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春の道北・船と車と鉄道で 2016 (26) 「町の外れの町役場」

経ヶ岬から宮津を経由して舞鶴に向かうにあたって、京丹後市丹後町から「丹後縦貫林道」を経由して伊根町経由で宮津に向かうことにしました。府道 652 号「久僧伊根線」の碇峠を越えて伊根町に入り、府道 57 号「弥栄本庄線」との重複区間に入りました。ここまでは「伊根・宮津方面」への迂回路の案内通りです。

府道 57 号

左上に見えているのが碇峠から降りてきた府道 652 号で、正面に見える道が府道 57 号(と府道 652 号の重複区間)です。

府道 57 号は、センターラインのある快適な区間がしばらく続きます。

これは伊根町本坂のあたりだったでしょうか。集落の外れにバイパスの建設が難しい場合は、こんな風にちょっと狭い区間が残ってしまいます。

左は経ヶ岬、右は宮津

前方に青看板が見えてきました。左折すると「経ヶ岬」で(府道 57 号)、右折すると「宮津」に行けるようです(府道 621 号・府道 652 号)。

かつては一本道だったところを、無理やり T 字路に改造した風がありありと見える交叉点です。

青看板の表示を信用するならば、宮津に向かうには右折なのですが、「伊根・宮津方面」の迂回路の案内は左折を促しています。改めてこの迂回路の案内を見てみると、「大型車通行困難」の文字がありません。

改めて地図で見てみると、確かに国道 178 号に出るには左折して「伊根町本庄」に出てしまうのがもっとも早そうです。ただ、明らかに遠回りなのも確かです。11.3 km と 5.4 km を秤にかけて……

より短距離な、府道 621 号ルートを選択してみました。

府道 621 号

府道 621 号「下世屋本庄線」は線形もよく、ごく一部の例外を除けばセンターラインも確保されています。

間もなく伊根町を抜けて宮津市に入ります。宮津市に入ってすぐのところで府道 621 号「下世屋本庄線」と府道 652 号「久僧伊根線」が分離することになります。

府道 652 号ふたたび

右が府道 621 号で、直進すると府道 652 号です。国道までの距離を考えても、このまま直進が正解でしょうね。

ただ、府道 652 号も宮津市に入ってからはセンターラインの無い区間が頻発するようになります。

ちょうどいいタイミングで対向車とすれ違います。今回はツキがありますね。

町の外れの町役場

宮津市田原というところにやってきました。いつ対向車がやってきても良いように、スピードを落として慎重に走ります。地形図を見た感じでは、どうやらここが筒川水系と伊根湾側(川名不詳)の分水嶺みたいですね。

ツイスティな道を駆け抜けること 3 分ほどで……

突然目の前に赤信号が。ようやく国道 178 号(国道 482 号との重複区間)に戻ってきました。

このあたりはギリギリ伊根町で、左側には町役場や診療所、保健センターなどが立ち並んでいます。町域の外れの外れ、ほぼ宮津市という場所に町役場を構えたというのもなかなか面白い立地ですね。

ルートのおさらい

今回のルートを Google Map で見るとこのようになります。大型車両の場合は、素直に伊根町本庄を経由するのが正解かもしれません。

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