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利尻・礼文の旅 2012/夏 (147) 「32 年目のタイムカプセル」

タイムカプセル!

会津藩士の墓」の脇から小径を辿っていった先にあった、謎めいた一角の話題を続けます。

石碑の隣には、しっかりとした台座のようなものがあるのですが……

あ、そういうことでしたか(笑)。ここにはタイムカプセルが埋められているのですね。

「東利尻町100年の一節の姿を50年後の世代へ贈ります」とあります。東利尻町利尻富士町に改称したのは 1990 年のことですから、このタイムカプセルはそれ以前のもの、ということになりますね。

利尻町が町制を施行したのは 1959 年のことですから、東利尻町自体の歴史は 31 年しかありません。前身の「東利尻村」を含めても 34 年です。ただ、鴛泊村に戸長役場が設置されたのが 1880 年のことだそうですから、1980 年あたりに「100 年記念」でタイムカプセルを埋めた、ということかも知れません。

50 年後というと 2030 年ですね。あと 17 年後を楽しみに待ちましょう。

32 年目のタイムカプセル

「タイムカプセル」の碑文の隣には、なにやらパネルがあるのですが……

うーん、何が書かれていたか全く予想すらできない、見るも無惨な状態になってますね。50 年間状態が保てると思ったのでしょうか……。

時間は朝の 9 時 31 分。ちょうど礼文に向かってフェリーが出港していきました。

手つかずのままで

石碑の手前には、花壇のような、石の枠組みが見えます。

ただ、花壇として整備しているわけではなく、自然のなすがままに任せているように見えます。

では、小径を戻りましょう……。

きちんと手入れされた花壇もいいものですが、自然のなすがまま、というのも悪くないものですね。

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