Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

秋の道南・奥尻の旅 (62) 「奥尻島津波館『災害の記録』」

奥尻町青苗の「奥尻島津波館」にやってきました。奥尻島の最南端は「徳洋記念碑」のある青苗岬ですが、「奥尻島津波館」は青苗岬と青苗の集落の間に位置しています。 外は相変わらずの雨模様ですが、駐車場から入り口までの間もコンクリート製の屋根?が用意…

秋の道南・奥尻の旅 (61) 「北追岬公園の彫刻群」

奥尻島西部の神威脇にある「北追岬公園」にやってきました。道道 39 号「奥尻島線」から少し海側に入っていくと…… まるで、パラボラアンテナのようにも見える謎の彫刻群が。アングルを変えてもう一枚。 これは一体何なのでしょう……。奥尻町の Web サイトには…

秋の道南・奥尻の旅 (60) 「北追岬公園へ」

急勾配もふくろうが知らんぷりをしながら教えてくれる「林道鍋釣線」を進みます。今度は 12 % の上り勾配ですから……これはキツいですね。 航空自衛隊から北上してきた道路と合流して、更に北へと向かいます。 道道 39 号「奥尻島線」で西海岸へ 今度は東から…

秋の道南・奥尻の旅 (59) 「林道鍋釣線」

「佐藤義則野球展示室」は「うにまるパークセンター」の中にあります。「うにまる公園」は、展示室の窓からこのように見えるのですが…… 円形の広場に巨大な「うにまる」のイラストと文字があって、 海側には謎のオブジェも。 なんともシュールな、まるで昔の…

秋の道南・奥尻の旅 (58) 「平成 11 年 11 月 11 日 11 時 11 分 11 秒!」

奥尻町の「うにまるパークセンター」にある「佐藤義則野球展示室」の話題の続きです。なぜかアコーディオンカーテンが設けられた一角があり、その奥には何故かこんな大漁旗(ですよね?)が。 1994 年に通算 150 勝を達成した記念に作成されたもののようです…

アイヌ語地名の傾向と対策 (377) 「幌毛志・振内・池売川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 幌毛志(ほろけし) poro(-sar)-kes(-oma-p)大きな(・葭原)・末端(・そこにある・もの) (典拠あり、類型あり) 沙流川の北側に位…

アイヌ語地名の傾向と対策 (376) 「主辺山・オコチナイ川・シュッタ川・主待山」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 主辺山(しゅへん──?) supun(-tapkop)?ウグイ(・円山) (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 平取町幌毛志の南、長知内からは…

秋の道南・奥尻の旅 (57) 「佐藤義則野球展示室」

奥尻町赤石にある「うにまる公園」にやってきました。 一見、何もない広場のようにも見えてしまいますが、随分と向こうのほうに建物がポツンと見えています。 ずいずいっとズームすると……。はい、この建物が「うにまるパークセンター」にして、そのメインコ…

「日本奥地紀行」を読む (60) 川治温泉~五十里 (1878/6/25)

引き続き、1878/6/24 付けの「第十一信」(本来は「第十四信」となる)を見ていきます。 ばかばかしい間違い 川治温泉での「ばかばかしい間違い」のあと、イザベラはこの日の最終目的地である五十里に向かいます。 私たちはそこを出発した。五十里(イカリ)…

秋の道南・奥尻の旅 (56) 「うにまる公園」

奥尻中学校のある「奥尻町谷地」の集落にやってきました。これで奥尻島を横断する道路を、とりあえず 3 つ走破したことになります。 ここから先は、道道 39 号「奥尻島線」を南に向かって、前の日にスルーしてしまった「佐藤義則野球展示室」に向かいます。 …

秋の道南・奥尻の旅 (55) 「待避所のクマさん」

山の尾根伝いに伸びる道を走って「航空自衛隊」に向かいましたが、「これより先 航空自衛隊専用道路」との掲示があったため、左折して山を降りることにしました。奥尻島を横断する道路は 3 つほどあるのですが、これが最後のルートです。 待避所のクマさん …

「日本奥地紀行」を読む (59) 藤原~川治温泉 (1878/6/25)

引き続き、1878/6/24 付けの「第十一信」(本来は「第十四信」となる)を見ていきます。 馬の草履 イザベラ一行は、藤原(現在の日光市藤原)を出発して、次の目的地・高原(現在の川治温泉付近)を目指します。新藤原から川治温泉までは、現在は野岩鉄道で …

アイヌ語地名の傾向と対策 (375) 「トウナイ川・モルベシベ川・ピラチナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) トウナイ川 {tun-nay}??{谷川} (?? = 典拠なし、類型あり) 平取町長知内の東側を流れている川の名前で、北から南に流れて沙流川に注…

アイヌ語地名の傾向と対策 (374) 「荷負・長知内・タウシナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 荷負(におい) ni-o-i流木・多くある・ところ (典拠あり、類型あり) 平取町中部、額平川が沙流川に合流するあたりの地名です。かつ…

秋の道南・奥尻の旅 (54) 「航空自衛隊専用道路」

晴れていたなら結構な景色が堪能できたであろう(想像)球島山を後にして、奥尻島ドライブに戻ります。坂を下って…… 再び、道道 39 号「奥尻島線」との交叉点まで戻ってきました。右に曲がると砂利道に戻ってしまうので、ここは左折して最後の未走破区間に入…

秋の道南・奥尻の旅 (53) 「球島山」

球島山の麓から奥尻町宮津に向かう道路は、尾根伝いの快適な二車線道路です。球島山から北側の道道 39 号は一部狭隘な区間や砂利道が残っているので、この道は奥尻港から西海岸の湯浜あたりに抜けるためのバイパスとしての機能もあるのかもしれません。手元…

秋の道南・奥尻の旅 (52) 「目指せ奥尻完全走破」

奥尻島は、道道 39 号「奥尻島線」が島をぐるっと一周しているのですが、どちらかと言えば南北に細長い形をしているので、道道とは別に東西を横断する道路が 2~3 本ほど存在します。誤解を恐れずに表現すれば、「皿」という字に似た道路ネットワークでしょ…

秋の道南・奥尻の旅 (51) 「砂利道!」

奥尻島最北端の「稲穂岬」に隣接している「賽の河原公園」からは、稲穂岬の灯台を見ることができます。 位置関係にちょいと注意が必要なのですが、灯台は岬の北端から 6~700 m ほど南の内陸部にあります。稲穂岬自体が割と平坦な地形なので、高台に灯台を建…

秋の道南・奥尻の旅 (50) 「賽の河原公園」

奥尻町宮津の「旅の宿『大須田』」さんを後にして、道道 39 号「奥尻島線」を北に向かいます。外は生憎の雨ということで、写真を撮影するのも一苦労です。 宮津弁天宮 というわけでドライブレコーダーから起こした画像になっちゃうのですが、前方に宮津のラ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (373) 「アッリオシヒナイ沢・ピラチシュウスナイ沢・ニセイパオマナイ沢」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) アッリオシヒナイ沢 ari-ochi-pin-nay???(罠を)仕掛ける・いつもする・細く深い・沢 (??? = 典拠なし、類型未確認) ペンケユック…

アイヌ語地名の傾向と対策 (372) 「ペンケメウシュナイ沢・パンケチエブ沢・パンケユックルベシュベ沢」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ペンケメウシュナイ沢 penke-me-us-nay川上の・寒気・ある・沢 (典拠あり、類型あり) 平取町北東部の額平川に注ぐ北支流の名前です…

秋の道南・奥尻の旅 (49) 「旅の宿『大須田』さん」

この日は奥尻町宮津の「旅の宿『大須田』」さんにお世話になることにしました。宿泊カードに住所・氏名を記入して、部屋に向かいます。 網戸の向こうには奥尻の海が広がっています。水平線上に光って見えるのは漁火でしょうか? 夕飯! 夕食! 晩ごはん!! …

秋の道南・奥尻の旅 (48) 「Day 2 ゴールイン」

蚊柱大橋から先の道道 39 号は、昔風の言い方をすれば「奥尻スカイライン」とでも呼べそうな、尾根を縫って走る道路に様変わりします。最高地点の標高は 340 m を超えようかと言った感じです。 ちなみに、奥尻島内の最高峰は標高 584 m の「神威山」とのこと…

秋の道南・奥尻の旅 (47) 「湯浜・幌内・蚊柱大橋」

神威脇の集落の北側にある「神威トンネル」を抜けると、再び道道 39 号線は山と海の間を縫うように走ります。 やはり、時折落石などの被害もあるらしく…… 落石防護工の工事なども進められていました。 湯浜トンネル・幌内トンネル 前方に再び、奇岩とそれを…

秋の道南・奥尻の旅 (46) 「神威脇温泉」

奥尻島西部の「ホヤ石」を抜けると、再び砂浜が見えてきました。 このあたりはセンターラインこそ無いものの、道幅は十分広くて、山側のフェンスもきちんと整備されています。前方に見える小島のような独立岩は「神威岩」でしょうか。 神威岩の横を通過する…

秋の道南・奥尻の旅 (45) 「千畳浜・藻内・ホヤ石」

道道 39 号線(奥尻島線)でぐるっと奥尻島を回っています。奥尻から青苗に向かい、その後は奥尻空港の横を通って西海岸を北上します。 千畳浜 青苗の集落はもっとも低いところで標高 6 m 程度でしたが、千畳坂覆道のあたりでは標高 72 m ほどになっていまし…

アイヌ語地名の傾向と対策 (371) 「パンケトボチベツ沢・シュンベツノ沢・ルトランシュンベツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) パンケトボチベツ沢 panke-tok-ot-i-pet??川下の・突起物・群在する・ところ・川panke-top-ot-i-pet??川下の・竹・群在する・ところ・…

アイヌ語地名の傾向と対策 (370) 「アブシ川・シカルスナイ沢・パンケルナイ沢」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) アブシ川 ap-us-i??鈎針・多くある・もの (?? = 典拠なし、類型あり) 平取町は額平川に注ぐ支流の名前です。アブシ川が額平川に合流…

秋の道南・奥尻の旅 (44) 「海の向こうのあの島は」

奥尻島の最南端に位置する「青苗岬」にやってきました。「徳洋記念碑」のあるところから少し南に歩を進めると、そこはもう波打ち際です。 遠くに島が見えます。実はあの島が DASH 島……ではなくて、日本最大の無人島として名高い「渡島大島」です。ほぼ真北に…

秋の道南・奥尻の旅 (43) 「徳洋記念碑」

奥尻島南部の「青苗」地区にやってきました。何度もくどくて申し訳ありませんが、1993 年の「北海道南西沖地震」で甚大な被害を被ったところで、集落のすぐ西側には「奥尻空港」があります。奥尻島の中でもフェリーターミナルのある「奥尻」地区と一二を争う…