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春の道北・船と車と鉄道で 2016 (225) 「立位体前屈をする人」

稚内市開基百年記念塔」の外に戻ってきました。建物の前には「開基百年記念塔」の文字が刻まれた石碑が置かれています。

裏には長きに渡って市長を努め、「稚内天皇」とまで謳われた浜森辰雄氏の名前が。そしてこの石は芦別市で切り出されたものだったんですね。

立位体前屈をする人

ところで、建物を出ると真っ先に見えるのがこの像なんですが……

これは「靴下をなおす人」なんでしょうか。

横から見ると「立位体前屈をする人」にも見えますが……

像の下の台座に碑文が埋め込まれていて、それによると……

稚内二世紀創造の主役を若者
に期待するその姿 檜舞台
の出番を待つ若きバレリーナ
記し この像を建立する

と彫ってあるように見えます(見間違いがありそうですが……)。とりあえず「立位体前屈をする人」では無さそうだということは確定でしょうか。

林蔵さん?

あと、建物の入口にいたこちらのキャラ、

これは伊能忠敬をモチーフにしたものかと思ったのですが、法被には「林」の文字があるので、これはもしかして林子平……

……ではなくて、間宮林蔵をモチーフにしたものなんでしょうね。ちなみに展望台にはこんな地図も貼られていました。

この地図を見ると樺太のメインストリートは西海岸だったのかと思わせますが、「樺太は島か半島か」を明らかにする探検だったとしたら西海岸を探検したのも納得が行きます(更に言えば「第 1 回」は「中知床岬」の近くまで東海岸を探検するところからスタートしていました)。松浦武四郎蝦夷地調査の 50 年近く前、イザベラ・バード蝦夷地を旅する 70 年ほど前ということになりますね。

卯波来る

「文芸の小径」と駐車場の間には句碑らしきものがありました。

えーとえーと……。「サハリンの」「……は沖より」「卯波来る」とあるのですが、「は沖より」の上が……何でしょうこれ。

裏番組を

駐車場の入口にこんな柱が立っていたことに気づきました。

この「フットパス」という言葉、最近ちょくちょく目にしますが、個人的には今ひとつしっくり来ない印象が。「散歩道」よりはガチな概念なんだと思いますが、「遠足コース」というのもちょっと違うような気もしますし、なかなか巧く言い換えができないですね(故に用語として成立しつつあるのでしょうが)。

そろそろ車に戻ることにしましょう。随分とのんびりしていますが、これから苫小牧東港まで移動しないといけません。

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