Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (91) 「偽バンクシー風ふたたび」

国道 243 号で別海の中心部に向かいます。おや、またしても偽バンクシー風の「牛横断注意」が。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 4 月~ 5 月時点のものです。

格子状の防風林があるのは中標津と同じですが、航空写真で見た限りでは、ここが格子の南端のようにも見えます。手前に一本だけ木があるのは、交叉点の目印として残されたのでしょうか。

この防風林ですが、もともと繁茂していた木を伐採せずに残したのか、それとも新たに植樹したのか、どっちなんでしょう? 前者だろうなぁと想像していますが、確証が持てないもので。

防風林の手前にも偽バンクシー風のアレが。

間もなく中西別

格子状の防風林を抜けます。これが三度目ですが、完全な格子状であれば間にもう一つ防風林がある筈なんですよね。寒暖の差が大きいからか、路面はやや痛みが目立つ印象もあります。

おやっ、ここからまさかの 50 km/h 制限ですか。

……と思っていたら、今度は 40 km/h 制限です。どうやら「中西別」の市街地が近い模様。

国道 272 号との立体交叉の手前から 11 km ほど直線区間が続いてきましたが、ここでようやく左カーブに差し掛かります。「学校あり」の標識も立っているので、制限速度をしっかりと守りたいところですね。

西春別西春別・中西別

別海町中西別にやってきました。別海町は日本で三番目に広い町ですが、1 位の足寄町と 2 位の遠軽町と比べると山間部の占める割合が少ないように思われるので、「平地の面積」をカウントすると日本一広いんじゃないか……と思えてきます。

ここまでの国道 243 号沿いだけでも「上西春別西春別駅前)」「西春別」「中西別」の集落がありましたが、これらの集落にはそれぞれ中学校が設置されていて、他にも上春別中学校・上風連中学校・野付中学校・中春別中学校・別海中央中学校が存在するとのこと。

それはそうと「中春別」「中西別」「上春別」「上西春別」「西春別」はいずれも中学校の存在する地名ですが、ややこしく……ないですか?(汗) しかも「中春別」が「春別川」沿いで「西春別」「上西春別」は「西別川」沿いとか、かつての「上春別駅」と「上春別中学校」が直線距離で 10 km 近く離れているとか、トラップの数がもの凄い感が……。

そう言えば、中西別にはこんな看板が立っていました。ちょくちょく実弾が飛び交う演習場(言い方)として知られる「矢臼別演習場」への案内です。

ところでこの看板、「矢臼別」の「臼」の字に修正の跡があるように見えるのですが……。まさか「白」と間違えたり……してませんよね?

無いものは無い?

別海町中西別からは、計根別に向かう道道 311 号「中西別計根別線」と上風連に向かう道道 928 号「上風連中西別線」が分岐しています。

中西別には幼稚園・小学校・中学校・郵便局・セイコマ・A コープ・ガソリンスタンドがあるのですが、面白いことに家屋はそれほど中心部に集まっていない(=散在している)ように見えます。役場や高校のある別海の中心街までは 11 km ほど距離があるので、中西別にも無視できないだけのニーズが存在する……ということでしょうか。

セイコマの営業時間は 6:00~23:00 のようです。まぁ 24 時間営業は都市部も含めて本当に必要なのか?という話もあるでしょうし、23 時まで営業してくれたら言うことなしですよね。

赤信号に引っかかってしまいましたが、そろそろ中西別の集落を抜けそうですね。

然内橋

中西別の集落を抜けて、再び直線区間に入ります。

おやっ、カーブとは別海らしくない……

どうやらここで「然内川」を渡るようです。「然内」は「しかるんない」と読む……という話でしたが、橋の名前は「しかりないばし」のようですね。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International