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福塩線各駅停車 (17) 「備後安田」

梶田を出発して、次の「備後安田」に向かいます。梶田から備後安田までの 5.2 km を、三次行き 1725D は 11 分かけて走ります。向こうに見えるのは、県道 27 号「吉舎油木線」が上下川を渡るところの橋です。

まさかの 60 km/h 制限

福塩線(福塩北線部分)の 20 km/h 制限に「こりゃすげぇ!」と気づき、一枚くらいはちゃんとした写真に収めたいなぁ……と思っていたところ、なななんと……!

まさかの「60 km/h 制限」の標識が! そもそも福塩線って最高何 km/h まで出せるんだろう……と思ったのですが、Wikipedia を見る限りでは、諸元としては 85 km/h が Max のようですね。60 km/h でも 25 km/h ほど落とさないといけない、ということなんでしょうけど、非電化区間ではどう考えても 85 km/h を出せる場所は無いような気も……。

というのも、ちょっと気を抜いたらこれですからね(笑)。

この標識は、速度制限が終わったことを示しているのでしょうか?

車では近づけない?

梶田から備後安田までは、引き続き上下川沿いを走りますが、途中で 2 度ほど上下川を渡ります。駅こそありませんが、途中、しばらく上下川の右岸(東側)を走ることになります。

ちなみに駅がないだけではなく幹線道路も無かったりします(汗)。

トンネルを抜けて左岸に戻って

前方に、この区間で二つ目のトンネルが見えてきました。

トンネルを抜けたところで再び上下川を渡って、左岸に戻ります。これまた安定の 20 km/h 制限ですね……。

ほぼ定刻通りに、備後安田駅が見えてきました。ポイントが見えるので交換可能な駅なんでしょうか……?

備後安田駅(びんごやすだ──)

三次行き 1725D は、ゆっくりと速度を落として備後安田駅に停車します。

ポイントがあるように見えたので、交換設備があるのかな……? と思ったのですが、反対側の線路にはホームがありませんでした。かつては反対側にもホームがあったらしいのですが、既に撤去されて跡形もありません。

ただ、現存するホームにはかなり立派な駅舎が残されています。

備後安田駅の開業は 1935 年(昭和 10 年)、福塩北線の吉舎(きさ)から上下までの延伸と同時でした。1983 年に国鉄の直営駅から簡易委託駅となり、2008 年まで簡易委託が続いていたとのこと。なるほど、立派な駅舎が残っているのもなんとなく納得です。

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