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函館~根室 各駅停車の旅 (33) 「広内信号場・西新得信号場・新得」

広内信号場

落合と新得の間には 4 つも信号場があるのですが、落合から数えて 3 つ目に当たるのが「広内信号場」です。北海道はアイヌ語に由来する地名が多いので、「内」は「ナイ」と読む場合が多いのですが、ここは「ひろうち」と読みます。

道南にも「知内」と書いて「しりうち」と読むところがありますね。


このあたりの広い土地は牧場の遊牧地として使われているようで、車窓からは草を喰む牛の姿も。

西新得信号場

新狩勝信号場から広内信号場に向かっては、ずっと南に向かって坂を下っていたのですが、広内信号場の先で 210 度近い大カーブ(オメガカーブ?)を描いて、その後はしばらく北上します。再び新得町市街地の真西に達したところに「西新得信号場」があります。

新得駅(K23)

市街地のすぐ北にそびえる「新得山」をトンネルで抜けると、まもなく「そばの町」の新得です。

狩勝峠を越えてきた国道 38 号が見えてきました。根室本線は国道 38 号に寄り添うように近づいていきます。

狩勝実験線?

かつての根室本線も、国道沿いのルートを通っていました。その跡地は国鉄の「狩勝実験線」として各種の実験(主に列車事故や火災に関する実車実験)に供されてきましたが、やがて実験線もその役目を終えて、今では遊歩道として整備されています。ん、この橋はもしかしてその跡でしょうか?

釧路行き 2429D がゆっくりと速度を落としてゆきます。新得駅はもうすぐですね。

そばの町の駅蕎麦屋さん

落合を出発してから 25 分後、新得駅のホームが見えてきました。

ようやく新得駅に到着です。

新得駅では 3 分間停車します。その道の通の人は、この 3 分間を利用してホームのお蕎麦屋さんでそばをテイクアウトするのだとか……(そばをテイクアウトするというのは流石に思いつかなかったなぁ)。

蕎麦屋さんの前で駅員さんがムーンウォークしてました(ウソ)。

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