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春の道東・船と鉄路とバスの旅 2017 (83) 「別海町鉄道記念館」

現役のバス待合室である「西春別駅前待合所」の隣にある「別海町鉄道記念館」にやってきました。お隣はサハリン帰りの蒸機(←何故か Google 日本語変換では変換されない)D51-27 です。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

建物の前には「鉄道記念館」のプレートが埋め込まれたセメント製のオブジェ……? があります。「鉄道記念館」の文字の下には英語表記がありますが、最後の単語は見なかったことに……(汗)。あと、屋外で雨ざらしの割には随分とピッカピカなのですが、これはいつ頃設置されたものなのでしょう?

八角形の秘密はね♪

館内に入りました。「館内案内図」が何故か八角形ですが……

エントランス部分の建物自体が八角形になっていて、これは蒸気機関車の煙突をモチーフにしたデザインなのだそうです。

標津線の軌跡

エントランスの先にはメインディスプレイが。「標津線の軌跡」と題された 16 枚の写真群が展示されています。

16 枚の写真には題名と撮影時期、撮影場所、撮影者の情報が表示されていました。

ピッカピカの普通運賃

右奥の「想い出の駅コーナー」には西春別駅の運賃表が掲げられています。これまた随分とピッカピカですが、レプリカ……なんでしょうか?

運賃表の横には国鉄デザインの駅名標が。別海町は日本で 3 番目に広い町で、町内には 8 つの駅がありました。駅名標の「平糸」「別海」「西春別」と、その両隣の「春別」「奥行臼」「光進」「上春別」で町内の 7 駅をカバーしていて、町の西端にあった「泉川」駅だけが選に漏れたことになります。

どうしても駅名標に目が行ってしまいますが、手前の「器具展示コーナー」には扇風機などの器具がショーケースの中に置かれていました。

たーらーこー♪

なお「器具展示コーナー」の前は通路を兼ねていて、まっすぐ進むと外に出ることができます。

ドアの向こうには「たらこ色」のキハ 22 が。クリーム色と朱色の二色塗装と比べると「安っぽい」として評判は芳しくなかったですが、今となってはすっかり郷愁の感じられるカラーリングになってしまいましたね。車体が傾いて見えるのは……何故なんでしょうね(汗)。いや実際に傾いているのでしょうけど(汗)。

ホーロー製のアレ

「懐かしの駅コーナー」にはちゃんと改札とホームも用意されていて、保線作業車が展示されています。

これは駅舎の正面に掲げられていたであろうもの(そう言えば何と言うんでしたっけ)ですが、本物……でしょうか? ところどころ塗装が剥げているように見えるのがリアルな感じですが、めちゃくちゃピッカピカで全体的にはすんごく状態が良さそうに見えるんですよね。

この改札札なんかは、右下が欠けているおかげで本物っぽい感じがしますよね。

味のある文字が描かれたプレートにウソくさい補正をかけて少しだけ見やすくしました(いつもの事ですがピントが合ってなくてホントすいません……)。なるほど、中標津行きの終列車は駅員さんが撤収した後に発着していたんですね。

モーターカー

保線作業車(モーターカー)の後ろには腕木式信号機が。

ホームとモーターカーの間には結構な隙間がありますが、そもそもモーターカーは旅客用ホームで乗り降りするものでは無いですし、これはこれで問題ないですよね。

レプリカ……? それとも本物……?

ホーム側から駅名標を眺めます。「平糸」駅だけ真っ白ですが、元々 1 面 1 線の駅だったとのことなので、当初から裏は真っ白だったということなんでしょうね。

これがレプリカだとしたら「完成度高えなオイ」という話になるのですが……やはり本物の駅名標をガッツリ補修したのか、それとも……?

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