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秋の道南・奥尻の旅 (22) 「国縫 IC」

片側一車線・対面交通の道央道で路肩に車が止まっていると少々ドキッとする(逃げ場がないので)のですが、対向車線にはもっとドキッとする光景がありました。

現代の車両と道路のスペックを考えると、現状の制限速度は適切ではない……として、一部区間で制限速度の引き上げが行われたのは、皆さんもよくご存知のことかと思います。道央道は片側一車線なので 70 km/h 制限だったのですが、現在はどうなっているのでしょうか。

さて、国縫まで梯団走行を覚悟していたのですが、長万部国縫の間にも追い越し車線が絶賛設置済みでした。

それにしても、ずっと集団の先頭を走っていた(後続車よりもゆっくり走っていた)のに、追い越し車線になると急に速度を上げる車って何なんでしょうかね……。

秋の空 見上げてみれば うろこ雲

国縫 IC まであと 2 km 地点にやってきました。うろこ雲が見えるのが秋の空っぽいですよね。

追い越し車線が惜しまれつつ終了した後は、再び片側一車線に戻ります。これはセンターラインが無いのではなくて、上り車線と下り車線の間に巨大な分離帯がある形態ですね。

地価が比較的安いと思われる北海道ならではの構造ですよね。これだと氷結した路面で車線から逸脱した車が出たとしても、対向車線にはみ出して正面衝突する危険が少なくなりそうですし。素晴らしいと思います。

国縫 IC

国縫 IC で道央道から流出して、せたなに向かいます。

これは全国共通だと思いますが、遠目からも ETC ゲートが視認しやすいようになっていますね。これも素晴らしいアイデアですよね。

ETC ゲートを徐行で通過します。

ランプウェイを直進すればせたなに向かうことができます。国縫の集落のすぐ近くに IC があるのに、ランプウェイが町の反対側を向いているのが面白いですね(ニーズを考えると当然の構造だと思いますが)。

ランプウェイを直進します。左側に見えるのが旧・国道 230 号のようですね。

これは国道 230 号をランプウェイに転用したのではなくて、国道 230 号にほぼ並走する形で国縫 IC のランプウェイを建設して、ついでに国道 230 号自体も集落の北側を抜けるバイパスを建設した、ということなのでしょうね。旧 230 号は、地元の人用の「抜け道」として残したような感じでしょうか。

(この背景地図等データは、国土地理院地理院地図から配信されたものである)

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