Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

河東郡上士幌町

冬の北海道の旅 (23) 「ANTIPOLLUTION FAULT」

上士幌町の「三股山荘」さんで、コーヒーとケーキのセットを頂きながら楽しくおしゃべりをしていたのですが……この日の宿は帯広駅前に確保していたので、いつまでも長居するわけにもいきません。何しろ慣れない雪道ですから、なるべく暗くなるまでにある程度…

冬の北海道の旅 (22) 「二度目の三股山荘」

国道 273 号で十勝三股に向かいます。あ、目的地を書いちゃいましたが、もう既にバレてますよね?(誰に聞いている) 長さ 200 m ほどの「三の沢トンネル」が見えてきました。それほど長いトンネルでは無いので、出口も見えていますね。トンネルの手前には「…

冬の北海道の旅 (21) 「雪のぬかびら源泉郷」

国道 273 号で北に向かっています。前方に「黒石平覆道」が見えてきました。 ちょうど左側を国鉄士幌線が通っていました。下り列車が全列車通過だった「黒石平駅」はこのあたりにあったみたいです。 第三音更川橋梁 覆道を抜けた先に、またしても看板らしき…

冬の北海道の旅 (20) 「バス停 54 号」

上士幌町の国道 273 号を、ゆっくりと北上します。 道路自体はもの凄くまっすぐなのですが、ところどころで雪が本線に流れ込み始めていますね。どこが凍結していても不思議ではないので、そろりそろりとゆっくり走ります。 路面から湯気が立ち込めているよう…

冬の北海道の旅 (19) 「看板これくしょん」

上士幌町にやってきました。上士幌町のあたりの道路も綺麗な碁盤の目状に整備されているのですが、国道 241 号(と国道 274 号の重複区間)は、見事に碁盤の目の「対角線」の上を通っています。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信さ…

冬の北海道の旅 (18) 「『士幌町の』『日本一』」

何かと謎な士幌町の、何かと謎な国道 274 号で音更川を渡ります。 何かと謎な(しつこい)士幌町ですが、今度は真っ暗な信号機が出てきました。 ……単に「工事中」だったのだと思いますが、その割にはどこにも何も貼ってないのが不思議な感じです。あと前方に…

アイヌ語地名の傾向と対策 (300) 「ペイトル川・パラメム川・オビチャ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。記念すべき連載 300 回目の記事ですが、いつも以上にいつも通りの内容でお届けします(汗)。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ペイトル川 pet-utur(-pet?)川・間(・川…

アイヌ語地名の傾向と対策 (299) 「ナイタイ川・シリクニ川・ウオップ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ナイタイ川 nay-etaye-pe??沢・頭がずっと奥へ行っている・ものnay-ta-yupe?沢・の・チョウザメ (?? = 典拠なし、類型あり)(? = 典…

アイヌ語地名の傾向と対策 (298) 「メトセップ川・ペンケウェナイ川・サックシュオルベツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) メトセップ川 metot-sep山奥・広くある (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 糠平湖の最北部に注ぐ川の名前です。河口部に「メト…

アイヌ語地名の傾向と対策 (297) 「クマネシリ岳・ニペソツ山・ウペペサンケ山」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) クマネシリ岳 kuma-ne-sir物乾棚・のような・山(大地) (典拠あり、類型あり) 足寄町西部、上士幌町との境界にほど近いところにあ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (296) 「ペテトク沢・由仁石狩川・ユウンナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ペテトク沢 pet-etok?川・先端 (? = 典拠未確認、類型多数) 石狩川の最上流部は「クチャンベツ川」と「石狩沢」に分かれていますが…

道東の旅 2013/春 (234) 「対岸から眺めるタウシュベツ川橋梁」

対岸から眺めるタウシュベツ川橋梁 十勝三股を後にして、幌加に向かいます。国鉄士幌線では、十勝三股駅の次の駅が「幌加駅」でしたね。 おや、何故か道路右側に「タウシュベツ川橋梁」の案内が……? 下になにか文字が書いてあるのですが、残念ながら解像度不…

道東の旅 2013/春 (233) 「十勝三股駅跡探訪」

十勝三股駅跡探訪 三股山荘さんで名物の「ビーフライス」を頂いて、そのまま閉店間際まで長々と話し込んでしまった……のでした。名残を惜しみつつお店を後にして、少し周りを散策してみることにしました。 駅名標のようなもの お店の横には駅名標がありました…

道東の旅 2013/春 (232) 「三股山荘」

やってきました三股山荘! ということで、上士幌町は十勝三股にある「三股山荘」さんにやってきました。前から存在は気になっていたのですが、入店するのはこの時が初めてでした。 三股山荘のご主人?とは、一度バス停の前でお会いしているような気がします…

道東の旅 2013/春 (231) 「十勝三股へ」

手垢が固着しそうなくらい使い古された表現ですね 国境の(違います)長いトンネル(やや長い、くらい?)を抜けたら、そこは三国峠の展望台でした。 ここは結構なビューポイント……の筈なのですが、何しろ時間がかなり押していたので、今回はスルーの方向で…

アイヌ語地名の傾向と対策 (11) 「糠平・三股・層雲峡」

えー、突然ですが、「北海道駅名の起源」の昭和 48 年版をゲットしました。 アツシ織の写真の上にアイヌ文様がプリントしてあるという、いかにも「アイヌ文化」にコミットしたデザインが印象的です。凄いのは発行元で、「日本国有鉄道北海道総局」とあります…

春の道央・道北の旅 2010 (49) 「三国峠休憩所でほんのちょっぴり休憩してみる」

貯雪溝、でしょうか? 三股集落に別れを告げて、国道 273 号を北に進みます。向かうは「三国峠」です! こちらの写真ですが、道路の左右に少し低くなっているところがあるのにお気づきでしょうか。「溝」と呼ぶには全体的に浅すぎるのですが、これ、おそらく…

春の道央・道北の旅 2010 (48) 「三股郵便局に国鉄の運賃表があった理由」

「三股郵便局」跡の話題を続けます。 十勝三俣駅との位置関係は、この地図で初めて認識したのですが、この郵便局(跡)は思った以上に十勝三俣駅から離れていました。ただ、国鉄士幌線の糠平─十勝三股間が辿った数奇な経緯により、この郵便局(跡)に「国鉄…

春の道央・道北の旅 2010 (47) 「1966 年の十勝三股」

マニアック、ではあるだろうけど バス停の前を箒で掃除していた男性に呼び止められたのは、「十勝三股バス待合所」の変わらぬ風情を写真に収め、車に戻ろうとした時でした。どう呼び止められたかと言うと……「鉄道マニアの方?」と(←)。一瞬答に窮したのは…

春の道央・道北の旅 2010 (46) 「再訪・十勝三股(つづき)」

「十勝三股バス待合所」に入ってみると……。うわ。猛烈なアンモニア臭がします。そういえば二年前の夏に訪れた時もこんな感じだったような……。隣のトイレから異臭が流れ込んでくるのでしょうか。というわけで、まず目の前に見えるのがこちら。「十勝三股周辺…

春の道央・道北の旅 2010 (45) 「再訪・十勝三股」

廃墟系景勝地の常ですが…… 知る人ぞ知る「タウシュベツ橋梁」の話の続きなのですが、 一昨年の夏の時点では、確かに国道沿いにこんな看板が立っていました。 当然、今年も看板が立っているものと思って、右前方を気にしながら車を運転していたのですが、看板…

春の道央・道北の旅 2010 (44) 「第五音更川橋梁(おまけつき)」

第五音更川橋梁 旧・国鉄士幌線のアーチ橋梁群の中でも、群を抜いて(←)楽に見ることができる「第五音更川橋梁」を見に行きます。これ、実は国道の車窓からも丸見えなんですけどね。幌加除雪ステーションに車を止めて、国道 273 号線をほんの少し北に歩くと…

春の道央・道北の旅 2010 (43) 「遊歩道を行く」

糠平から幌加へ さて、糠平を……あ、そうか。「糠平」もアイヌ語地名ですから、もちろん「平」は「たいら」ではなく「びら」と読みます(「びらとり」と同じ理屈です)。「糠平」で「ぬかびら」ですね。 ワンポイントアイヌ語講座(←ちなみに、「びら」はアイ…

春の道央・道北の旅 2010 (42) 「誰と走ろう三国峠?」

ここからは、5 月でも雪が残る「三国峠」にアタックです。さて、これは士幌町で撮影した写真なのですが……(国道 241 号と 274 号の重複区間ですね)。 なにやら妙な看板が。「君と走ろう三国峠」、いったい誰と走ろうと言うのでしょう……? 制限速度は 60km/h…

北海道の旅 2008/夏 (42) 「ひがし大雪高原鉄道って?」

Ford Focus RS だったら良かったのにな♪ 月初ですが、手抜き進行は続きます(←タウシュベツ橋梁前(?)の駐車場(??)から国道 273 号までは、4 km のダート路をそのまま戻るだけ……です。約 16 分かけて戻りました。時速 15 km といったところですね(笑)…

北海道の旅 2008/夏 (41) 「朽ち果て行く過去を眺め行く現在」

偶然という名の必然が存在するという偶然(意味不明) というわけで、ついに「糠平湖に沈んでる橋」こと、タウシュベツ橋梁のたもとにやってきました。事前の下調べを殆どしていないことを考えれば、これは快挙です(自画自賛)。 今(いつ?)現在、Wikiped…

北海道の旅 2008/夏 (40) 「部外者は林道の先にタウシぺッ橋梁を見た!」

たウシぺッ橋梁! 日は暮れつつありましたが、ここまで来て「タウシュベツ橋梁」を見ないわけにはいきません。なんせ案内板まで用意されているのですから。というわけで、忘れる前にアイヌ語講座。 「タウシュベツ」は tat-us-pet(たウシぺッ)から来ている…

北海道の旅 2008/夏 (39) 「第五音更川橋梁」

とりあえず、十勝三股を後にして、糠平湖に戻ります。17 時も過ぎましたし、そんなに寄り道はできません。が、しかし……。音更川にかかる「滝ノ沢橋」を渡っているときに、ふと左手を見てみると……。 なんとも立派なアーチ橋が残っていたのですね。あわてて車…

北海道の旅 2008/夏 (38) 「美しい日本と私」

美しい日本と私……でも「宿泊厳禁」 それにしても、三股集落が「かつて人口 1500 人を擁した」というのには、ちと驚きました。どうやら、かつては林業が盛んだったようですね。今では「三股山荘」というお店が一軒残るのみで、あとは自然に還りつつあるのは、…

北海道の旅 2008/夏 (37) 「列車の走らない鉄道線」

「タウシュベツ川橋梁はこっち」という看板に気づいたのは直前だったので、結局そのまま直進してしまいました。かつての国鉄士幌線には、糠平(ぬかびら)の先には「幌加」(ほろか)、「十勝三股」(とかちみつまた)の二駅がありました。糠平から十勝三俣…