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春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (39) 「生き残った『愛山上川 IC』」

旭川市を抜けて上川郡当麻町に入りました(カントリーサインの撮影に失敗したので代わりに巨大な看板で誤魔化すスタイル)。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 4 月~ 5 月時点のものです。

当麻町の市街地は JR 石北本線の「当麻駅」の周辺に集中しています。国道 39 号は当麻町の市街地には目もくれず、ダイレクトに北東に向かいます。

いちごをスキーで

当麻町内を走ること 10 分弱で石狩川を渡り、川向かいの上川郡比布町に入ります。

カントリーサインは巨大ないちごをスキー板で踏み潰すデザインでしょうか(たぶん違う)。

キノコもゴルフをする時代

比布町内の国道 39 号は僅か 1.3 km ほどで、全区間石狩川の堤防上です。ということで約 1.3 分ほど走ると、早くも上川郡愛別町です。どうでもいい話ですが、Google マップでは愛別川が町境になっていて、地理院地図とは異同があるようです(カントリーサイン地理院地図の境界線上にあります)。

愛別町カントリーサインは……画質が悪すぎて良くわかりませんが……ゴルフをするキノコ、みたいです。なるほど、そういう幻覚を見られるんですね(たぶん違う)。

3/19 開通

国道 39 号は引き続き石狩川の堤防上を通っています。前方に「旭川紋別自動車道」の橋が見えてきました。

愛別町の中心部が近づいてきました。国道は石狩川の北側を通っていて、JR 石北本線は川の南側を通っているのですが、結果的に川の南北に市街地が形成されています。間に石狩川があるとは言え、町役場と駅の間が 0.9 km というのは集落の一体感を形成する上では悪くない距離ですね。

頭上には「旭川紋別自動車道」の広域情報が。遠軽瀬戸瀬 IC の開通を告げていますが、どうしてもあの「北見道路」を思い出してしまいますね。

急いで愛別 IC へ

時間は 17 時を過ぎたところですが、この日の目的地まであと 170 km 以上あります。考えられる限り最速ルートを取らないと色々とヤバい……ということで、右折して愛別 IC に向かいます。

愛別 IC にやってきました。右折して「旭川紋別自動車道」に入ります。

旭川紋別自動車道」には SA や PA が無いため、有事の際にはインターチェンジに併設されている管理事務所っぽい建物にお世話になることになるのですが、愛別 IC には駐車スペースはあるものの、24 時間利用可能なトイレなどは無さそうな感じです。

生き残った「愛山上川 IC」

旭川紋別道の本線に合流しました。ここから先は毎度おなじみの暫定 2 車線区間です。

実は意外と長い「愛別トンネル」の入口が見えてきました(長さ 2,958 m)。

「愛山上川 IC」が近づいてきました。IC 番号は「2-1」ですが道路の開通当初から存在する出入口で、旭川紋別道が延伸された際に廃止する予定だったものが常設の IC に昇格した……ということのようです。

同様に暫定起点・終点として設置された「上川天幕出入口」や「旧白滝出入口」が後に予定通りに廃止されたことを考えると、「愛山上川 IC」は随分と優遇されたようにも見えます。ただ旧白滝出入口が最寄りとなるのは十数軒から数十軒程度で、上川天幕出入口に至っては受益者がほぼ皆無に見えるのに対し、愛山上川 IC は「愛山渓温泉」への最短ルート上にあったというのが常設化の大きな理由になった……ということでしょうか。

ちょいと石狩川の北東へ

「愛山上川 IC」の先は両側に峻険な山が迫っていて、石狩川の南西側には余地が殆どないため、旭川紋別道は「安足間大橋」で一時的に石狩川の北東側に移ります。

正面に見えるのが「江差牛山」のようで、なるほど確かに「頭が川岸についている」ように見えますね。

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