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山陰本線の旅(番外編)#12 「岡見」

三保三隅を出発すると、列車は「三隅町湊浦」(「三隅三保郵便局」のあるところです)の脇を通って、三隅川を鉄橋で越えます。その後は大小あわせて 6 つほどのトンネルを通過して、次の駅「岡見」に到着します。

岡見駅(おかみ──)

進行方向右手に、何やら建物が見えてきました。ホームと駅舎を結ぶ地下道の入口でしょうか。

岡見駅のホームが見えてきました。一面二線の島式ホームなので、列車の交換(すれ違い)が可能な構造です。

ホームはそれほど広くないですが、かなり立派な待合室もあります。

岡見駅の開業は 1926 年(大正 15 年)とのこと。山陰本線三保三隅から石見益田まで開通したのが 1923 年(大正 12 年)ですから、開通の三年後に設置されたことになります。

かつては貨物列車もありました

ちなみに、三保三隅と岡見の間にトンネルが多いのは、駅の北東にある「三隅発電所」の建設に伴って 1992 年にルート変更されたことによるものとのこと。旧線の大半は発電所専用線に転用されています。

(この背景地図等データは、国土地理院地理院地図から配信されたものである)

オーシャンビュー区間、再び

岡見を出発して、次の「鎌手」に向かいます。

岡見から鎌手までは、再び「オーシャンビュー区間」です。山陰本線のオーシャンビュー区間は、線路と海の間に道路が通ってないことが多いのが特徴でしょうか。

海の向こうに島が見えていますが、これは益田市に所属する「高島」でしょうか。

西に向かっていた線路は左にカーブし続けて、やがて南に向かい始めます。車窓にはもうすぐ沈まんとする夕陽の姿が。

まるで海岸に降り立って撮影したようなアングルの夕陽ですが、これも車内から撮影したものなんですよね。

岡見-鎌手間のオーシャンビュー区間はそろそろ終了です。この区間は国道から随分と離れているので、この景色をのんびりと眺めるには JR に乗るしか無いのでしょうね。ちょっと得をした気分です。

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