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春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (114) 「経口補水液 OS-1」

白糠町を抜けて釧路市に入ります。かつての音別町ですが、2005 年 10 月に釧路市と合併して、釧路市にとっては巨大な飛び地となりました。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

市町界には橋がかかっていますが、この橋は海跡湖である「馬主来ぱしくる沼」を渡るものです。「馬主来」もなかなか傑作な当て字ですよね。

橋を渡った先(旧・音別町域に入ってすぐのところ)にはドライブインらしき建物があります。手前の駐車場にはトイレも設けられているようです。

駐車場の近くには倉庫のような建物もいくつか並んでいましたが、建物が密集していたのは一瞬で、左右は湿原っぽい広野に変わってしまいました。

丘を越えて行こうよ

またしても山が海の傍まで迫ってきました。JR 根室本線は海沿いのギリギリを通っていますが、国道 38 号は山側の坂道を一気に駆け上がります。

国道は大胆に山を切り開いていて、上り坂の途中からは登坂車線も整備されています。

道東道阿寒まで延伸するまでは、帯広から釧路に向かう車の殆どが国道 38 号を通ることを余儀なくされていたと思われるのですが、少しでも車の流れを円滑にするためか、登坂車線が結構な頻度で整備されています。

気分はサンミゲル島

登坂車線が終わりました。前の車が変わりましたが、登坂車線を走っていた車が目の前で本線に戻ってきた……ということですね。

それはそうと、まっすぐの下り坂の眼前に海が広がるというのは、控えめに言っても最高ですよね……!

下り坂で平野部まで降りるのか……と思ったのですが、しばらくは台地を切り取ったアップダウンが続くようですね。まるでアゾレスラリーが開催されるアゾレス諸島サンミゲル島のようです(言い過ぎなのでは)。

祭祀の場

乳呑ちのみ橋」を渡ります。chi-nomi で「我ら・祭る」を意味するので、このあたりに「祭祀の場」があった、とかなんでしょうね。

「帯広 77 km」「幕別 64 km」そして「浦幌 29 km」と表示されています。今度は「帯広 77 km」が「意外とあるなぁ」と思ってしまうのですが、帯広と浦幌の間が「意外とある」ということなんでしょうか。

サンミゲル島のような(言い過ぎ)海沿いのアップダウンもそろそろ終了のようで、僅かに下りの直線道路を南西に向かいます。

経口補水液 OS-1

釧路市音別町あけぼのにやってきました。このあたりから音別の市街地、ということですね。

「風連別橋」で「風連別川」を渡ります。「風連別」と言えば初山別村にもありましたが、hure-pet で「赤い・川」なんでしょうね。鉄分の多いヤチ水が流れているのかもしれません。

何故こんなところに OS-1 ……と思ったのですが、音別には大塚製薬(と大塚食品)の釧路工場があるとのこと。OS-1 はここで生産されている……ということでしょうか?

音別の市街地にもちゃんとセイコマがありました。このあたりの遺漏のなさは流石ですよね。

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