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春の道北・船と車と鉄道で 2016 (145) 「『昭和恵比島線』踏切」

道道 549 号「峠下沼田線」を北に向かっていますが……お、これは良い(?)S 字カーブが。このあたりの道路も北海道らしく碁盤の目状になっているのですが、何故かズレが生じたようです。

微妙に高低差があるようにも見えるので、まるで「根尾谷断層」のような雰囲気もありますが、さすがに断層では無いですよね。この謎の S 字カーブの途中にも……

随分と低いところに「桜の沢川」の河川名が。もうちょっと背を高くしないと、冬場は見えなくなりそうですが……。

「ほたるの里」まであと 8 km となりました。

「エピショマㇷ゚」と「恵比寿川」

道道 549 号「峠下沼田線」は、その名の通り留萌市の「峠下」と沼田町を結ぶ路線です。「ほたるの里」方面に向かうには、約 300 m 先で右折することになります。

「恵比寿川」が見えてきました。コテコテの瑞祥地名に見えますが、元はと言えばこのあたりの「幌新太刀別川」がかつて「エピショマㇷ゚」と呼ばれていたことに由来する川名……と思われます。その「恵比寿川」を「恵比寿橋」で渡ると……

道道 867 号「達布石狩沼田停車場線」が分岐する交叉点にやってきました。

右折して、道道 867 号に入ります。道道 867 号は「達布石狩沼田停車場線」という名前なので、終点は石狩沼田駅付近にあるようです。どうやらここまでは道道 549 号と道道 867 号の重複区間だったっぽいですね。

「昭和恵比島線」踏切

道道 549 号と分離して単独区間に入ったところで、踏切が見えてきました。

ちなみに踏切の手前には蒸気機関車型の踏切マークも。既に過去の遺物ではありますが、このマークは味わい深いですよね。

踏切には「昭和恵比島線」と記されていました。あれ、「昭和」って何だっけ……と一瞬思ったのですが、そう言えばこの先にかつて「昭和炭鉱」が存在したんでしたね。ちなみに「昭和炭鉱」を開発したのが「明治鉱業」という会社だったとのこと。なかなか良くできた話です(何が)。

一時停止して左右の安全を確かめた後、「昭和恵比島線」の踏切を渡ります。

「温泉つきキャンプ場」最強説

幌新太刀別川(かつての「エピショマㇷ゚」)を渡ると、今度は道道 1007 号「恵比島旭町線」が接続する交叉点です。道道 1007 号を走ったほうが、道道 867 号「達布石狩沼田停車場線」を走るよりも石狩沼田駅に早くたどり着けるのですが、まぁそれは良いとして……。

引き続き道道 867 号を直進します。常呂や佐呂間のあたりで良く見かけた、青看板の裏側に宣伝?を仕込む手法が見られました。「ほたるの里」にはオートキャンプ場があるのですね。

「ほたるの里オートキャンプ場」と「ほろしん温泉」へは、どちらもあと 5 km とのこと。「オートキャンプ場」と「ほろしん温泉」が隣接しているというのはキャンパーにとっては理想的なのかも……。

すずらん駐車公園

道路の右側には「すずらん駐車公園」があり、「沼田町化石体験館」がひっそりとアピール中でした。化石体験館もがんばれ!

「駐車公園」って変わった名前だなぁ……と思っていたのですが、少なくとも道内のあちこちにありそうな感じですね。

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