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春の道北・船と車と鉄道で 2016 (231) 「『牛横断注意』の謎」

道道 510 号「抜海兜沼停車場線」は、抜海駅の南でしばらく宗谷本線と並走します。前日に列車の車窓から眺めた道路を、今度は実際に走行することになりますね。

並走区間を過ぎたところで、「牛横断注意」の標識を見かけました。

この標識はあちこちで見かけますが、インディーズ系標識だからか、似て非なるデザインのものが多い印象があります。

道道 510 号の終点である「兜沼」(天塩郡豊富町)までは 9 km ほど、直近の集落である「勇知」(稚内市)まではあと 2 km ほどです。よぉーく見ると「牛横断注意」の標識も見えるのですが……

やはり、びみょうにデザインが異なるようですね。単に牛の白黒柄が異なるだけではなく、足の位置から何から異なるように見えます。受注した会社によってデザインが異なるのか、それとも同じ会社でもロットごとにデザインを変えているのか……?

郵便局・ホクレンスタンド・A コープ

勇知の市街地にやってきました。かなり小規模な市街地でも、ちゃんと郵便局があるのは素晴らしいことですよね。

そして郵便局と同様に、ホクレンスタンドも「割とどこにでもある」を実現できているのは凄いですよね。郵便局・ホクレンスタンド・A コープがある上に *実は駅もある* 勇知は、「一通り揃ったスモールタウン」と言ったところでしょうか。

殖民軌道のあったところ

集落の南には踏切があります。踏切の標識は電車を模したものに更新されています。

この踏切は「第一勇知基線道」という名前のようです。勇知の集落を南北に縦断する幹線道路なので「勇知基線道」という認識だったのでしょうね。

右側の川との間に空きスペースがありますが、ここにかつて殖民軌道の線路が通っていたみたいです。直進するとかつての殖民軌道のルート沿いを通って浜勇知に出るのですが、左折して引き続き道道 510 号を進みます。

止まれ見よ

踏切が続きますが、宗谷本線が山裾を通っていることもあって、この二つの踏切を統廃合するのはちょっと難しそうです。

「止まれ見よ」の文字が見えます。この「止まれ見よ」(とまれみよ)は警報機のない第四種踏切で良く見かけますが、警報機と遮断機が完備された第一種踏切にも書かれているのですね。

消えたヘキサ

踏切を通過して、引き続き道道 510 号を東に向かいます。

こちらの看板はヘキサの部分がほぼ消えてしまっています。こんなに器用にヘキサの部分だけ消えることが……あるんですね。不思議です。

道道 510 号は、国道 40 号からやってきた道道 616 号「上勇知兜沼停車場線」と合流します。路線名から考えると、この先はずっと重複区間となるようですね。

左折して国道 40 号に戻るのは遠回りになるということもあるので、右折して兜沼に向かいます。

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