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秋の道南・奥尻の旅 (210) 「チャラツナイ展望所」

道道 919 号「中央東線」という、なんか諏訪から甲府のほうに行きそうな名前の道道をドライブしています。道道にしてはかなり狭い道だったのですが、もうちょっとで改良された区間に入れそうです。

センターラインが復活した少し先、右側に「チャラツナイ展望台」なる場所があるようです。どんな場所か良くわかりませんが、とりあえず行ってみましょうか。

チャラツナイ展望所

まずは車を停めて……と。階段があるので、登ってみましょう。

階段を登った先には「チャラツナイ展望所」という案内板が。木々の中に溶け込んでも違和感の無さそうな、良いデザインですね。埋もれてしまってはちょっと困りますが……。

謎の石碑

ちょっと謎めいた石碑がありました。

上の方の碑文もさることながら、やはり下の「由来」と書かれた部分が大変気になります。トリミングして、ついでに多少色味もいじってみました。

見た感じ、地名の由緒書きのようなのですが、うーん、これは……。山田秀三さんによると、この「チャラツナイ」は漢字で「茶良津内」と書かれることもあったようですが、本来は「チャラシナイ」だったと考えられるのだとか。

ちなみに、地理院地図にある「チャラツナイ」の位置は本来の「チャラシナイ」の位置ではありません。本来の「チャラシナイ」は、「チャラツナイ展望所」の南南東 250 m ほどのところで海に注いでいる沢の名前だったようです。

見るべきものを見ないまま

さて、この「チャラツナイ展望所」、一体何が見えるのだろう……と思いつつ階段を登ってみたものの、

お地蔵さんがあるくらいで、何やら良くわかりません。海も見えるのですが……

はてさて、景勝地と言うには今ひとつパッとしない感じがします。それもその筈で、ここは本来は西南西の方角にある「蓬莱門」を見るための展望所だったと思われるのです。

つまり、本来ここで見るべきものを全く見つけられないまま、車に戻ってしまうという大ポカをやらかした……というのが真相でしょうか。これはちょっとリベンジが必要な事案ですね……(汗)。

基本的に「下調べ」というものをあまりしないので、こういうポカミスを割と良くやらかすんですよね……(自覚しつつ改めようとはしないあたりが……)。

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