三江線の石見川本行き 424D は、定刻の 9:57 に三次を出発しました。三次駅を発車して間もなく列車は北に向きを変え、馬洗川(ばせん──)を渡ります。
2018 年 2 月現在、424D の出発は 10:02 に変更されたようですね。福塩線の 1725D の到着も 9:56 から 9:58 に変更されています。なお、2018/2/6 の時点では三江線の三次~浜原間は大雪で運休中(代行輸送あり)とのことです。
左手に県道 112 号の立派な橋が見えます。馬洗川はこの少し手前で江の川に合流していますので、左手に見えているのは江の川、ということになりますね。
尾関山駅(おぜきやま──)
三次を出発して 3 分ほどで、いきなり最初の停車駅「尾関山」に到着しました。ホームは進行方向右側だけだったのですが、無理やり写真に収めてみました。
よーく見ると、電信柱に「おぜきやま」の文字が。
駅名標は、辛うじてローマ字部分だけ全て収めることができました(汗)。
この尾関山駅が開業したのは 1955 年のこと、三江南線(当時)の三次-式敷(しきじき)間が開通したのと同時に設置されています。駅自体は将来的に交換設備を設けられるような準備がされているようですが、結局は一面一線のまま廃止されることになるのでしょうか。
三次市の市街地の中にあるので周辺人口は多い筈なのですが、利用は凄まじく低迷しているようで、2002 年の時点で平均乗車人員が「2 人」だったのだとか。ちなみに 2014 年の調査では 3 倍に跳ね上がって「6 人」になったとのこと。ローカル線の定番ですが、集落の外れにひっそりと駅が存在している……というパターンの典型的な例かもしれません。
粟屋駅(あわや──)
尾関山を出発すると、三江線はいきなりトンネルに入ります。その気になればいくらでも避けられる山をトンネルで抜けるあたりが、戦後に開通した路線なんだなぁ……と思わせます。トンネルを抜けたら一瞬で江の川です。
江の川を越えると、沿線も市街地から農村地帯に変貌します。江の川の南岸を西に向かって走ること 5 分ほどで、次の「粟屋」です。
粟屋駅も一面一線の構造で、ホームは進行方向に向かって右側でした。相変わらず残念な写真で申し訳ありません……。
先程の尾関山駅は、2002 年の調査と 2014 年で平均乗車人員が 3 倍に増えた……なんて話がありました(分母は気にしない)。ところがこの粟屋駅は、2002 年の時点では尾関山駅と同数だったにもかかわらず、2014 年も横ばいのまま(2 人)、そして 2015 年の調査ではついに「0 人」になってしまいました。
いやいや、上には上がいるってことですね……(汗)。
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