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国道 152 号線の旅 (1) 「一枚の写真から」

まずは、一枚の衛星写真をご覧に入れます。Google Earth で表示させたものです(なので、厳密には航空写真も含まれています)。

さて問題です。「中央構造線」はどれでしょう? :)

答はこちら。

諏訪湖付近からしか線を引いていないのは、諏訪湖から先はフォッサマグナの堆積岩に埋まってしまっているから……なのだそうです(地形からは観察できない)。

目で見る「中央構造線

特に「美しいなぁ」と思うのが、長野県下に見られる縦一本の谷です。伊那盆地天竜川が南北に貫いていますが、中央構造線の谷は伊那盆地の一本東側になります。見た目上は一本の長大な谷に見えますが、大河による浸食によって形成された渓谷ではないため、途中には峠が何箇所も存在します。

ちなみに、似たような構造の地形としては、京都市の北部に伸びる「花折断層」も有名……だと思うんですが、関西ローカルでしょうかね。

アキバ街道の真実

長野県下の中央構造線沿いには国道 152 号が南北に走っています。この国道、昔は国道 256 号だったんですが、いつの間にか国道 152 号に変わってしまったという変な歴史を持ちます(1993/4/1 付で変更されたそうです)。諏訪湖から浜松まで、ほぼ直線に伸びている代わりに、途中 4 つも大きな峠がある道筋です。

この、中央構造線沿いに南北に走る「国道 152 号」は、別名「秋葉街道」と呼ばれています。これは、浜松市天竜区(← 慣れないなぁ)にある秋葉山本宮秋葉神社に至る道、ということで「秋葉街道」と呼ばれている……のでしょうね。ちなみにこの「秋葉神社」には、ご神体としてコンデンサトランジスタのほか、最近はメイド服などが祀られています。というのはもちろん全部ウソですので念のため。

はい。次回に続きますね。

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