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山陰本線の旅(番外編)#13 「鎌手」

岡見から、夕陽を眺めながら列車に揺られること 6 分ほどで、次の「鎌手」です。ちょうど海沿いから内陸部に入ったあたりで、浜田市を抜けて益田市に入ります。

鎌手駅(かまて──)

益田市に入るとすぐに、国道 9 号線と並走します。斜面を駆け上がって海抜 40 m ほどの小さな峠を抜けると、右に線路が見えてきます。

鎌手駅は、二面二線の対面式ホームという構造で、ホームとホームの間は地下道で結ばれています。

うぃきぺによると、以前は駅舎があったそうですが、国道を拡幅するにあたって撤去してしまったとのこと。

もっとも、駅舎があったとしても南側(進行方向左側)なので、撮影できたとしてもこんな感じの残念な写真だけだったかもしれません。さらに言うと、鎌手駅は並走する国道 9 号よりも一段高いところに位置しているため、車内から駅舎を視認するのはそもそも難しかったかもしれませんね。


この鎌手駅、割と新しそうな構造にも思えますが、1923 年(大正 12 年)に山陰本線三保三隅から石見益田まで延伸した際に、同時に設置されています。あと、良く良く考えてみると、浜田からここまでのすべての駅が交換可能な構造になっていますね。さすがは本線、線路の横にホームを一本設置しただけというシンプルな構造の駅は、しばらく見ていないような気がします。

上り線のホームを見てみると、確かに石積みの重厚な感じの造りですね。待合室を兼ねたベンチはとてもコンパクトなものが設置されています。

三度目のオーシャンビュー

鎌手から、次の「石見津田」までは、再び(三度?)オーシャンビュー区間です。このあたりは海抜 2~30 m あたりを走るので、これまでとはちょっと雰囲気が違うかもしれません。

このアングルも、走行中の列車の中から撮ったとは思えないですよね。

これは「大浜漁港」あたりの写真だったでしょうか。16:39 頃の写真ですが、あと二週間ほどで冬至という時期だったので、やはり日が落ちるのは若干早めでしたね。

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