Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

歴史の話(仮)

「泰緬鉄道」とわたくし

「泰緬鉄道」についての初めての見聞は、確か小学校高学年、あるいは中学生になった頃と記憶しています。当時はひたすら「ひょえー」と思ったものですが(どんな感想だ)、文字通りの「死闘」の記録に、さながら「取り憑かれてしまった」記憶があります。今…

出張!なんでも鑑定団(C56 蒸気機関車編)

「畏れ」を読んでもらえない虞 何時になくコメントを入れづらい内容が続いておそれ入ります。それにしても、「ATOK」でも「Google 日本語入力」でも「おそれ入る」が一発で変換されない(ような気がする)のがとっても残念な今日この頃です。「恐れ入る」は…

C56 型 31 号機

こども店長は居なかった(← というわけで、遊就館の建物が見えてきました。 昨日の記事にも書きましたが、ちょっとした博物館のようですね。いや、むしろ車のショールームに近い構造かも知れません。もっとも、車のショールームだと、中に置いてあるのは「車…

君子居必擇郷、遊必就士、所以防邪僻而近中正也。

脇道をゆく(← さて。正面の本殿には足を運ばず、右手のほうに向かうと、社務所が見えてきました。 何の変哲も無い「社務所」です。建物はかなり立派なほうだと思いますが……。こうやって見ると、「普通の神社」なんですけどね。 「靖国カレンダー」絶賛領布…

「参道をゆく」 第二夜

「参道をゆく」(←)第二夜です。 「芸能人お断り」じゃなくて「無断取材お断り」の看板を尻目に、さらに参道を奥へと進みます。これが、良く NHK スペシャルとかで目にする門、ですよね。変なところでミーハー根性丸出しだったりして、結果として構図のセン…

参道をゆく

「ルチ大村」こと大村益次郎の時代と陸軍の創成期に思索を巡らせる……ようなことは置いといて(皆さんもそんなものは読みたくないですよね(笑))、靖國神社の見学記?を続けましょう。 雲ひとつ無い青空が眩しいですね。かつて京都に住んでいた者としては、神…

写実か、それともポップアートか

ルチ将軍……ではなくて さて、こちらの、いかにも独裁者チックな(←)銅像の主ですが…… ルチ将軍……ではなくて、どうやら大村益次郎さんのようです。ちなみに、明治時代に来日して、紙幣や切手印刷の基礎技術を築いたとされる Edoardo Chiossone が描いた大村…

慰霊之泉

「巡礼の年」じゃなくて「慰霊之泉」 「石碑シリーズ」は一旦中断で、続いてはオブジェのご紹介です。 ライティングが全くダメダメですが、その辺はスルーの方向でお願いします。これは「慰霊之泉」というもののようです。オブジェなので、案内板の説明が無…

田中支隊忠魂碑

石碑シリーズ第 2 弾(← 石碑シリーズ第 2 弾(←)、今回は「田中支隊忠魂碑」です。 相変わらず何を顕彰しているのか(私には)良く解らないので、案内板の内容をまるごと引用してみます。 このように、びっしりと文字で埋まっています。この案内板に目を止…

常陸丸殉難記念碑

靖国神社に入って、最初に見かけたのがこちらの石碑です。 リサイズの結果、字が潰れかかっていますが、「常陸丸殉難記念碑」と書いてあります。「ヒガシマル」とか「源五郎丸」あたりは聞いたことがあるのですが(何か違う)、「常陸丸」というのはちょっと…

イデオロギーの相克か、胸踊るスペクタクルか

品川さん……だそうです 九段坂公園には、大山巌の銅像の他に、品川弥二郎の銅像もありました。 はい、全くもってどんな方だか存じ上げませんです。 品川 弥二郎(しながわ やじろう、天保14年閏9月29日(1843年11月20日)- 明治33年(1900年)2月26日)は、日…

今日からマ元帥!(←

Go West~♪ 九段下のお堀端に銅像が未だに残されている大山巌についてのお話(つづき)です。 大山は非常に西洋文化への憧憬が強く、また造詣も深かった。捨松との再婚の時の披露宴招待状は全文がフランス語で書かれた物で人々を仰天させたという。陸軍大臣…

今日もどこかでアタックチャンス(←

右翼の大物はそんなの関係ない(← 風呂に浸かりながら続編の構想を練っていた(←)のですが、あろうことか「児玉源太郎」の代わりに「児玉誉士夫」という名前が頭に浮かんでしまって「んなアホな」と思ってしまった Bojan さんですこんばんは。「児玉誉士夫…

元帥陸軍大将大山巌公像

地図どうぞ 千鳥ヶ淵緑道を散策して、インド大使館の前を通り過ぎ、田安門のあたりに戻ってきました。 案内板の地図を撮影してみたのですが、ちょっとこれだと字が潰れて見えないので……。 主要な部分を拡大してみました。 元帥陸軍大将大山巌公像(見えない…

やっぱ神社は神社、なんだなぁ、と

ダウンサイジング(ちょと違う) ちょっとお疲れ気味なので、またしても写真主体の「楽な記事」です(すいません)。 Embassy of... というわけで、いつぞやの続きの話を。千鳥ヶ淵緑道を歩いていると、なにやら立派そうな建物が見えてきました。なにやらサ…

千鳥ヶ淵戦没者墓苑を歩く(最終回)

「千鳥ヶ淵戦没者墓苑を歩く」の第四回です。これ、さすがに年を越してはまずいので、何とか今日中に片付けないと……(← 「番外編」は、いずれ日を改めて。 藤棚から「前屋」を望んだところです。待合所のような使われ方をするのだと思います。もう少し適切な…

千鳥ヶ淵戦没者墓苑の花

千鳥ヶ淵戦没者墓苑を歩く(第三回) 「千鳥ヶ淵戦没者墓苑を歩く」の第三回です(ついにシリーズ化したか)。 西門から入ってすぐのところに、藤棚があります。大きすぎず、小さすぎず、すごく計算されて作られている印象を受けます。それもその筈で…… この…

静寂に身を包まれながら

「千鳥ヶ淵」にやってきました。スメタナの「モルダウ」が絶妙なタイミングで流れ始めたのですが、ここは墓地です。ヘッドホンは鞄の中に収めました。静寂が全身を包みます。 都心にありながら、閑かな陽光と静寂な雰囲気を湛えた佇まいは何よりも嘉賞すべき…

ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調

ワーグナーの「タンホイザー序曲」を聴きながら北の丸公園を歩いていたのですが、公園を抜けたあたりでタンホイザーを聴き終え、次の曲が始まりました。次は……リストの「ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調」です。重っ苦しい「ダダーン♪」で始まるアレなんで…

北の丸公園から西へ

お勤めご苦労様です ワーグナーの「タンホイザー序曲」を聴きながら北の丸公園を歩いていたのですが、結構な数の青白の車が……。 この日は天皇誕生日だったのでその所為か、それとも日頃からそうなのか、果たして実際はどうなんでしょうか。遠目からさりげな…

皇宮警察本部では正社員を募集中です

楽曲にも順序というものがある さて。「物事には順序というものがある」ということで、靖国神社を公式参拝(公式って?)する前に、北の丸公園をてくてくと歩いているところです。 街歩きをする時も音楽は欠かせません。雑食とは言いながらも、最近はゴシッ…

物事には順序というものがある

困ったときの街ブラネタ、です(←)。えーと、昨日から東京に来てまして、明日帰るんですが、今日は午前中フリーだったので、「そうだ 靖 国 行こう」と思い立ち、行ってきました。 物事には順序というものがある で、九品仏……じゃなくて九段下までやってき…

ソビエトロシアでは、ロケットがコロリョフを飛ばす!

死が二人を分かつまで さぁて。船や飛行機といった大量輸送機関が遭難した場合、決まって出てくるのが「運良く難を逃れた人たち」の話題です。例えば、1983 年 9 月 1 日の「大韓航空機撃墜事件」では、ジェシー・ヘルムズ上院議員(当時)が何の因果か 007 …

インディギルカ号で何があったのか

日本とソ連の間に何があったのか 1939 年 12 月 12 日未明に、北海道は猿払村、浜鬼志別沖のトド岩に座礁し転覆したソ連船「インディギルカ号」についての話題(のつづき)です。当時、日本(大日本帝国)とソ連は「張鼓峰事件」や「ノモンハン事件」などの…

今度こそ「インディギルカ号の悲劇」

原 暉之さんの「インディギルカ号の悲劇」をようやく読み終えました。私の場合、活字については子供の頃から慣れ親しんでいるので、ものに依っては「速読」とは言えないかもしれないけれど、結構速く読むことができるのですね。東野 圭吾「名探偵の掟」なん…

「インディギルカ号の悲劇」

ピトー管と三保飛行場の組み合わせの真実はソ連とブチ切れたことから始まった&越川橋梁(← アクセス解析をやっていると、どんな記事が読まれているかがわかって楽しいものです。意外と人気があるのがピトー管侮るべからずモノレール Suica と PiTaPa の組み…

国道 152 号線の旅 (16) 「木地師と貴人伝承」

ドラえもんは餡を取ってもどら焼きが好きだったのか 「安康露頭」という名前を聞いて、ちょっとした違和感を受けました。昨日の記事でも少し触れましたが、昔、「安康天皇」という諡号を送られた天皇がいたんですよね。 「何やってんの?」「アンコ売ってん…

「閏月」の謎

「グレゴリオ暦」は、千年以上使われてきた「ユリウス暦」をモディファイしたものなので、当然の事ながらなかなか良くできているように思います。 そういえば「閏月」なんてのもありました ……ふと妙なことに気がつきました。俗に「旧暦」と呼ばれる「太陰暦…

富士は果たして日本一の山だったのか

ふぅーじーはーにぃーっぽーんーいーちーのぉーやまぁー 「アライド富士」関連でびみょうなネタを。千島列島の中でも「北千島」と呼ばれる各島(得撫島と占守島の間)は、確か、千島・樺太交換条約か何かで日本の領土となったと記憶しています。これはセンシ…

想定される質問とその回答

ということで……。中途半端な長文が二日ほど続いてしまったので、ここでちょいとまとめておきます。それでは、「想定される質問とその回答」です。 結論が良くわからない すいません(汗)。えーっと、申し訳ないですが、2 点に分けて回答します。まず、「大空…