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春の道北・船と車と鉄道で 2016 (128) 「『バスユータン場所』は今」

国道 231 号「浜益トンネル」の、二つ目の大きな右カーブに差し掛かりました。ここは「雄冬岬トンネル」と「浜益トンネル」の接合部だと考えられますが、海側(左手前)に向かっていた筈の「雄冬岬トンネル」の旧ルートはきれいに塞がれてしまったように見えます。

片側交互通行規制はトンネル接合部の前後だけなので、今回もあっさりと終了です。

浜益トンネル」の、旧「雄冬岬トンネル」区間を北北東に向かいます。もう出口が見えてきましたね。

雄冬岬の前後はトンネルが沢山ある」という認識でしたが、実のところは「二ッ岩トンネル」と「浜益トンネル」に集約されてしまっていたのでした。「雄冬岬トンネル」「タンパケトンネル」「ガマタトンネル」と「千代志別トンネル」をつなぐ覆道も含めて「浜益トンネル」に一体化してしまったことが大きいですね。

石狩市浜益区雄冬

浜益トンネルを抜けて「浜益区雄冬」に出ました。海沿いということもあり、立派な防風柵が海側に立っています。防ぐ対象は風雨のみならず高波も、なのかもしれませんね。

「二の滝川」に架けられた「白銀橋」を渡ります。雄冬集落は大半が増毛町内にありますが、南側の一部は「石狩市浜益区雄冬」です。

「雄冬橋」を渡ります。橋の下を流れる川が「電話下川」という名前らしいのですが……。Hey what's up?

「バスユータン場所」は今

雄冬集落に入りました。ここは、まだギリギリ石狩市浜益区雄冬です。

「とど岩橋」という橋が見えますが、この橋の下も船着き場でしょうか(川では無さそうな気が)。すぐ北に「雄冬漁港」があるのですが、石狩市内にも船着き場を持って置きたかった……ということでしょうか。

なお、橋を渡った先に「バスユータン場所」という看板が立っていましたが、既に撤去済みです。

何故こんなところに境界が

国道 231 号は緩やかに右にカーブしています。カーブの途中からは 40 km/h 制限になるようです。

カーブを抜けた先からは増毛町です。

何故こんなところが市町境になっちゃったんだろうと不思議に思いますが、沖合に「とど島」という島があり、魹島と「雄冬山」の尾根を結ぶラインを境にした、ということのようですね。

もう少し南側の「タンパケ」あるいは「ガマタ」のあたりを境界にしても良かったんじゃないかと思えてきますが、そうならなかったのは「漁業権」絡みの「調整」があったのかな……と想像したりします。

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