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春の道北・船と車と鉄道で 2016 (154) 「江丹別峠」

「急カーブ 多い!」との自己アピールのあった「江丹別峠」に向かいます。ここからは白樺林の中を走ることになるようです。

確かにクネクネとカーブが続きますが、「急カーブ!」と言うほどのものはそれほど多くない印象です。日陰になる時間の多い北斜面には、雪が結構残っていますね。

「自由にお休み下さい」と記された案内板が見えてきました。よく見るとウサギとカメが描かれていて、カメが「P」の旗を持っていますね(笑)。

案内通り、右手にちょっと小ぶりのパーキングスペースが見えてきました。駐車スペースは乗用車用が 8 台ほど(あと大型車用のものが 3 台ほど?)あるようです。手前の建物はトイレに見えるのですが……(詳細不明)

江丹別峠

パーキングスペースのすぐ先が「江丹別峠」です。

そして、ここから先は旭川市です。ここはかつての「江丹別村」ですが、1955 年に旭川市編入されています。

江丹別と言えば、冬場の寒さが厳しいことで知られていますが、今年(2021 年)の夏は異常高温でも有名になってしまいましたね。内陸部の山間部ということで、もともと寒暖の差の大きい土地ですが、これだけ熱くなるというのは……。

カーブはやや多め?

「急カーブ 多い!」との自己申告の通り、確かにカーブは多いのですが、そう言えばカーブミラーを見かけたのは久しぶりのような……。

と言っても、常に右に左にとカーブを繰り返している訳でもなく、長くは無いものの直線区間もあります。

路面は(冬が終わった後だからかもしれませんが)そこそこ痛みが目立ちます。ただ片側 1 車線は確実にキープされているので、突然離合困難に陥ったりすることはありません。

芽吹く新緑

左側の斜面は南向きなので、雪はあまり残っていませんね。

左側にフェンスが突き出ているのが見えますが、このサイズだとちょっとした雪崩・落石を防げる程度でしょうか。覆道があればベストですが、そこまでの用意は無いようです。

白樺林の足元には、既に新緑が芽吹き始めているようです。冬場はモノトーンだった林にも、少しずつ彩りが戻ろうとしているようです。

北斜面はガス模様

路傍の彩りを実感できるようになったのは、ガスが晴れたことも大きいのですが……ああ、またですか。

江丹別峠は標高 478 m ほどのところにあり、そこから標高 120 m あたりまで坂を下ることになります。地形をうまく活かすことでそれほど急カーブを作らずに済んでいるのですが、南斜面沿いから北斜面沿いに移るため、この時期は残雪の量が途中で変わることになります。

残雪があるということは空気が冷やされるということで、どうしても霧が出やすくなってしまう、ということですね。

絶賛改良中

ちょっとめずらしい光景を見かけました。斜面をビニールシートで養生していたらしく、その上に雪が積もっていたみたいですね。手前のほうでは木の根もとだけ雪が溶けていますが、何故こうなるんでしたっけ……?

「急カーブ 多い!」という割にはそれほどでも無かったような気もしますが、江丹別側では改良工事が進行中のようで、更にカーブが少なくなるみたいです。路面が荒れ気味なのも、道路そのものの改良に注力しているから……だったりするのでしょうか。

旧・江丹別村の中心部が近づいてきました。ここから暫くは集落の中を走ることになるので、40 km/h 制限となるようです。

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