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春の道北・船と車と鉄道で 2016 (237) 「北緯 45 度通過点」

道道 645 号「上問寒幌延停車場線」の起点を通過して道道 583 号「上問寒問寒別停車場線」に入りました。早速「問寒別川」を渡るようです。

この橋の名前は「思案橋」とのこと。確か朱鞠内湖の近くにもあったよな……と思ったのですが、全国的には長崎の「思案橋」が有名でしょうか。この「思案橋」も往来に際して思案したというベタな由来なのかも……?

略して「かりべん」

問寒別川が道道 583 号の西側を通るのは上問寒の一部区間のみだったようで、道道は「豊神橋」で再び問寒別川を渡ります。

「豊神橋」は「ほうしん──」と読むとのこと。toy-kamu 由来ではないかと思っていたのですが、それに加えて瑞祥地名にしてみた……というダブルミーニングだったりしたら面白いですよね。

そして橋の右側にあった謎の看板……。「仮BM」でググってみたところ、あっさり答らしきものが……。「仮ベンチマーク」(略して「かりべん」)は私設・仮設の水準点だそうで、水準測量を手っ取り早く行うために設置?するものみたいです。つまりここは標高 32.307 m ということになるでしょうか。

地理院地図では「豊神橋」の北に「・31」とありますが、DEM5A のデータでは「32.0 m」と出てきます。「かりべん」の「32.307 m」という数字は信用できそうな感じですね(信用できないと困りますが)。

「といかんべつ川」の看板は比較的コンパクトなツートーンのものです。チラ見した感じでは設置者の名前が見当たらないようにも思えますが……。

200 m 先に

「豊神橋」を渡って更に南に進むと、「矢羽根」を支えるポールに何やら案内が……。

なるほど、200 m 先に「北緯 45 度通過点」があるのですね。北緯 45 度線が通過する自治体は他にもありますが、幌延町が一番力を入れてアピールしている印象があるでしょうか(単に通過ポイントが多いからかも?)。

「200 m 先」の案内に続いて「80 m 先」の案内もありました。「Don't miss it!」と言わんばかりの力の入れ方ですね(何故英語)。ちなみに「200 m 先」の手前にも案内板があったのですが、写真を撮り損ねていたようです。

前後に他車がいないことを確認して、ゆっくりと速度を落とします。

北緯 45 度通過点

「北緯 45 度通過点」にやってきました。ただ、回りを見渡しても特にそれらしきものは見当たりません。

……大きな勘違いをしていたことに気づくのに、それほど時間はかかりませんでした。ここは「北緯 45 度通過点」であって、誰もモニュメントがあるとは言ってませんでしたよね。ということで、実際に GPS が「北緯 45 度」になるように 5~6 m ほど車を動かして……

はい、バッチリ北緯 45 度ですね!

ごあいさつ

「北緯 45 度通過点」に車を停めて回りを見渡していたところ……あっ!

絶妙のタイミングでキタキツネが挨拶に来てくれました。

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