Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

春の道央・道北の旅 2010 (41) 「北海道ならではのアレやコレ」

北海道ならではのアレ 音更(おとふけ)は、帯広市のベッドタウンと言えるのか、中心部?には「いかにも北海道!」と言いたくなるような店が軒を連ねています。まずはこちら、「勝毎」は「十勝毎日新聞」のことですが、それよりも左側の…… ご存じ、強烈な看…

春の道央・道北の旅 2010 (40) 「緊張の Day 3、スタート!」

早起きは…… Day 2 の晩は、ラーメンにありつけたことがよっぽど嬉しかったのか(←)、トリップメーターの写真を撮るのを忘れていたので、翌朝、出発前に撮影してみました。 家を出てから 613 km 走行しましたよ、ということですね。注目は時間でして、私にし…

春の道央・道北の旅 2010 (39) 「Day 2 は山岡家で終了」

中川家の里 広尾にやってきました。ここは、かつての国鉄広尾線の終点だった街です。 もう少し活気のある街かと思っていたのですが、少々意外でした。賑わいという意味では、静内 > 浦河 > 広尾、といった風に感じました。 十勝と言えば…… さて、あっさり…

春の道央・道北の旅 2010 (38) 「百人浜と黄金道路、その由来は」

緑豊かな百人浜、その由来は 襟裳岬から帯広に向けて、北に向かいます。右に見えるのはどうやらバス停のようで、「BUS 灯台口」と書いてあります。 やがて、左右に緑が見えてくるようになってきました。「百人浜」と呼ばれるところだと思うのですが、そう、…

春の道央・道北の旅 2010 (37) 「襟裳岬に地上の星を見た(←」

風が強くて木が生えてない 襟裳岬に行ってみて驚いたことがいくつかあるのですが、「木が無い!」というのもその一つでした。てっきり風が強すぎるからだと思っていたのですが……。 沖合で暖流の黒潮(日本海流)と寒流である親潮(千島海流)とがぶつかり、…

春の道央・道北の旅 2010 (36) 「襟裳岬 突端」

先っぽから更にその先の突端へ というわけで、襟裳岬の先っぽから更にその先の突端まで歩いてみましょう、という話です(紛らわしいったらありゃしない)。「襟裳岬 風の館」の展望台から岬の突端までは、万里の長城と見紛うような(←)歩道が整備されていま…

春の道央・道北の旅 2010 (35) 「襟裳岬の先っぽに行ってきました」

襟裳岬の先っぽに行ってきました というわけで、「やや普通の記事」に戻ります(どんなだ)。えーと、5 月の襟裳岬は外気温が摂氏 8 度で、しかも烈風吹きまくりで体温が奪われてえらい目にあった、という話の続きです(長いな)。 突端……ではなくビューポイ…

アイヌ語地名の傾向と対策(特別編) 「平取町のアイヌ語地名特集」

「北海道の旅 2010/春 Day 2」に出てき……てないのが殆どですが(汗)、ええい、今夜は「平取町のアイヌ語地名特集」ですっ! 「二風谷」(にぶたに)の意味するところが詳らかではなくなっていて、萱野茂さんは「プ」を省いた ni-tai 説を唱えていたのですが…

アイヌ語地名の傾向と対策 (2) 「厚真・穂別・鵡川・平取・二風谷」

「北海道の旅 2010/春 Day 2」に出てきた「アイヌ語地名」のおさらいを続けます(メモも兼ねて……)。 厚真(あつま) at-oma-p?おひょう(楡)・ある・処 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 早来(はやきた)から南東にちょいと 5~6 km ほど進むと厚…

アイヌ語地名の傾向と対策 (1) 「千歳・由仁・早来」

というわけで、「北海道の旅 2010/春 Day 2」の途中ですが、ここまでに出てきたアイヌ語地名のおさらいなどを……。 千歳(ちとせ) 「アイヌ語地名のおさらい」などと書いてしまいながら、いきなり和名から入るというのもアレなのですが、この「千歳」は、有…

春の道央・道北の旅 2010 (34) 「体温を奪われる」

烈風吹きすさむ…… 襟裳岬にやってきました。さて、いざ車から出ようと思うと……そう、烈風が吹きすさんでいました。いままでは厚すぎて着る気も起こらなかった「冬の服」を着る機会が、ついにやってきました。まずは、土産物屋さんの写真です。同じような作り…

春の道央・道北の旅 2010 (33) 「襟裳岬へ!」

雪が見えます えー、これは昨日に掲載した写真なのですが、 遠景をトリミングすると、こうなります。 「えりも町」まで 32 km……というのはさておき、そう、雪です! 北海道の中では温暖な印象がある日高地方でも、5 月になっても頂には雪が残っています。残…

春の道央・道北の旅 2010 (32) 「中川一郎も中川昭一も広尾生まれだった」

「鳧舞」は「けりまい」と読みます 昨日の記事で、「さて、これで何と読むのでしょうか?」と質問を投げかけた「鳧舞」ですが、まさかの一発正解ということで……。そう、「鳧舞」は「けりまい」と読みます。名古屋の人だと「けりみゃー」と読む……かどうかは定…

春の道央・道北の旅 2010 (31) 「倫敦莫斯科巴里紐育……」

倫敦莫斯科巴里紐育 北海道の地名は、アイヌ語にむりやり漢字を当てはめたものが多いので、どうしても「難読地名」が多くなってしまいます。もっとも、これはアイヌ語だけの問題ではなく、「倫敦」や「巴里」など、海外の地名にむりやり漢字を当てはめた時に…

春の道央・道北の旅 2010 (30) 「静内は思った以上に都会だった」

平取から静内へ さてさて。北海道は日高地方の、沙流郡平取町二風谷(にぶたに)にて色々と展示を見ていたのですが、ようやく一通り見終えたので、次の目的地へと進みます。逗留時間は約 100 分ほどだったのですが、思った以上におなかがいっぱいになった気…

春の道央・道北の旅 2010 (29) 「『平取大橋の落橋』は『身から出た錆』?」

小さな親切、大きなお世話(← では、「沙流川歴史館」の展示に戻りましょう。 面白い……と言うのもちょっと変かもしれませんが、そうですね、「野生っていったい何なんだろう」とちょっと考えさせられるポスターかも知れません。せっかくなので、文章の部分を…

春の道央・道北の旅 2010 (28) 「ド・キ・ド・キさせるよー♪」

えー、タイトルに深い意味はありません(← 展示品あれこれ 「沙流川歴史館」には、もちろんスタンプだけではなく、それっぽい(どんなだ)展示も常設されています。 字が潰れてしまって読めないですが、上が「続縄文時代の土器」、下が「擦文時代の土器」で…

春の道央・道北の旅 2010 (27) 「スタンプだっ!」

沙流川歴史館 えー、そんなわけで、「入場無料」な「沙流川歴史館」のおはなしです。 半地下構造のような建物が、「沙流川歴史館」です。 では、中に入ってみましょう。 スタンプだっ! まず最初に見かけたのがこれ。スタンプなんですが、その筋(どの筋?)…

春の道央・道北の旅 2010 (26) 「記念碑をさがせ!」

見逃せない記念碑の話 さてさて。「平取町立二風谷アイヌ文化博物館」を退出したところ、こんな案内板を見つけました。 それにしても、我ながら凄まじいアングルの写真です(被写体に近寄りすぎで、しかも左手前が切れてしまっている)。手が滑ったでは済ま…

春の道央・道北の旅 2010 (25) 「日本海の終点は間宮海峡」

さて何でしょう さて、これは何でしょう。 「二風谷」(にぶたに)の由来が写真とあわせて記されています。 ●二風谷 にぶたに★ニプタイ。ニ=立木とか薪、タイ=森とか林、ニプタイがニタイ、二風谷になったのであろう。その昔、うっそうたる密林であったそ…

春の道央・道北の旅 2010 (24) 「シリを挟む意味を考えてみる」

シシㇼムカの謎、再び えーっと、沙流川の雅名(と山田秀三さんは書いていました)「シシㇼムカ」の話、でした。意味として「ほんとうに河口のあたりがふさがってしまう川」と書かれていますが、「河口のあたりがふさがってしまう川」というのは、実はお隣の…

春の道央・道北の旅 2010 (23) 「『赤い恋人』は『ニㇱパの恋人』」

さーて、久々に北海道の話題に戻ります。「平取町立二風谷アイヌ文化博物館」の中を見てみましょう。もっとも、とりとめもなく撮影した写真がベースなので、実際にはもっと見所のある展示も数多くある筈ですので念のため。 ホール外側の……えーと、何だ。廊下…