Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

島根県

木次線代行バスで各駅停車 (28) 「三井野原~油木」

備後落合行き 1449D の代行バスが三井野原駅を出発しました。残すは「油木駅」と終点の「備後落合駅」の二駅です。 かなり狭い道を進みます。このあたりは国道 314 号の旧道ではないので、センターラインの無い狭い道です。向こうからバスが来たらどうしよう…

木次線代行バスで各駅停車 (27) 「三井野原」

「奥出雲おろちループ」の「三井野大橋」を渡って、上り坂片勾配の「稚児ヶ池トンネル」を抜けると、間もなく三井野原です。 前方に、ここが「斐伊川水系」と「江の川水系」の分水嶺であることを示す案内がありました。標高 727 m の分水嶺が人家のすぐ傍に…

木次線代行バスで各駅停車 (26) 「奥出雲おろちループ」

出雲坂根駅と三井野原駅の間の直線距離は約 1.3 km ですが、車で移動した場合は国道 314 号を約 3.9 km ほど走ることになります。ちなみに木次線の出雲坂根駅と三井野原駅の間は 6.4 km で、この距離で 162 m ほど駆け上がることになります。単純計算だと 25…

木次線代行バスで各駅停車 (25) 「出雲坂根 その 3」

出雲坂根駅の構内にある「延命水源泉」の湧出?スポットを見終えたので、そろそろ代行バスに戻ることにしましょう。代行バスの運転士さんは、乗客がすっ転んで雪に埋もれていないか確認してくださっているようです。 ホーム側から出口を眺めます。ホーム側に…

木次線代行バスで各駅停車 (24) 「出雲坂根 その 2」

出雲坂根駅の 1 番のりばと 2 番のりばの間は、構内踏切で移動します。良く考えてみるとホームの東側に列車が入ることはほぼ無い(スイッチバックなので西側に折り返す)ので、ホームの東側に踏切を設けたほうが安全に思えますが、なぜか全ての列車が 2 回通…

木次線代行バスで各駅停車 (23) 「出雲坂根 その 1」

備後落合行き 1449D の代行バスは出雲坂根駅でまさかの 22 分待ちとなりました(時刻表通りなので「まさかの」では無いという話もありますが)。待ち時間があるならば、せっかくなので駅の構内を見ておきたいですよね。 坂根先生はいなかった 出雲坂根駅の駅…

木次線代行バスで各駅停車 (22) 「八川~出雲坂根」

備後落合行き 1449D の代行バスは、八川駅を出発して次の出雲坂根駅に向かいます。「路面に圧雪あり」とありますが、見た感じでは積雪や氷は無さそうでしょうか(もちろん油断は禁物ですが)。 国道 314 号は、八川駅を出発してすぐのところで「下横田川」を…

木次線代行バスで各駅停車 (21) 「八川」

備後落合行き 1449D の代行バスに乗車しました。運賃表の上に停車駅が貼られているのが見えます。1449D は備後落合までの 5 駅を、1 時間 25 分かけて走る予定でした。 出発まで 10 分以上余裕があるからか、運転士さんはまた外に出てしまいました。 よく見…

木次線代行バスで各駅停車 (20) 「出雲横田 その 2」

備後落合行き 1449D は、出雲横田駅で 20 分停車した後に出発する……予定でした(汗)。ところがなんと、大雪のため出雲横田から備後落合まではバスで代行運転となってしまいました。 備後落合に向かう線路が伸びていましたが、今日はこの先を列車が走ること…

木次線各駅停車 (19) 「出雲横田」

備後落合行き 1449D は、毎度おなじみ定刻通りに亀嵩を出発しました。次の停車駅は「出雲横田」です。 亀嵩は斐伊川の北支流である「亀嵩川」の流域で、出雲横田は「斐伊川」の流域です。出雲三成も斐伊川の流域なので、わざわざ亀嵩を経由するのは遠回りで…

木次線各駅停車 (18) 「亀嵩」

備後落合行き 1449D は、定刻通りに出雲三成駅を出発しました。もう完全にテンプレ書き出しで、「本当に定刻通りなのか」と訝しむ向きもあるかもしれませんが、写真のタイムスタンプを考えると、本当に定刻だったとしか言いようがなく……。 斐伊川の向こうに…

木次線各駅停車 (17) 「出雲三成」

備後落合行き 1449D は、定刻通りに出雲八代を出発しました。次は「出雲三成」までも、JR 西日本を……(あれ?) 再び斐伊川流域へ 出雲八代駅は標高 304 m 地点にありましたが、標高 308 m の緩やかな分水嶺を越えた後は、再び下り勾配となります。木次から…

木次線各駅停車 (16) 「出雲八代」

備後落合行きの 1449D は、定刻通りに下久野を出発しました(テンプレ書き出し)。 次の停車駅は「出雲八代」です。出雲八代の到着予定時刻は 12:23 頃で、宍道を 11:19 に出発してから約 1 時間が経過したことになります。結構長時間乗車しているような印象…

木次線各駅停車 (15) 「下久野」

またしても 30 km/h 制限のカーブが近づいてきました。間もなく下久野に到着です。 下久野の駅の配線が見えてきました。1 面 1 線のシンプルな構造ですが、明らかにかつては 1 面 2 線の交換可能駅だったことを偲ばせる線路配置です。 気がつけば、線路が辛…

木次線各駅停車 (14) 「日登~下久野」

日登の次の駅は「下久野」です。出雲大東から南大東までが 3.6 km、南大東から木次までも 3.6 km、木次から日登までが 3.7 km と、ほぼ等分したような間隔で駅が並んでいましたが、日登と下久野の間は 6.7 km と、これまでになく距離が長くなっています(南…

木次線各駅停車 (13) 「日登」

木次駅 2 番線の出発信号が青になりました。備後落合行き 1449D の出発です。 木次駅の南側も、古くからの町並みがそのまま残っているような感じでしょうか。踏切の向こうに見えるのは歩道橋のようです。真っ赤な手すりには色褪せた感じが見られないので、手…

木次線各駅停車 (12) 「木次」

備後落合行き 1449D は、定刻通りに南大東を出発しました。次の停車駅は「木次」(きすき)です。 木次の市街地に入りました。カーブが近いことを示すのであろう「曲」という警告標識が見えます。この先は 160R の深めの左カーブです。 「運転士支援システム…

木次線各駅停車 (11) 「南大東」

備後落合行き 1449D は、定刻通りに出雲大東駅を出発しました。次はなんと「南大東」です。 南大東の鉄路の話 南大東島には 1983 年まで砂糖運搬用の専用鉄道がありました。戦前は沖縄本島にも「沖縄県営鉄道」がありましたが、太平洋戦争で壊滅的に破壊され…

木次線各駅停車 (10) 「出雲大東」

「出雲のパタヤ」こと幡屋から次の出雲大東までは、僅か 2.1 km しかありません。駅間が比較的長い(国鉄基準では割と普通かも)木次線の中では最短で、次いで短いのが加茂中と幡屋の間の 3.1 km です。幡屋は簸上鉄道(ひかみ──)が開通して 1 年半ほど後に…

木次線各駅停車 (9) 「幡屋」

備後落合行き 1449D は加茂中駅を出発しました。加茂中は旧・加茂町の中心地で、駅の近くは古くからの民家が軒を連ねています。 パタヤと言えば パタヤと言えば、バンコクの南南東に位置する海沿いのリゾート都市です。地図で見るとそれほど遠く感じないので…

木次線各駅停車 (8) 「加茂中」

南宍道駅を出発してからも、上り勾配が続きます。宍道と加茂中の間には分水嶺があり、木次線は海抜 92 m ほどの峠を越えて加茂中に向かうことになります。地図で見た感じでは国道 53 号のルートのほうが最高地点も低そうなのですが、勾配もきつくなるので、…

木次線各駅停車 (7) 「南宍道」

お待たせしました! 備後落合行き 1449D は定刻通りに宍道駅を出発しました。これから 3 時間 15 分かけて 81.9 km を走破することになります。 駅の西側には踏切があって、山陰本線と木次線でそれぞれ独立した構造になっています。この構造だと踏切の間に車…

木次線各駅停車 (6) 「閉ざされた 2 両目」

宍道駅の 3 番のりばには「のりかえ 出雲大東・木次 備後落合・広島方面」と記された、国鉄タイプの行灯がぶら下がっています。……あっ! 極めて当たり前のことにようやく気づいたのですが、この「3 番のりば」は木次線のりばでした(構造上は山陰本線にも出…

木次線各駅停車 (5) 「キハ 120 型気動車」

「木次線各駅停車」と言いながら、次の駅に向かう気配が感じられない……とお気づきの諸賢もいらっしゃるかと思いますが、えーと、その……(何なんだ)。 ということで、宍道駅 3 番のりばに絶賛停車中の、備後落合行き 1449D の車内に入りました。ロングシート…

木次線各駅停車 (4) 「宍道駅 3 番のりば」

11:19 発の備後落合行き木次線 1449D は、宍道駅の 3 番のりばから出発します。米子行き 132D は 1 番のりばに停車していたので、跨線橋を渡って 3 番のりばに移動することになります。 跨線橋のガラス窓のところに、「木次線」「③番のりばへ」と記された案…

木次線各駅停車 (3) 「直江・荘原・宍道」

米子行きの 132D に乗車しました。天井には扇風機が見えますが、バス用?のクーラーが搭載されていて、車内の空気の循環用に扇風機も残している……と言ったところでしょうか。 直江駅(なおえ──) 出雲市から 6 分ほどで、直江駅に到着しました。直江と次の荘…

木次線各駅停車 (2) 「出雲市」

「木次線各駅停車」という題名ですが、まだ起点の宍道駅にすら辿り着いていないので、10:41 発の米子行き 132D に乗車することにします。米子行きは 2 番のりばに入線するとのこと。エスカレーターでホームに向かいましょう。よく見たら「エレベーターのりば…

木次線各駅停車 (1) 「神話の夢舞台 出雲」

というわけで突然始まった「木次線各駅停車」ですが、なぜか起点の宍道駅ではなく、3 駅ほど西の出雲市駅からスタートです。出雲市の駅は線路が高架上にある近代的な構造ですが、駅舎の手前には「出雲大社」にインスパイアされたと思しき木造建築が聳えてい…

寝台特急「サンライズ出雲」乗車記 (12) 「終着駅・出雲市」

寝台特急「サンライズ出雲」は、木次線の起点でもある宍道駅を出発しました。左手に見えていた木次線の線路が少しずつ遠ざかってゆきます。 あるよ!(何を今更) 宍道駅を出発してからおよそ 10 分ほどで、終点の出雲市駅に到着しました。ついに到着してし…

山陰本線の旅(番外編)#17 「益田・その3」

益田駅の 1 番のりばで「スーパーおき 5 号」の到着を待ちます。向かい側のホームの売店(お弁当屋さんだったかも)はシャッターが降りていたのですが、おかげさまでちょっといいもの?を見ることができたかもしれません。益田は島根県のほぼ西端に位置する…