Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

石狩市

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (128) 「『バスユータン場所』は今」

国道 231 号「浜益トンネル」の、二つ目の大きな右カーブに差し掛かりました。ここは「雄冬岬トンネル」と「浜益トンネル」の接合部だと考えられますが、海側(左手前)に向かっていた筈の「雄冬岬トンネル」の旧ルートはきれいに塞がれてしまったように見え…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (127) 「浜益トンネル分岐部の現道閉塞工事」

以前は「ガマタトンネル」という名前だったと思しき「浜益トンネル」に入りました。入ってすぐのところで僅かに右にカーブしています。 少し進んだところで、今度は緩やかに左にカーブするようです。これは岩盤の安定した内陸部を掘り進むためのカーブ……でし…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (126) 「消えた覆道」

国道 231 号で浜益から増毛に向かいます。雄冬岬を越えるこの区間は、険阻な地形をクリアするためにトンネルが沢山ある……という認識です。まずは「二ッ岩トンネル」に入ったのですが…… トンネルの内部は、右に左にうねうねとカーブしている区間もあります。 …

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (125) 「床丹覆道」

浜益区浜益を抜けて、海沿いの国道 231 号を北に向かいます。 上り坂に差し掛かる途中に立派な建物が見えてきたのですが、Google ストリートビューで確認すると喫茶店だったようです。その奥の海沿いには「はまます郷土資料館」なる建物があるとのこと(知り…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (124) 「浜益バス停」

「ENEOS の角」を右折して国道 231 号に入りました。国道 451 号との重複区間ですが、それを伺わせる表示は見当たりません。 浜益川にかかる「浜益橋」には、国道 231 号の夜間通行止めに関する情報が出ていました(2016 年 5 月当時)。夜 9 時から翌朝 7 …

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (123) 「浜益温泉」

国道 451 号を北北西に向かい、石狩市浜益区(旧・浜益村)に入りました。 当別町と石狩市の境界は、セオリー通り分水嶺に沿っています。そのため、ここから先は下り坂が多くなります。 5 分ほど車を走らせて、浜益区御料地にやってきました。このあたりは谷…

アイヌ語地名の傾向と対策 (785) 「床丹・千代志別」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 床丹(とこたん) tu-kotan廃・村tuk-kotan?小山・村 (典拠あり、類型あり)(? …

アイヌ語地名の傾向と対策 (784) 「群別・幌」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 群別(くんべつ) kunne-pet?黒い・川 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) …

アイヌ語地名の傾向と対策 (783) 「茂生川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 茂生川(もい──) moy静かな海 (典拠あり、類型あり) 石狩市浜益区浜益(浜益漁…

アイヌ語地名の傾向と対策 (782) 「送毛・尻苗」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 送毛(おくりげ) ukur-kina?サジオモダカukur-kina?タチギボウシ (? = 典拠ある…

アイヌ語地名の傾向と対策 (781) 「愛冠・ブイマワシ」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 愛冠(あいかっぷ) aykap矢が届かない (典拠あり、類型あり) 石狩市浜益区送毛…

アイヌ語地名の傾向と対策 (780) 「幌内山・於札内川・毘砂別」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 幌内山(ほろない──) poro-nay?大きな・川 (? = 典拠未確認、類型多数) 石狩市…

アイヌ語地名の傾向と対策 (26) 「無煙・聚富・花畔」

ラストスパートだぁぁぁっ!(← 無煙(むえん) hura-wen-tomari?臭い・悪い・泊地 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 思わず「……ロースター?」とツッコミを入れたくなるような地名ですが、これがまた意外と謎に満ちている……ような、はたまたそうでも…

アイヌ語地名の傾向と対策 (25) 「濃昼・厚田・望来」

石狩市域にやってきました。ちょっといいネタを思い出したので、また明日以降に取っておきます(← 濃昼(ごきびる) pokin-pir?下の・渦 ho-kipir?尻(河口)に・水際からそそり立っている崖 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 黒光りするアレは、もと…

アイヌ語地名の傾向と対策 (24) 「雄冬・床丹・浜益」

いい感じで南下中です。少しずつゴールが近づいてきました。 雄冬(おふゆ) ufuy燃えている (典拠あり、類型あり) 「雄冬岬」という、道路の難所があるところです。この一帯の道路が開通したのは 1980 年代になってからで、それまでは、陸路で留萌・増毛…

春の道央・道北の旅 2010 (95) 「ノイビルは今いずこ」

「濃昼」と書いてさて何と読む? という問題でしたが……。 はい、正解は「ごきびる」でした。この「ごきびる」も、例によって例のごとく、アイヌ語に由来する地名のように思えるのですが、残念なことに正確な意味は詳らかではないそうです。詳細はまた追々と…

春の道央・道北の旅 2010 (94) 「増毛、浜益、そして濃昼」

えー、私事ではありますが、ケータイを iPhone に変えました。9 年間使い続けてきた DoCoMo ともこれでお別れです。電話帳の移行と iTunes への CD のインポートが大変なんですが、ぼちぼちやりますです……。 雄冬岬のあたりの話 さて、今日はだいたいこのあ…