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石北本線ほぼ各駅停車 (15) 「東相内」

真っ赤な倉庫?が見えてきました。残念ながら見切れてしまっていますが、左には踏切があり、「東光通」という道路が通っています。この「東光通」は、このあたりでは珍しい、殖民区画に合致しない道です。

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東相内駅(A58)

線路と出発信号機が見えてきました。間もなく東相内駅に到着です。

駅の北側には謎の空き地が広がっています。もっとも空き地なのはこの一角だけで、殆どは駐車場だったり事務所があったりするのですが……。

これは何かあったな……と思ったのですが、1977 年頃の空中写真を見てみると……

(この背景地図等データは、国土地理院地理院地図から配信されたものである)

あー、やはり。駅の西に農産品ターミナルがあるのですが、そこからの荷物を積み込むための側線があったのですね。このあたりで収穫された新玉ねぎは、現在は北見駅コンテナターミナルから貨物列車に積み込まれているようですが、東相内駅から積み込まれていた時期もあった……ということですね。

左にも右にも

ということで東相内駅に到着しました。この駅は 1912 年に「湧別軽便線」の「相ノ内駅」として開業し、1934 年に「東相ノ内駅」に改称、1997 年に現在の「東相内駅」に改称しています。国鉄の駅は「西ノ宮駅」や「三ノ宮駅」のように「ノ」が入るケースが多かったのですが、後に多くが改められていますね。

1 番線のホームは進行方向左側にありますが、進行方向右側にはホームが見当たりません。これはオフセットされた位置にある……ということでしょうか。

やはり……と思ったのですが、良く見るとホームが 2 番線の線路よりも手前にあります。東相内駅のホーム配置は「島型ホーム」の亜種のようで、1 番線は構内踏切の手前の左側と、構内踏切の先の右側で乗り降りができてしまう……ようです(実際には構内踏切の先に停車することは無いと思いますが)。

かつて農産品ターミナルに向かっていた側線の向こうに太陽電池パネルが見えます。Google マップにはピンが無いため詳細は不明ですが、空中写真では大量の除雪車が駐車しているように見えます。資材置き場として使用している土地の一角に太陽電池パネルを設置した、と言ったところでしょうか。

駅名標とのツーショットです。この駅名標もほぼ真南に向いているからか、褪色が激しいですね……。

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