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秋の道南・奥尻の旅 (214) 「地球岬で地球を感じる」

地球岬の展望台で夕陽を眺めます。……美しいですよね。

そんな美しい夕陽も、わずか 2 分ほどで水平線渡島半島の向こう側に……。

地球だけに

地球岬展望台は、上から見るとなかなか謎な形をしているのですが、中央の円形の部分には、海を模した青白い玉石と、陸を模した茶褐色の石で地図が描かれていました。なるほど、地球だけに……ということですね。

円形の地図と言えば「正距方位図法」ですが、この図はどれだけ正確なんでしょう……? 「むろらん」と書かれた石が太平洋の沖合に浮かんでいます。

「むろらん」から「W」の方角(西ですね)を眺めると、すぐ近くに「北京」があり、その先に……うわ、読めない(汗)。これは「ニューデリー」でしょうか。

更に西には、「ベルリン」「パリ」「ロンドン」そしてこれは……「エルサレム
でしょうか。

西の外れには「モスクワ」もありました。

後で追加してみました

続いてはルック・イーストということで(なんか違う)東のほうを見てみると……。

「ワシントン」が見えますね。その手前に何やら見慣れない名前が……。「ノックスビル」とあるのですが、実はこの街、室蘭市姉妹都市なんだそうです。いかにも「後で追加しました」感が満載なのが微笑ましいですよね。

ワシントンのちょい北寄りには「オタワ」があって、

ぐぐっと南側には「ブラジリア」があります。

そういや、この選択基準は何なんでしょうね。室蘭の姉妹都市で唯一海外に存在する「ノックスビル」はわかるとして、あとはそこそこメジャーな国の首都を並べてみた、と言ったところなんでしょうか。

謎な図法ですが

最後は南のほうですが……

実にシンプルに、キャンベラだけがありました。

この地図?ですが、正距方位図法ではなくて、メルカトル図法の東西を圧縮して正方形の地図にして、それを更に丸く変形したと言った感じでしょうか。かなり謎な図法ですが、まぁ、これはオブジェですし、細かいことを気にしないのが吉なのかもしれませんね。

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