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石北本線ほぼ各駅停車 (7) 「緋牛内」

分水嶺のトンネルを抜けて北見市に入りました。随分と良い感じの第四種踏切が見えますが、踏切の先の T 字路は国道 39 号なんですよね(ちょっと意外な感じが)。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 4 月~ 5 月時点のものです。新型コロナウイルス感染症パンデミックにより、各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

「通好みの道」こと、北見から網走へのショートカットルートとして知られる道道 104 号「網走端野線」の終点が見えてきました。ただ、本当に「通」の人はこの交叉点すら経由しない……のでしたよね(参考)。

国道 39 号沿いにある、おなじみの「緋牛内のローソン」が見えてきました。

緋牛内駅(A64)

緋牛内駅にやってきました。2 面 2 線の相対式ホームの駅です。

ところで、これは一体何でしょう。まるで電話ボックスのような形で、中にも信号設備のような、あるいは電話機のようなもの(公衆電話では無さそう)が見えるのですが……。

農業倉庫のような建物も見えますが……

あー、これは農業倉庫で間違いないですね(軟石積みでしょうか)。隣の建物には「庫倉業農村野端」の文字も見えます。

緋色の研究

緋牛内駅に到着しました。後ろに見える建物は駅舎では無く、信号関連のものでしょうか。

駅舎はこちらです。随分とポップな形状で、カラーリングもユニークなものです。見かけの割に奥行きが無いのはチャーミングポイントでしょうか。

緋牛内駅の 1 番ホームにはちゃんとフェンスが設けられていて、駅構内への出入りは駅舎を経由する必要があります。

「本場の味」の数がえげつないですが……。そしてこの駅舎、出入り口のまわりが「緋色」なのも見逃せません。

道路側は黄色っぽく見えますが、これは……ストリートビューの撮影時期が古いようですね。2015 年時点ではホーム側と同じく緋色のレンガ風になっているようです。

「194」の謎

前述の通り、緋牛内駅は 2 面 2 線の相対式ホームですが、跨線橋は無く 2 番ホームへは構内踏切での移動です。

構内踏切には、ちゃんと列車の往来を告げる警報装置が設置されています。

箱型の駅名標は標準的なデザインですが、緑色の帯の部分の褪色が激しいですね。この褪色はもともと想定通りで、取替に向けての費用の捻出が厳しくなった……とかだったら切ない話なのですが……。

あと、右にある「194」がちょいと謎ですね。時刻表を見ると、緋牛内駅は旭川駅から 198.3 km の距離にあるとのこと。石北本線旭川ではなく新旭川が起点なので、旭川から新旭川までの 3.7 km を削ったとすると……194.6 km ということになります。「合ってるじゃないか」と思われるかもしれませんが、「194.6」ではなく「194」なのが気になってしまって……。

「緋牛内小学校」のテント

北見行き 4656D は緋牛内を出発しました。駅の西側にはアスファルトで舗装された駐車場のようなスペースがあるのですが、その一角に、良く運動会で見かけるあのテントが……。

テントには「緋牛内小学校」の文字が。学校関連は現存を確認するところから始めないといけないというのが悲しいところですが、やはりと言うべきか、緋牛内小学校は 2015 年 3 月で閉校になっていたとのこと。2017 年 5 月時点で閉校から 2 年 2 ヶ月が経過していたことになりますね。

それにしても……これは一体何なんでしょう。学校で使用していた椅子などが置かれているように見えるのですが、航空写真でもこの位置にテントが見えるっぽいんですよね。もしかして:倉庫代わり?

テントが置かれた場所の隣には芝生が広がっていました。あ、これはグランドゴルフ場ですかね……?

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