石町……あ、間違えた(素で間違えました)。八雲町熊石の最西端に位置する「ポンモシリ岬」にやってきました。

ポンモシリ岬で R120 くらいのカーブを右に曲がると……

集落が見えてきました。そして、

ここから「せたな町」に入ります。せたな町大成、かつての大成町ですね。

大成町・北檜山町・瀬棚町が合併してできた「せたな町」では、かつての町名がそのまま区の名前として使われています。ということで、このあたりは「せたな町大成区」ということになりますね。

賞味期限は 1 時間です!

さて、前方にバスが見えてきました。

こちらのバス、緑ナンバーなのですが、行き先表示のところには「熊石・大成学校」と書かれています。スクールバスのようなのですが、「熊石」と「大成」の両方の自治体の名前が記されているのが不思議な感じがしますね。

そもそも、熊石と大成はお隣同士みたいなものなので、熊石はなんで山の向こうの八雲町と合併するという選択をしたんだろう……と思うこともあります。熊石から(役場のある)北檜山までは結構な距離がありますが、熊石から八雲も結構距離がありますし。ついでに言えば熊石が八雲とくっついてしまったおかげで、檜山振興局(かつての「檜山支庁」)のエリアが南北に分断されてしまったのでした。

ちなみにこのバス、よーく見ると……

「岩シュー」の文字が。瀬棚の「甲田菓子店」で絶賛発売中のスイーツのことですよね。この「岩シュー」、なんと賞味期間が「1 時間」なのだとか。現地に行かないと食せない、幻の商品のようです。

観光協会の人の悲鳴が聞こえる

国道 229 号を更に北上します。前方左側にちょいと変わった形の岩が見えてきました。ふーん……と思いながら、そのまま直進します(!)。

前方にまるで屏風のような岩が見えてきました。国道はトンネルで岩山を一気に突っ切ります。

「長磯トンネル」を抜けると、400 m ほどで次の「横澗トンネル」です。

幅の狭い卵型断面と、特徴的なトンネルポータルが印象的ですね。味のある書体も見ものです。

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