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石北本線ほぼ各駅停車 (40) 「中愛別」

石狩川を渡ります。石北本線は上川と東雲(廃止済み)の間で石狩川の南岸に移動した後、ここで再び石狩川の北岸に戻ることになるのですが、石狩川南岸には「石垣山」が聳えていて線路を通す余地が無かった……ということのようです。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。

かつての主要道路

石狩川を渡ると、道道 640 号「中愛別上川線」が近づいてきました。

「いしかり川」の看板の先には……

踏切があります。

この道道 640 号は、今はかなり寂れた感じがありますが、かつては国道 39 号の代わりに愛別を上川を結ぶ主要道路だったんですよね(国道 39 号に相当するルートは未整備だったので)。

中愛別駅(A39)

石狩川の北岸を進むこと数分で、線路が見えてきました。どうやら中愛別駅に到着したようです。

遠軽方面の本線の向こうに側線も見えます。除雪車輌が入線したりすることがあるんでしょうか。

おっ、比較的新しそうな跨線橋が見えます。

中愛別駅は 2 面 2 線の相対式ホームのようですね。ホームの一部は玉石が積まれていて、随分と歴史がありそうに見えますが、それもその筈、中愛別駅は 1923 年 11 月に開業とのこと。今年(2023 年)で百周年を迎えるんですね。

中愛別駅の駅舎は南側(進行方向左側)にあります。

この駅舎は……どことなく「量産型っぽい」感じもしますが(失礼!)、JR 北海道が発足した頃に建て替えられたものでしょうか……?

日本鉄道建設公団 国鉄清算事業本部

駅名標の後ろには空き地?と畑が広がっています。建物はいくつも見えるのですが、どれも 500 m 以上離れてそうな雰囲気ですね。

そして、駅名標の後ろに看板が立っているのが……気になりませんか?

ということで、写真を切り出して見てみると……

日本鉄道建設公団 国鉄清算事業本部」と読めるような……。中愛別駅の駅舎とは反対側、つまり北側にもかつて貨物用の側線が存在していたようで、その跡地がどうやら宙に浮いたままっぽい感じですね。

旭川行き 4530D は中愛別を出発しました。次は愛別です。

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