Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

太平洋フェリー「いしかり」スイート乗船記(謎の「泉中央駅」行き編)

仙台港フェリーターミナルに戻ってきました。ケーズデンキ往復でお世話になったタクシーは、新たな客を探しに出かけたようです。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 4 月~ 5 月時点のものです。新型コロナウイルス感染症パンデミックにより、各種サービスの実施状況や運用形態が現在と異なる可能性があります。

どこへ行くのも 1.6 km

フェリーターミナルの十字路の手前には「みやぎ観光マップ」が置かれていました。

この「みやぎ観光マップ」、よく見るとあちこちにぎの跡があります。2011 年以降に手直しされた場所も少なからずあるのでしょうね。

フェリーターミナル前の道をまっすぐ直進すると「イオン多賀城店」に行くことができます(ちらっと見えていますね)。なおフェリーターミナルからイオン多賀城店までは 1.6 km ほどで、徒歩だと 20 分ほどです。まぁ歩けない距離では無いでしょうか。

また、ケーズデンキの近くにある「三井アウトレットパーク仙台港」までも 1.6 km ほどです(こちらも徒歩で 20 分強とのこと)。

津波到達高さ 7.2 m

それでは、まだ時間はたっぷりあるので、フェリーターミナルの周辺をウロウロしてみましょう。「いしかり」の手前には航送車待機場があるのですが、GW 初日だけあってか、なかなかの混み具合のようです。

横断歩道を渡ってフェリーターミナルの建物に向かいます。

フェリーターミナルに戻ってきました。タクシーの姿は見当たらない……というか、タクシーの待機区画に駐車中の車が……(汗)。

フェリーターミナルの壁(なんとなくですが、後付でエレベーターを設置した場所のような気が)には「東日本大震災 2011.3.11 大津波到達高さ 7.2 m」と描かれたパネルが張られていました。

津波仙台港フェリーターミナルビルの 1F を完全に飲み込んだことになりますね……。

このフレームは……?

「大津波到達高さ 7.2 m」のパネルの下には自販機が置かれていました。一見何の変哲もない自販機ですが、よく見ると真ん中に謎のフレームが追加されていますね。転倒防止のためかと思ったのですが、壁に固定されているわけでも無さそうですし……。

ちなみにストリートビューを確認したところ、2018 年の時点ではフレームらしきものが確認できますが……

2021 年の時点では取り外されたようにも見えます。

ここからは想像ですが、地震の揺れで自販機の正面ドアのロックが壊れるケースが多発したために補強した……とかでしょうか。

謎の「しめきり」

タクシーのりばで客待ちするタクシーはいなくなりましたが、バス停には「泉中央駅」行きの宮城交通が出発を待っていました。

バス停の名前は「仙台港フェリーターミナル」のようです。宮城交通が設置したと思しき看板が立っています。

この車輌、後扉は二枚折戸が左右に並ぶ開口部の大きいものですが、左側(前位)の折戸には「しめきり」と書かれています。よく見ると「しめきり」のドアの奥には鉄パイプで人が入れないようになっているような……。

ドアの後ろにわざわざ鉄パイプを設置して人が通れないようになっているのは謎ですが、スキーとかゴルフバッグを立てかけるのに良さそうなスペースではありますね……。

これまた謎の「泉中央駅行き」

泉中央駅」行きのバスは 16:50 に出発するようです。どうやら終点が「泉中央駅」で、まずは普通に仙台駅に向かうっぽい感じでしょうか。

現在の運行状況を https://transfer.navitime.biz/miyagikotsu/pc/diagram/BusDiagram?orvCode=00330634&course=0006300369&stopNo=1 で確かめてみたところ、現在はどうやら「泉中央駅行き」の設定は無さそうな感じです(系統分割でしょうか)。そして「仙台駅前行き」の本数自体も激減しているように見えますね……。

これまでの「太平洋フェリー『いしかり』スイート乗船記」の記事一覧はこちらからどうぞ。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International