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春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (100) 「槍昔」

国道 243 号は標津からやってきた国道 244 号と合流して、厚床に向かいます。風蓮川を渡って根室市に入りました。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

この辺の国道 243 号は、ところどころにカーブがあるものの、全体的に緩やかなもので、アクセルオフの必要は無さそうな感じです。

戦前の「陸軍図」を眺めていてあれっ?と思ったのですが、国道 243 号の前身となる道は厚床ではなく、もう少し東で国道 44 号(の前身)と接続していたみたいです。この道がいつ廃道になったのかは不明ですが、Google マップを見ると痕跡が残っていました。

国道 44 号側は途中まで健在です。かなり狭そうな道ですが……。

ルート変更の理由ですが、駅のある厚床に直結するルートのほうが良く使われたから……なんでしょうね(想像レベルの憶測ですが)。

根室交通中標津線!

現在の国道 243 号は、そのまま直進すると国道 44 号を横切って厚床駅の真正面にたどり着くルートですが、その厚床駅からやってきた根室交通中標津線のバスが! 既報の通り、この路線は 2023 年 9 月末で廃止されてしまうんですよね……。

道路脇にバスが退避できる、なかなか立派なバス停が見えてきました。このバス停は「明郷バス停」とのこと。

バス停の周辺には家屋も店舗も見当たらない感じですが、実は航空写真で見ると……

うわわわ、農場の建物がいっぱいあるじゃないですか!

「新酪道路」ふたたび

左側に道路が分岐しているので、左折してみることにしました。

この道路も「新酪道路」とのこと。別海町にも「新酪道路」がありますが、特に関連は無さそうでしょうか。「根室 35 km」の下には「槍昔 12 km」とあります。

根室の「新酪道路」は緩やかなアップダウンのある快適な 2 車線道路です。

今度は右側に分岐する道が近づいてきました。右折すると根室の中心部で(32 km 先ですが)、直進すると槍昔です。ここは直進で……

気分はターマックラリー

ここまでは直線区間が多かったものの、やがて少しずつ右に左にとカーブが増え……

ツイスティー区間が続きます。

あ。対向車がいないのを良いことにインカットしちゃってますね……(汗)。

……と思っていたら久しぶりに対向車が。すいません、お邪魔しています。

ウェミダー!

おっ、家屋が見えてきました。そろそろ槍昔ですね?

ウェミダー!」と叫びたいところですが、右側に見えているのは風蓮湖です。まぁ、ほぼ海なんですけどね。

槍昔に到着!

この槍昔は風蓮湖の真ん中に大きくせり出した場所で、別海町走古丹の南側に当たります。走古丹と同じく漁業の町だと思われるのですが、鯉のぼりも悠然と空を泳いでいますね……(漁業はあまり関係ないのでは)。

槍昔も走古丹と同じく行き止まりの集落で、道路も突然プツッと途切れています。

ということで、道路の末端で記念撮影です。よそ者がノコノコとお邪魔してホントすいません……。

【おことわり】本記事内の写真は以下の目的のために Adobe Firefly の生成 AI による生成塗りつぶしを使用しているものがあります:ノイズ除去

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