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春の道北・船と車と鉄道で 2016 (203) 「絵になる大カーブ」

道道 121 号「稚内幌延線」を北に向かい、稚内市に入りました。

一見、何の変哲もないカントリーサインですが……

道路の右側にあるというのが、ちょっと珍しいでしょうか。ただ、右カーブの手前なので、視線の動きを考えるとこれも悪くない選択のように思えます。

稚内らしい地形

稚内市豊富町の境界は、このあたりでは分水嶺とは一致しておらず、サロベツ川の流域も稚内市に含まれています。前方に見えているのが分水嶺だと思われますが、なにしろ緩やかな丘陵地帯なので、あまり峠らしい雰囲気はありません。

いかにも北海道らしい、多少の高低差は気にせずに真っ直ぐ突き進むルートです。

豊別小中学校跡

上豊別を過ぎ、下豊別の集落が見えてきました。小学校のような建物も見えますね。右手の土手はなんだろう……と思ったのですが、何かの遺構ではなく、単に土地の高低差によるものだったようです。

既に稚内市に入っていますが、ここから空港まで 24 km、市の中心部まで 35 km とのこと。奥に見える学校は「豊別小中学校」の跡のようで、2002 年に統廃合されていたようです。

絵になる大カーブ

道道 121 号は下豊別と沼川の間で大きく左にカーブしています。半径 300 m はあろうかという緩いカーブですが、100 度近く左に向きを変える大きなカーブです。カーブの外側には防風柵が並んでいて、ちょっと絵になるカーブのような気がします。

久しぶり?の看板ネタですが、宇流谷川に向かう下り坂の手前には「スリップ注意」の看板が立っていました。

この先、沼川

道道 121 号は声問川の段丘の上で再び向きを変え、沼川に向かいます。

宇流谷川を渡った後、沼川の手前で道道 138 号「豊富猿払線」と接続します。

道道 121 号と道道 138 号の重複区間に入りました。間もなく沼川の集落で、40 km/h 制限の予告が出ています。

北海道では珍しい?連続カーブ

集落に入ると右に左にとカーブが続きます。これは確かに 40 km/h 制限も妥当に思えてきますね。

集落に入ってからは急に線形が悪くなり、右に左にとカーブが続きます。このカーブの左側にはお寺と墓地があるため、線形の改良も難しそうです。

碁盤の目に進行方向を合わせるための右カーブが見えてきました。

沼川の中心部へ

右側にホクレンのガソリンスタンドがあり、その隣には A コープもあります。かつて村の中心部だったところで良く見かける風景ですね。

道道 138 号「豊富猿払線」との重複区間は間もなく終了です。道道 138 号はここから「豊富バイパス」の「豊富北 IC」に向かうことになります。

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