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冬の愛媛・大分フェリー旅 2020 (66) 「開運ロードとみくじ(富来路)」

国東半島の東端にある「国東市」というところまで来てしまいました。この日のゴールは北九州市にある「新門司フェリーターミナル」で、目標到着時間は 19 時でした。

カーナビは大分空港に引き返して「大分空港道路」を戻るルート(南回りルート)を推奨していたのですが、さすがにここで引き返すのではなく、多少時間はかかるものの、このまま国東半島をぐるっと回って(北回りルート)ゴールに向かうことができないか……という決断を迫られていたのでした。

南回りルートですら、当初の目標だった 19 時到着が難しいことを示していて、北回りルートにチャンレジすれば、フェリーターミナルへの到着が更に遅れることも容易に想像ができます(想定到着時刻は南回りルートしか確認できていませんでした)。

まだ見ぬ「北回りルート」へ!

目の前には T 字路があり、左折すると「南回りルート」、右折すると「北回りルート」なのですが……信号が青に変わりました。さぁ、どうする!?

信号待ちの間に考えた結果、北回りルートにチャレンジしてみることにしました(!)。多少は遠回りになるとは言っても、そこまで致命的に遅れることは無いだろう、もしかしたらしれっと目標の 19 時過ぎに到着することもあるんじゃないか……と考えての結果です。

既に余裕時分は全て使い尽くしてしまったので、マイナスからのリスタートです。まぁ、30 分程度の遅延であれば許される筈なので(!)、最悪それに甘えてみよう……という考えもあったかもしれません。

超ミニマムな青看板

国東市国東町の市街地は段丘の上にも跨っていて、国道は急に上り坂に差し掛かりました。

ところで、この青看板(?)、国内でも最小レベルのものだと思うのですが……。「横断禁止」のような標識を塗り直して青看板に改造したようにも見えてしまいます。

国東市役所

丘を越えて、今度は坂を下って平地に戻ってきました。右側が昔からの市街地で、左側はバイパス沿いのような感じで各種チェーン店が並んでいます。ここを左折すれば「弥生のムラ」へ行けるとのこと。

そのまま直進すると、右手に「大分合同新聞」の建物が見えてきました。臼杵にも支局?がありましたが、地元紙のきめ細やかな体制は流石ですね。

左手に「国東市役所」が見えてきました。安岐町・武蔵町・国東町国見町の 4 町の合併でできた新生・国東市ですが、合併前の人口が最も多かった旧・国東町役場を市役所にした……ということなんでしょうね。町名も偶々?同じですし、4 町の真ん中に近い位置なので、それほど揉めることなく自然に決まったのでしょうか……?

橋の左右に仁王像!

旧・国東町の市街地は、田深川の河口の南側を中心に、フェリー発着所のある田深川の北側と、北に少し離れた「富来」(──とみく)が目立っているでしょうか。かつて存在した「大分交通国東線」も、当初は富来までの建設を予定していたものの、残念ながら最終的には完成することなく放棄されたとのこと(未成線)。

ということで、田深川を渡って北側に向かうところで……

うわわわわっ。橋の左右にまたしても仁王像が!

田深川の北側にやってきました。右折すると県道 523 号で「国東港」に、左折すると県道 29 号で「豊後高田」に出ることができます。県道 29 号は「両子圣由」とあるように、両子山を越えるルートです。

今回は「北回りルート」を選んだので、このまま直進して旧・国見町に向かいます。

いきなり「ゆずり車線」

国東町田深(田深川の北側)から少し北に離れたところにある「国見町富来浦」に向かいます。なぜか急に「ゆずり車線」が見えてきましたが……

それほど速度差がなかったこともあってか、特に譲られることもないまま「ゆずり車線」は終了です。

開運ロードとみくじ 富来神社

道路脇には「開運ロードとみくじ 富来神社」まで 3.6 km という案内が出ていました。「富来」は「とみく」ですから、「富くじ」にあやかった、ということなんでしょうね(笑)。

国東町富来」の中心部にほど近い「富来浦」交叉点にやってきました。

青看板の裏側のスペースにわざわざ「開運ロードとみくじ(富来路)」の案内図が取り付けられていましたが、どうやら「富来神社」に向かうには先程の「富来浦交叉点」を左折する必要があったようです。「富来路」で「とみくじ」というのは中々傑作ですね(笑)。

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