Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

春の東北小旅行 2015

春の東北小旅行 2015 (71)「三陸大津波 ここから」

宮古市田老にやってきました。前方にはなんと「三陸大津波 ここから」という案内標識がありました。「うちは東日本大震災だけじゃ無いんだぞ!」という、ベテランの風格(なにか違う)を感じてしまいますね。 町の中心部を通り過ぎ、田老川を渡ったところに…

春の東北小旅行 2015 (70)「懐かしの『小本駅』」

前方に、三陸鉄道北リアス線の線路と駅が見えてきました。岩泉小本駅ですね。 ……と思っていたら、なぜか「小本駅」という表記が。あれっ? もしかして……と思って調べてみたら、そのもしかしてでした。この駅は、もともとは「小本駅」という名前だったのです…

春の東北小旅行 2015 (69)「思案坂大橋」

二度あることは……ということで、またしても前方に「この先三陸北道路」の電光掲示が見えてきました。「辞職坂」をバイパスするために架けられた「思惟大橋」を渡って、国道 45 号を少し南に進んだあたりです。 「三陸北道路」の「田野畑南 IC」にやってきま…

春の東北小旅行 2015 (68)「思惟する大橋」

岩手県下閉伊郡の田野畑村は、村の中央を「松前川」という川が流れています。田野畑村の中心地は海抜 200 m くらいの台地の上にあるのですが、松前川は台地のど真ん中を深さ 100 m 以上の谷を刻んで流れています。そんな松前川を渡るために、国道 45 号には…

春の東北小旅行 2015 (67)「尾肝要道路」

普代村から隣の田野畑村に入ろうか、というところの右側に「またどうぞ 北緯 40 度東端の村へ」と書かれたオブジェがありました。ちょうど「普代駅」のあるあたりを北緯 40 度線が通っているようです。このオブジェがあるのは、実際には北緯 39 度 58 分 52 …

春の東北小旅行 2015 (66)「三陸北道路 無料供用中」

前回までのあらすじ えーと、絶景の店「レストハウスうしお」さんで「生うに丼」を食べました、というところまで進んでいたんでしたね。 気がつけば「三陸北道路」 ということで、気を取り直して「春の東北小旅行 2015」を再開します。海霧の残る国道 45 号…

春の東北小旅行 2015 (65)「レストハウスうしお」

普代村の「堀内大橋」の南にある、絶景の店「レストハウスうしお」さんにやってきました。何しろ眺めが素晴らしいお店でして、TV の旅番組などでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。 国道沿いに何台か車を停められるほか、海側にも駐車場があるみたい…

春の東北小旅行 2015 (64)「霧の向こうに『生うに丼』」

観光鉱山?のある野田玉川(なんか大阪っぽい)から、更に南に向かいます。宮古まで 74 km ……まだまだ先は長いですね。 野田村南部を流れる「安家川」(あっか──)が近づいてきました。国道 45 号は「安家大橋」で安家川を渡ります。 またしても海霧に包まれ…

春の東北小旅行 2015 (63)「野田村にて」

久慈市内を通り過ぎ、更に南に進みます。右側で大々的に工事を行っているのは、「三陸北縦貫道路」の「久慈南 IC」(仮称)でしょうか。 仙台まで 344 km というのはまぁ仕方がないとして、宮古まで 83 km というのもなかなか地味にきついですね。最短でも 1…

春の東北小旅行 2015 (62)「改造中の『久慈北 IC』」

「八戸久慈道」の一部である「久慈道路」の「久慈北 IC」にやってきました。写真にガラスの色味がついていたため、自動レベル補正を行ったのですが……随分とクラシカルな感じの写真になってしまいました。 前方右側の土手が、将来「久慈北道路」(八戸久慈道…

春の東北小旅行 2015 (61)「絶景だったかもしれない『桑畑大橋』」

三陸海岸沿いの国道 45 号をひたすら南下します。まずは久慈市を目指しましょう。 岩手県は九戸郡洋野町の「小子内」というところにやってきました。 北海道にアイヌ語由来の地名が多数存在するのは誰もが知るところですが、類似の構造を持つ地名が北東北に…

春の東北小旅行 2015 (60)「海霧」

八戸久慈道の終点・階上 IC からは、国道 45 号で三陸海岸を南に向かいます。この日のゴールは仙台です。 階上町の「道仏歩道橋前」という交叉点にやってきました。「階上町道仏」と言えば、この辺で地震があったときの常連さんですね。近くを「道仏川」とい…

春の東北小旅行 2015 (59)「Tanesashikaigan-Hashikamidake IC」

八戸久慈道の無料区間に入ります。この時点(2015 年 5 月)では、ここから 17.3 km 先の「階上 IC」までが開通済みでした(2018 年 8 月現在でも同様です)。 岩手県の久慈までは 58 km もあります。八戸久慈道で行けるのは 17.3 km 先の階上(はしかみ)ま…

春の東北小旅行 2015 (58)「謎な構造の八戸 JCT.」

屋上に屋を架した感がプンプンする、とっても謎な構造の「八戸 JCT.」が近づいてきました。 地図で見ればわかりやすいのですが、ハーフ JCT. の先にフル JCT. を追加したような構成です。この時点でもはや何を言ってるのやら……ですが。 (この背景地図等デー…

春の東北小旅行 2015 (57)「616 キロポスト」

「春の東北カントリーサインの旅」が続きます(題名違います)。九戸郡九戸村を抜けて、九戸郡軽米町に入ります。オランダ風の巨大な風車を模したカントリーサインでしょうか。 遡ること 45 分ほど前、「八戸まで 100 km」の時点では気温は 19 ℃ だったので…

春の東北小旅行 2015 (56)「二戸の次はまた二戸」

安代 JCT. から八戸道を八戸に向かいます。安代 JCT. がある「八幡平市」から、お隣の「二戸市」に入りました。 構造的には東北道と直結している八戸道ですが、IC ナンバリングはイチからやり直しです。八戸道最初の IC である「浄法寺 IC」が近づいてきまし…

春の東北小旅行 2015 (55)「東北道、いつの間にやら八戸道」

秋田をスタートしたのが早朝だったおかげで時間に余裕ができたことを良いことに、東北道と八戸道を北上して八戸に向かうことにしました。これは「竜ヶ森トンネル」を抜けたところだったと思いますが、これは……? どうやら旧・安代町のカントリーサインらしい…

春の東北小旅行 2015 (54)「ターニングポイント」

本日の記事も、正面に岩手山を望んでのスタートです。ほら、季節的になんか涼しそうな感じがするじゃないですか。 岩手山の第一印象は「あれ、でかくね?」というものでしたが、それもそのはず、標高は堂々の二千メートル越えです(2,038 m)。 盛岡 IC を通…

春の東北小旅行 2015 (53)「カントリーサインいろいろ」

花巻 JCT で釜石道から東北道に入ります。 あっ、はい。「速度落せ」と言われてしまったので速度落とします(汗)。 流行のフラットデザイン 東北道を再び北上します。どうしても無味乾燥な前面風景が続きますが、そんな中、やはりインパクトが大きいのがカ…

春の東北小旅行 2015 (52)「名前のない本線料金所、再訪」

東和 IC から釜石道に戻ります。左(釜石方面)は無料で右(仙台・盛岡方面)は有料ですが……今回は右へ。棒型 IC だったころの遺構は、このアングルだとちょっと分かりづらいですね(中央ちょい右側奥の白い路面がそれなのですが)。 約 1 時間ぶりに釜石道…

春の東北小旅行 2015 (51)「ぎなた読みに注意!」

「岩根橋」を出発して、国道 283 号で西に向かいます。いつの間にか、再び JR 釜石線が右側に移動していますね。柵があるのでまるで自転車道のようですが……。 左折して川を渡って、6~700 m ほど戻ったところに電源開発の「東和電力所」があるとのこと。「発…

春の東北小旅行 2015 (50)「『岩根橋』こと達曽部川橋梁」

宮沢賢治は「宮守川橋梁」からインスピレーションを得て「銀河鉄道の夜」を創作した、という話があるそうですが、実は賢治にインスピレーションを与えたのは宮守川橋梁ではなく、この「岩根橋」こと「達曽部川橋梁」ではないかという説があるそうです(昨日…

春の東北小旅行 2015 (49)「ようこそ!遠野市宮守町へ」

道の駅「みやもり」の営業開始は朝の 9 時からで、あと 20 分ほど待つ必要がありました。今から思えば宮守の駅を見に行くなどすれば良かったのですが、結局そこまで気が回らず、宮守を出発して次の目的地を目指すことにしました。 このアングルで見ると、確…

春の東北小旅行 2015 (48)「絶賛ライトアップ中」

宮守のアーチ橋の話題、多分今日で終わると思いますのでもう少々お付き合いのほどを……。橋の近くには宮守川の清流をせき止める「堰」があったのですが、ちゃんと魚道が設けられていました。 国道の南側から北の方角を眺めてみました。あれっ、これは……? 橋…

春の東北小旅行 2015 (47)「一部凍害」

宮守のアーチ橋の話題をもう少し続けます。 コンクリート橋で強度を稼ぐためにはアーチ型にする必要があるのですが、宮守川橋梁は、径間に謎の横穴が開けられています。 この「小窓」からは雨水などが漏れ出していて、結果的にコンクリート製の橋脚を汚して…

春の東北小旅行 2015 (46)「宮守のアーチ橋」

ということで気を取り直して。岩手県遠野市は宮守にある「宮守川橋梁」にやってきました。JR 釜石線の現役の橋梁として使われている、コンクリート造りのアーチ橋です。 この優美な姿を見せるコンクリート橋は、やはりと言うべきか、戦時中の 1943 年に改修…

春の東北小旅行 2015 (45)「約束されたあの場所で」

国道 283 号「釜石街道」で宮守に向かいます。集落に向かう長い下り坂の一部は「消雪区間」となっていました。北日本では良く見かける仕組みですが、北海道で目にすることは無いものです。気温は北海道ほど低くないけれども積雪がある、ということなんでしょ…

春の東北小旅行 2015 (44)「邂逅」

国道 107 号(と国道 283 号の共用区間)で宮守に向かいます。一見、何の変哲もない風景に見えるかもしれませんが、右側の土手の上を JR 釜石線が通っています。 右手に JR 釜石線のトンネルが見えてきました。地形の都合で国道は若干の遠回りを強いられます…

春の東北小旅行 2015 (43)「謎な構造の交叉点」

2015 年当時は釜石道の終点だった「宮守 IC」にやってきました。ところで、前を走るタクシーはどこまで行くのでしょうか……? 宮守 IC から遠野 IC までは絶賛延伸工事中でした。左側に「復興支援道路」の看板も見えていますね。この先の T 字路を右折すると…

春の東北小旅行 2015 (42)「ドラゴンロード釜石道」

「暫定 2 車線」で工事されている釜石自動車道を南に向かいます。4 車線化工事をする際には、左側の山を大幅に削ることになるのでしょうね。 さて、この釜石道ですが、遠野から釜石に向かうのは異論は無いとして、どこで東北道と接続するのかで相当揉めたと…