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春の道北・船と車と鉄道で 2016 (254) 「毛筆体の『美深菊丘トンネル』」

「名寄美深道路」の「美深北 IC」にやってきました。名寄美深道路の終点で国道 40 号に合流する交叉点ですが、信号機は設置されていません。

現在の美深北 IC は名寄美深道路の本線がそのまま T 字路になっている構造です。左側に雪捨て場(だと思う)が見えますが、将来、北に向かって延伸する場合はこのスペースに立体交叉を設けるつもりなんでしょうね。

片側 1 車線の道路ですが、センターにはガードレールが設置されていて、制限速度も 80 km/h です。これはありがたいですね……。

動物注意

JR 宗谷本線をオーバーパスした後、名寄美深道路は市街地を避けるように東側の高台に向かいます。

あいにくピントが合ってませんが、この「動物注意」の標識はキタキツネ……なんでしょうか?

追越車線あり〼

片側 1 車線の高規格道路は、前に遅い車が走っていると手の施しようが無くなってしまいますが、幸いなことに 2 km 先に追越車線が用意されているとのこと。

そして 2 km 先に「美深 IC」がある……ということは、IC の前後に追越車線が整備されているということですね。

毛筆体が味わい深い「美深菊丘トンネル」

なんとも不思議な形のトンネルが見えてきました。トンネルなのですが、トンネルの上の土?が殆どありません。この手のトンネルは上に遺跡があってそれを保護するために掘削されることがありますが……

Google マップの航空写真で眺めてみると理由は一目瞭然で、実はトンネルの上に「美深スキー場」があったのでした。ゲレンデのほぼど真ん中に道路を通すということになったので、オープンカットではなくトンネルにした、ということでしょうね。

ちなみにこのトンネルは「美深菊丘トンネル」と言うそうですが、このフォントは一体……?

「美深道路」区間は完成 2 車線

トンネル内も中央にガードレールが設置されています。

トンネルを抜けてから少し南に進んだところにカルバート?がありました(菊丘公園に向かう道路が上を通っているようです)。今頃気づいたんですが、名寄美深道路の「美深道路」区間は「完成 2 車線」だったんですね。

地形図を眺めていて思ったのですが、名寄美深道路は何故「美深スキー場」の真下を通るコースを選んだのでしょう……? 市街地を避けるためというのは理解できるのですが、ちょっと東に寄りすぎているような気も……。もしかしたら、美深北 IC から北に延伸するのではなく、美深スキー場の北側で本線を分岐させる含みもあるのでしょうか?

この先「名寄バイパス区間

名寄美深道路の「美深道路」区間は、山の中を切り開いて道路を通している印象がありますが……

「美深 IC」のあたりでは平野のど真ん中に戻ります。

追越車線の長さは 1,350 m とのこと。ちょうどいい長さでしょうか。

「美深 IC」から先は「名寄バイパス」として建設された区間に入ります。

名寄バイパス」は設計速度 100 km/h の「暫定 2 車線」区間です。設計速度は 100 km/h ですが、暫定 2 車線なので制限速度は 80 km/h のまま……とのこと。

ペンケニウプ川の手前で追越車線は終了です。引き続き安全運転で名寄に向かいましょう。

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