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隠岐ジオパークの旅 (38) 「キラキラの正体」

キラキラの正体は!?

では、昨日の答合わせからいきましょう……。こちらの「黒曜石ストラップ」にて、ネコ型のキラキラの正体は!? という話ですが……

こちらのお店、「八幡黒耀石店」について、allabout に記事がありました。引用してみますと……

おそらく島根、いや日本唯一の黒曜石専門店、八幡黒曜石店では、黒曜石をペンダントやブレスレット、ストラップなどにして販売。お土産にもぴったりです。注目は、アワビの殻を埋め込んで作ったストラップ。漆黒の黒に虹色に輝く貝殻が映え、見た目以上に手間がかかっています。

ということで、正解は「アワビの殻」でした!

S さん曰く、黒曜石にアワビの殻を埋め込むのは Y さん(もはやバレバレですが)しかできない!?とのこと。美しく、かつ、どことなくミステリアスな雰囲気を湛えた Y さんの黒曜石グッズは、やはり人気商品のようで、バックマージン……じゃなくて大量のバックオーダーを抱えているのだとか。

右の方に制作中のものも見えますね。いやいや、これはさぞかし手間がかかることでしょう……!

久見は黒曜石の産地です

さてさて。この「八幡黒耀石店」さんが、港や空港から結構はなれた久見の地に工房を構えられている理由はと言えば……。理由は至極簡単で、このあたりが良い黒曜石を産出するからのようです。

結局、「八幡黒耀石店」さんの工房では、色々とお話を伺ったり、鹿の角で鏃を削り上げるところを実際に見せて頂いたり、あれやこれやとしているうちに結局 30 分近くお邪魔していたのでした。

アルカリ流紋岩とダルマギク

S さんのガイドでジオサイト散策を再開します。続いては、http://www.oki-geopark.jp/01geosite-3.htm の「C45 久見の浜の流紋岩とダルマギク」です。

車を停めて、海沿いの小径を少し歩いてみました。後ろをふりかえると……ちゃんと車が見えますね。そして前を見ると……なにやら白い岩が見えます。

これが、どうやら「アルカリ流紋岩」のようです。

岩場になにやら植物が自生していますね。少し寄ってみましょう。

うーん、何やら風変わりな植物に見えますが、一体これは何でしょうか? 原寸でトリミングしてみるとこんな感じです。

残念ながら詳細は良く憶えていないのですが、http://www.oki-geopark.jp/01geosite-3.htm を見る限りでは「アルカリ流紋岩の岩場には大陸性のダルマギク群落が見られる」とありますので、これがダルマギク……だったかも知れません。

路傍の黒曜石

S さんがなにやらこぶし大の小石を手にしています。一見何の変哲もない小石なのですが、「これ、黒曜石の原石ですよ」と。ほぇー……。

このあたりも「大山隠岐国立公園」内のため、規模の大小を問わず、許可無く採掘を行うことはできません。ご注意ください!

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