Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

北海道の旅 2008/夏 (41) 「朽ち果て行く過去を眺め行く現在」

偶然という名の必然が存在するという偶然(意味不明) というわけで、ついに「糠平湖に沈んでる橋」こと、タウシュベツ橋梁のたもとにやってきました。事前の下調べを殆どしていないことを考えれば、これは快挙です(自画自賛)。 今(いつ?)現在、Wikiped…

北海道の旅 2008/夏 (40) 「部外者は林道の先にタウシぺッ橋梁を見た!」

たウシぺッ橋梁! 日は暮れつつありましたが、ここまで来て「タウシュベツ橋梁」を見ないわけにはいきません。なんせ案内板まで用意されているのですから。というわけで、忘れる前にアイヌ語講座。 「タウシュベツ」は tat-us-pet(たウシぺッ)から来ている…

北海道の旅 2008/夏 (39) 「第五音更川橋梁」

とりあえず、十勝三股を後にして、糠平湖に戻ります。17 時も過ぎましたし、そんなに寄り道はできません。が、しかし……。音更川にかかる「滝ノ沢橋」を渡っているときに、ふと左手を見てみると……。 なんとも立派なアーチ橋が残っていたのですね。あわてて車…

北海道の旅 2008/夏 (38) 「美しい日本と私」

美しい日本と私……でも「宿泊厳禁」 それにしても、三股集落が「かつて人口 1500 人を擁した」というのには、ちと驚きました。どうやら、かつては林業が盛んだったようですね。今では「三股山荘」というお店が一軒残るのみで、あとは自然に還りつつあるのは、…

北海道の旅 2008/夏 (37) 「列車の走らない鉄道線」

「タウシュベツ川橋梁はこっち」という看板に気づいたのは直前だったので、結局そのまま直進してしまいました。かつての国鉄士幌線には、糠平(ぬかびら)の先には「幌加」(ほろか)、「十勝三股」(とかちみつまた)の二駅がありました。糠平から十勝三俣…

北海道の旅 2008/夏 (36) 「『糠平湖に沈んでる橋』でも見に行こうかと(超アバウト)」

螺湾と「ラ王」(全く関係ありません) そうそう。Day 5 の昼食の話。足寄に近づいたタイミングで、何故か「ラーメン食べたいなぁ」と。そんな中、螺湾(らわん)から足寄の中心街に向かう途中でラーメン屋を発見!……だが、しかし。当時の心境を再現してみま…

北海道の旅 2008/夏 (35) 「消えた『一万五千人』」

まぁ、雄別炭鉱の跡が跡形もなく消え去っていることは、ある程度想像がついていたので、まぁ(2 度目)そんなに驚くことは無かったのですが、予想を超えるペースで自然に還っていたのには、さすがに驚きました。 当時、戦後最大の炭鉱会社大手の倒産であった…

北海道の旅 2008/夏 (34) 「強者どもの夢の跡は……夢の中へ」

遠い昼ご飯…… さて。屈斜路湖沿いを快適にスルーして、道路のつながり上、再度弟子屈に戻ってきました。そば屋に行こうかどうか迷いながら、結局立ち寄らずじまい。四日続けて、まともな昼飯にありつけない可能性もあると知りながら……。 いや、糠平湖には日…

北海道の旅 2008/夏 (33) 「逆流する喉元(ぉぇっ」

摩周湖は今日も霧だった 弟子屈からは、とりあえず摩周湖に向かいます。いや、せっかく近くまで行ったんだったら、ひととおり見ておきたくなるのが刃傷沙汰……あ、いやいや。 少し曇っているようにも思えますが、快適なドライブ日和です。「摩周湖第一展望台…

北海道の旅 2008/夏 (32) 「一筆で……書けない Day 5 のルート」

一筆で……書けない そういえば、Day 5 のルートをご紹介していませんでした(いや、誰も気にしていない筈)。Day 5 は、ただ釧路から帯広に行けば良いという、とっても余裕のあるスケジュールだったからか、かなりだらだらなルート設定となりました。実際、ガ…

北海道の旅 2008/夏 (31) 「ある交差点の怪」

ガソリンを給油して元気百倍!になった……のはいいのですが、少し気になることが……。まずは写真をご覧頂きましょう。 見たところ、何の変哲もない交差点の写真のように見えます。少し拡大してみましょう。 なるほど。「桂木 3 丁目」という交差点のようです。…

北海道の旅 2008/夏 (30) 「無給油連続走行にチャレンジ!」

ロシアはやっぱり根室だった(ぇ 「無駄にフォトショで逆光補正」シリーズ第 2 弾です(ぉ)。ロシアでも……じゃなくて根室でも見かけたロシア語交じりの青看板。写真には収めたものの、サイズも小さくしかも逆光……ということで、公開を控えていたのですが、…

北海道の旅 2008/夏 (29) 「『モダ』の衝撃」

さて、日も暮れようかとする中、国道 44 号を釧路に向けて走り出しました。釧路プリンスホテルまでの距離は約 140 km 前後。どう考えても 2 時間以上かかる距離です。そういえば、前日の朝に稚内でガソリンを入れてから、未だに補給をしていません。そうこう…

北海道の旅 2008/夏 (28) 「東の果ての聖地」

ウィークエンドには程遠かったけれど 岬~めぐ~りのぉ~……というわけで、やってきました納沙布岬! 「本土齋藤さん」じゃなくて……「本土最東端」です。 時間も時間、天気も天気ということで……。なんだかちょっぴりもの悲しい感覚でした。「本土最北端です。…

北海道の旅 2008/夏 (27) 「道内各所に点在する『オンネトー』グループの謎」

やっとこさ厚床(← 厚床駅前に着いたのは、8/18(火) の 16:30 でした。ってーことは……もう 1 ヶ月近く前のことですね。orz 自己満もココまで来れば大したものです(開き直り)。 もっとも、厚床駅に用があったわけでは無いので、さっさと左折して、一路、納…

北海道の旅 2008/夏 (26) 「違いはベツにナイですけど(←」

デイヴィッド・ベツカム(← 違う そうそう。昨日書き忘れたんですが、「別海」はどう発音するか、という問題があったのでした。大昔、私がまだ幼かった頃に、パイロットファームについて書かれた本……もしかしたらマンガ……だったかも……を読んだときには、そこ…

北海道の旅 2008/夏 (25) 「記念撮影装置、好評稼働中」

目梨郡には羅臼町しか無い件について 羅臼町は、北海道は根室支庁管内の目梨(めなし)郡というところにあります。ちなみに目梨郡には羅臼町しかありません。1923 年に「忠類(ちゅうるい)村」「薫別(くんべつ)村」「崎無意(さきむい)村」が隣郡の「標…

北海道の旅 2008/夏 (24) 「ウトロは『ウとぅル』、意味は『間』」

Day 4 のルート 知床岬巡りのクルーザーを下船したのが 12:50 過ぎで、Day 4 はここからスタートとなります。まずは Day 4 の地図をどうぞ。漢字の旁(つくり)の「しんにょう」のような形です。 あ、正確には「裏返せばしんにょうのような形」ですね。距離…

北海道の旅 2008/夏 (23) 「灯台は、遠くにありて思うもの(またか」

あれは……なんだ? 「カシュニの滝」を過ぎると、まもなく右手前方に、なんだか見覚えのある段丘状の地形が見えてきます。 もしや!? と思って目を凝らしてみるのですが、肝心の知床岬灯台の姿がありません。「あ、やっぱまだなのかな……」と思い直してはみた…

北海道の旅 2008/夏 (22) 「あなたぁ~がい~つかぁ~♪(以下自粛)」

さよならナッチャン Rera スペシャルは無事終了しました(ぇ)。てことで、懲りずに知床クルーズの話題にまた、戻ります。 ロード最終章 ウトロ港を出てから約 1 時間、「ルシャ」と呼ばれるところに着きます。もともと ru-e-san-i(ルえサニ)が「るーしゃ…

Adios, Natchan-Rera !

もいっちょ…… 「さよならナッチャン Rera」スペシャル、最終回です!今日も、最終回を飾るに相応しい写真を用意しました! まずは T3(3 階)の売店の写真から……。 お店の中に人がいないのは……下船時だから、です。航海中は、ぼちぼちお客さんが入っていまし…

さよならナッチャン Rera (つづき)

引き続き…… 「さよならナッチャン Rera」スペシャル、第 2 弾です!ナッチャン Rera の特徴、と言えるのかどうか微妙ですが、船尾がまるまる自動車積み込み口になっていて、2 車線並行で積み込みができる……というのがあります。この特徴をフルに活かして、パ…

さよならナッチャン Rera

国内フェリー事業撤退のお知らせ 「高速フェリー「ナッチャン Rera」「ナッチャン World」運休および国内フェリー事業撤退のお知らせ」だそうですが……。値上げ+大幅減便の話を聞いて「んっ?」と気になってはいたのですが……。青函フェリーは、グループ会社…

北海道の旅 2008/夏 (21) 「出かけるときは忘れずに……」

クロームと言えば…… 髑髏……じゃなくて Google Chrome、良いですねー! いや、やたらめったら HDD を叩きまくるとか、Google ブックマークとの連携機能が無い(!)とか、とっても痛~い点もあるんですが、なにしろ軽い! ちょっとびっくりするくらい軽い……!…

北海道の旅 2008/夏 (20) 「『神の水』か『魔の水』か」

「なんでもアイヌ語起源説」を斬る(のか? そうそう。昨日の記事の「to-char-seta-ru」ですが、「とーチャル」は実際に「沼の入り口」という意味です。同様に「セたル」も「犬の通う道」という意味ですので、あながちウソとは言えない……というか、大ウソな…

北海道の旅 2008/夏 (19) 「沼の入り口のけものみち?」

フットボールアワーとは別です 「象の鼻」を過ぎると、岩尾別(いわおべつ)沖を通り過ぎます。岩尾別は集落の名前なのですが、もとは iwaw-pet (イわゥぺッ)だと言います。北海道には、登別だの江別だの陸別だの湧別だの、「~別」という地名が多いのです…

北海道の旅 2008/夏 (18) 「海洋環境・生態系の保全と持続的漁業、ならびに観光開発の間の妥協点を探る(長いぞ」

「ハナ」シリーズ(その 1) 陸からは決して見ることのできない「男の涙」を見た次は、「湯の華の滝」です。 知床半島には「硫黄山」という活火山があるくらいで、硫黄分には事欠かないわけなのですが、その硫黄分をたっぷり含んだ滝が「湯の華の滝」です。…

北海道の旅 2008/夏 (17) 「フレペの滝にアルデンヌの森を見た(違)」

一応、長袖は着ていったけれど 早割……じゃないけど、早期予約者特典てな感じで、テラス席右側という、(自分としては)申し分のない席を確保したのでした。船内に備え付けのジャンパーを着てから、救命胴衣(だよね)を着用して出港を待ちます。ここのクルー…

北海道の旅 2008/夏 (16) 「駐車料金が惜しい…わけ…じゃ…ない…とは…言え…ない…か…も……」

自民党新総裁の行方 あ、新総裁の「なめかた」ではないですので念のため。福田首相が辞意を表明したことで、また自民党の総裁選びが始まりますね。参院での過半数確保を目指す意味でも、ここは思い切って大川興業と連立を組むというのはどうでしょうか。新総…

北海道の旅 2008/夏 (15) 「エゾシカさんのご登場」

Day 4 だけど、最終日じゃないよ(← 今日からは Day 4(知床編)の話です。 WRC(世界ラリー選手権)だと、通常 Day 3 が最終日なのですね。 朝からスクランブルエッグを語る 翌朝は、9:00 にクルーザー屋さん必着だったので、遅くとも 8:30 にはチェックア…