Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

久遠郡せたな町

秋の道南・奥尻の旅 (128) 「命 大切」

せたな町大成区の最南端・長磯にやってきました。このあたりが旧・熊石町ではなく旧・大成町なのは歴史的経緯があるのでしょうけど、ちょっと不思議な感じもします。 現に、熊石との町境の前後にも建物が並んでいます。集落の中の町境ですが、これ、実は「檜…

秋の道南・奥尻の旅 (127) 「親子熊岩」

「たぬき岩」や「マンモス岩」などの奇岩巨岩を眺めつつ、国道 229 号「追分ソーランライン」を南に向かいます。前方には「親子熊トンネル」(103.0 m)が見えてきました。 トンネルを抜けてから 300 m ほど先の右手(海側)に駐車場がありましたので、そこ…

秋の道南・奥尻の旅 (126) 「たぬきもいればマンモスも」

昨日の記事の続きです。「止まって下さい!」とお願いされたのも束の間、次の瞬間には…… 機嫌よく送り出して下さいました。ありがとうございます! 隷書体が気になる「横澗トンネル」 国道 229 号を南下して、ツラツラ岬をショートカットする「横澗トンネル…

秋の道南・奥尻の旅 (125) 「日本海給油地点」

太櫓川の支流の「二俣川」沿いを南に向かいます。やがて二俣川の更に支流にあたる「久遠沢」沿いを駆け上がり…… 「太櫓越峠」をショートカットする桧山トンネルに入ります。この桧山トンネル、実は全長が 1010.0 m もあるのです。そう言えば何故「桧山トンネ…

秋の道南・奥尻の旅 (124) 「今度は栄に」

せたな町北檜山区愛知の国道 229 号を南に向かいます。 川筋で言えば、後志利別川の流域から太櫓川の流域に向かっていることになります。ということで早速分水嶺のトンネルが見えてきました。全長 115.0 m の「若松トンネル」です。 トンネルを抜けた先も北…

秋の道南・奥尻の旅 (123) 「なぜか愛知」

道道 740 号「北檜山大成線」の終点が……いや、こっちが起点でしょうか。前方の T 字路の先が国道 229 号です。このあたりに国鉄瀬棚線の踏切があった筈ですが、さすがに痕跡は見当たらないようですね(「止まれ」のすぐ手前が線路跡の筈です)。 久しぶりの…

秋の道南・奥尻の旅 (122) 「威風堂々、鷹ノ巣岬」

道道 740 号「北檜山大成線」で北檜山に向かいます。鵜泊から良瑠石(らるいし)に向かう途中で…… またしても短いトンネルを通ります。トンネルの名前は「鵜泊隧道」と言うのですが、 このトンネル、大型車のすれ違いはちょっと難しそうなサイズですね。 威…

秋の道南・奥尻の旅 (121) 「奇岩が楽しい水垂岬」

道道 740 号「北檜山大成線」の未改良区間に突入しました。間もなく「水垂岬」です。右側に灯台もあったらしいのですが、残念ながら写真では確認できず……。 水垂岬で進行方向を右に変えて、鵜泊に向かいます。おおお、これはなかなかの景色ではありませんか…

秋の道南・奥尻の旅 (120) 「眺めの良い防風柵」

太田トンネルと同じく 2013 年に開通した「日昼部トンネル」の出口が見えてきました。この先は 30 年前から開通済みの区間です。 30 年前から開通済みの区間ですが、防波堤もしっかりと新調されていて、その上には防風柵(と見ましたが、違ってたらすいませ…

秋の道南・奥尻の旅 (119) 「太田トンネル」

道道 740 号「北檜山大成線」の難所の一つだった「帆越岬」を完全にショートカットする「帆越山トンネル」の、出口が見えてきました。 トンネルを抜けた先は、あの「太田山」の麓です。高波対策の防波堤が若干の圧迫感がありますが、本格的に海が荒れたらこ…

秋の道南・奥尻の旅 (118) 「絶賛改良工事中!」

海沿いを通る道道 740 号「北檜山大成線」でせたな町北檜山に向かいます。実はこの道道 740 号、制定されてから 40 年以上も未開通区間の残る幻の道道でした。この「幻の道道」が、二つの長大トンネルの開通と同時に全線開通したのが 2013 年のことです。 上…

秋の道南・奥尻の旅 (117) 「久遠の街は台地の上」

国道 229 号から離れて、道道 740 号で久遠に向かいます。これは「外横澗岬」のあたりですね。 久遠漁港の近くにやってきました。ポストの近くに建物が建っているのが見えますが、現在は解体されて空き地になっているようです。 しばらく海沿いを走っている…

秋の道南・奥尻の旅 (116) 「ロケ日から今日まで 1387 日」

お久しぶりです。半年と少しの間お休みを頂いておりましたが、ようやく連載再開の運びとなりました。引き続きどうぞよろしくお願いします。 前回までのあらすじ 国道 229 号線「追分ソーランライン」を北上して、ツラツラ岬をショートカットする「横澗トンネ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (447) 「岩澗川・ヨリキ岬・ツラツラ岬・荷菱内川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 岩澗川(いわま──) o-suma-oma-nay?河口に・岩・そこにある・沢o-suma-un-nay?河口に・岩・そこにある・沢 (? = 典拠あるが疑問点あ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (446) 「花歌・臼別川・平田内川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 花歌(はなうた) rerke-ota山向の・砂浜 (典拠あり、類型あり) せたな町大成区久遠の東隣の集落の名前です。「鼻唄」ではありませ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (445) 「日昼岬・上古丹川・久遠」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 日昼岬(にっちゅう──) nisu-so-etu臼・水中のかくれ岩・鼻(岬) (典拠あり、類型あり) せたな町大成区久遠と帆越岬の間には、東…

アイヌ語地名の傾向と対策 (444) 「太田・砥歌川・帆越岬」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 太田(おおた) mo-ota小さな・砂浜 (典拠あり、類型あり) 日本中に少なからず存在すると思われる「秘境神社」の中でも、トップクラ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (443) 「最内沢・嗣内・切梶川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 最内沢(もないさわ) o-mo-nay河口・静かである・沢 (典拠あり、類型あり) せたな町瀬棚の南に「最内川」という川が流れていて、河…

アイヌ語地名の傾向と対策 (442) 「良瑠石・鵜泊・日昼部」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 良瑠石(らるいし) rar-us-i潜る・いつもする・ところ (典拠あり、類型あり) 太櫓から、ずっと未開通区間が残っていた道道 740 号…

アイヌ語地名の傾向と対策 (441) 「ベニカモイ・長渕・生渕」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ベニカモイ pinne-kamuy男・神 (典拠あり、類型あり) 太櫓川下流域の地名です。太櫓川は(多くの川と異なり)下流部で随分と山が入…

アイヌ語地名の傾向と対策 (440) 「雲内・栄石・サキリカンナイ」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 雲内(くもない) ku-oma-nay仕掛弓・そこにある・沢 (典拠あり、類型あり) 北檜山から国道 229 号で南に向かい、若松トンネルを抜…

アイヌ語地名の傾向と対策 (439) 「ネトイ・トンケ・背負越」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ネトイ net-o-i漂木・多くある・ところ (典拠あり、類型あり) せたな町北檜山区の東部に「丹羽」というところがあるのですが、その…

アイヌ語地名の傾向と対策 (435) 「後志利別川・チュウシベツ川・カニカン岳」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 後志利別川(しりべしとしべつ──) tu-us-pet?峰・そこにある・川tus-pet?縄・川 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 今金町の最…

秋の道南・奥尻の旅 (115) 「せたな町大成区」

熊石町……あ、間違えた(素で間違えました)。八雲町熊石の最西端に位置する「ポンモシリ岬」にやってきました。 ポンモシリ岬で R120 くらいのカーブを右に曲がると…… 集落が見えてきました。そして、 ここから「せたな町」に入ります。せたな町大成、かつて…

秋の道南・奥尻の旅 (38) 「停泊、下船、乗船」

ハートランドフェリーの奥尻航路で使われている「アヴローラおくしり」の接岸シーンを、割と詳細にお届けします(似たような記事が前にもあったような)。船尾部の船員さんが、ロープ(のようなもの)を海の中に投げ入れた……ように見えます。手前に見える地…

秋の道南・奥尻の旅 (37) 「アヴローラおくしり、瀬棚に入港」

奥尻からやってきたハートランドフェリーの「アヴローラおくしり」が、瀬棚港に到着しました。 「アヴローラおくしり」は一旦右に向きを変え…… 今度は左に向きを変え始めました。 どうやら、港内で 180 度向きを変えてから横付けするみたいですね。 江差←奥…

秋の道南・奥尻の旅 (36) 「フェリー到着待ち」

せたな町の「瀬棚フェリーターミナル」で、奥尻行きフェリーが来るのを待っています。ターミナルの西側(海側)に回ってみました。 ターミナルの海側にはバス専用の駐車場が並んでいます。一番ターミナル寄りの枠には「瀬棚号」と書いてあります。札幌から長…

秋の道南・奥尻の旅 (35) 「これがせたなの二刀流」

車検証片手に、瀬棚フェリーターミナルにやってきました。 フェリーターミナルにやってきたのは良いのですが、何故か「瀬棚フェリーターミナル」の文字が綺麗に剥がされています。これはちょっと不安になりますよね……(汗)。 これがせたなの二刀流 ターミナ…

秋の道南・奥尻の旅 (34) 「出た!子ども」

瀬棚の市街地を一望できる「立象山展望台」を後にして、再びフェリーターミナルに戻ることにしましょう。「青少年旅行村」の中央管理棟まで坂を下り…… そのまま急坂を下って馬場川沿いの道まで。 出た!子ども 川沿いの道を西に進路を取り、一路フェリーター…

秋の道南・奥尻の旅 (33) 「立象山展望台」

せたな町瀬棚区の「立象山展望台」に来ています。本来は特にこの展望台を見に来る予定は無かったのですが、フェリーターミナルに早く着きすぎてしまいましてね(汗)。 この写真だと現在位置がわかりやすいでしょうか。国道のすぐ近くの場所なんですが、国道…