Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

道東の旅 2011/春 (9) 「春雨じゃ、濡れてまいろう」

春雨じゃ、濡れてまいろう さてさて。月形町にやってきました。この「月形」という地名は、北海道では珍しい「非アイヌ語地名」です。由来は後ほど……。 「サンクス」が見えます。北海道だからと言って、コンビニはローソンとセイコーマートしか無い……なんて…

道東の旅 2011/春 (8) 「札沼線……あ、学園都市線か」

雨が降っていると…… 当別の中心部に近づきましたが、このまま国道 275 号を北東に進みます。……おわっと! 雨が降っていると、こういうこともあります。新十津川まで 53 km と言いますから、1 時間と少しで着きそうですね。 札沼線……あ、学園都市線か なにや…

道東の旅 2011/春 (7) 「ランプウェイをランナウェイ(意味不明)」

ランプウェイをランナウェイ(意味不明) 国道 275 号線と国道 337 号線が立体交差する場所にやってきました。 すごく見通しのいい所なのに、看板がいくつもあったり、電光掲示板もあったりと、なんだか物々しい雰囲気です。「(337)小樽・石狩方面 橋の手前…

「日本奥地紀行」を読む (13) 東京・鉄道 (1878/5/24)

今日も引き続き 1878/5/24 付けの「第三信」を見ていきます。実は、この「第三信」には、「普及版」でカットされた部分は無いのですが、それもその筈……と思わせるほど、興味深い内容が凝縮されています。では、行きましょう。 関東平野 えーと、この「関東平…

「日本奥地紀行」を読む (12) 横浜・鉄道 (1878/5/24)

引き続き 1878/5/24 付けの「第三信」を見ていきます。 似合わぬ洋服 まずは「似合わぬ洋服」と題されたセンテンスから。 日本人は、西洋の服装をすると、とても小さく見える。どの服も合わない (イザベラ・バード/高梨謙吉訳「日本奥地紀行」平凡社 p.37 …

道東の旅 2011/春 (6) 「『札樽道』さて何と読む?」

「札樽道」さて何と読む? 国道 275 号線を当別に向かって進んでいたところ、高速道路のガード下で信号に引っかかりました。北海道の高速道路は「道央道」「道東道」といった「山本山」タイプの名前が多いのですが、目の前を横断しているのは数少ない例外の…

道東の旅 2011/春 (5) 「若干低い」

れっつごーくれいじー さてさて、「北海道(道東)の旅 2011/春」も、ようやく Day 2 がやってきました。こんな形の「札幌プリンスホテル」をチェックアウトして、車に向かいます。 前の日の晩に、「駐車場に空きが無い」ということで、係のお兄さんの言うま…

Bojan のホテル探訪~「札幌プリンスホテル」編(おしまい)

札幌プリンスホテル編、何とか今日中に終わる……かな……? 日本語か英語か 部屋のマスタースイッチは、カードキーを差し入れるとスイッチが入るタイプです。 これは、どこにでもありそうな、割と一般的な設備ですね。ちゃんと日英両方で書かれています。エアコ…

Bojan のホテル探訪~「札幌プリンスホテル」編(つづき)

えー、というわけで、札幌プリンスホテルの話題を続けます。 正式名称求む デスクの横にはスーツ掛けが。……あれ、これって正しくは何と言うんでしたっけ? そして、その中には…… 海外のホテルでおなじみの、ナンバー式セキュリティボックスが。海外からのお…

Bojan のホテル探訪~「札幌プリンスホテル」編

えー、というわけで札幌にやってきました。札幌に泊まるのはこれで 3 回目なのですが、今回は「札幌プリンスホテル」を選んでみました。場所は札幌駅からちょい北の方にある……んじゃないかと想像していたんですが(←)、全然違う場所でした。「すすきの」の…

「日本奥地紀行」を読む (11) 横浜・鉄道 (1878/5/24)

本日も引き続き、1878/5/24 付けの「第三信」を見ていきます。 横浜鉄道(続) 新橋-横浜間の鉄道に関するイザベラの記述は、なかなか微に入り細に穿ったものが続くので、ついがっつりと引用してしまいますがどうかご容赦を。 切符切り《これは中国人》、車…

「日本奥地紀行」を読む (10) 横浜・鉄道 (1878/5/24)

本日は 1878/5/24 付けの「第三信」を見ていきます。 江戸と東京 まずは「江戸と東京」と題されたセンテンスから。ご存じの通り、明治維新の後に「江戸」は「東京」とその名を変えることになりますが…… 私は英国公使館の慣習に従って手紙には江戸と書いてき…

道東の旅 2011/春 (4) 「心の眼で見てください」

まずは札幌へ 厚真町の「苫小牧東 FT」からは、一路札幌へと向かいます。 例によって例のごとく、ナビでは海の上を走っていることになっていますが……。もちろん、GPS の電波を拾えばそのうち元に戻ります。 目的地は前夜にセットしてあるので問題無しです。…

道東の旅 2011/春 (3) 「ほぼ定刻に再上陸」

見えてきました 新日本海フェリー「はまなす」が苫小牧東 FT に到着するのは、時刻表通りだと 20:30 の予定です。そして 20:20 にテラスから外を見てみたところ…… おお! ターミナルやブリッジがこんなに近くに見えます。さすがにそろそろ車両甲板でスタンバ…

新日本海フェリー「はまなす」スイートルーム "Orion" 乗船記(船内うろうろ編)

せっかくなので船内をうろうろと 夕食も食べ終わって、あとは苫小牧東 FT に着くのを待つばかり……なのですが、せっかくなので少しくらいは船内をうろうろしてみようかと。 というわけでして、実は船内にはいろんな設備があったりします。以前にも紹介したも…

新日本海フェリー「はまなす」スイートルーム "Orion" 乗船記(ディナー編)

ディナー(完全版) 「またか」と思われそうな内容ですいません。またです(←津軽海峡を通過して、時刻は 18 時となりました。夕食の時間です……。 というわけで、今回もほぼ時間どおりにグリルに向かいます。こう見えても意外と時間には几帳面なんです(← お…

新日本海フェリー「はまなす」スイートルーム "Orion" 乗船記(昼食編)

ランチ(完全版) さて、昼食です。……意気込んで?書き始めたものの、これって「2010/夏」か「2010/春」あたりで既出なのでは……と不安になったのですが、幸いなことに(?)ダイジェスト的な内容に留まっていました。今回は、例によって例のごとく、しっかり…

「日本奥地紀行」を読む (9) 横浜 (1878/5/22)

引き続き、イザベラ・バードの「日本奥地紀行」を読み進めます。本日は 1878/5/22 付け「第二信」の最後の部分です。 車引き 「日本奥地紀行(普及版)」ではカットされた「にじんだ文字」のあとは、「車引き」というセンテンスが続きます。 重い荷物を積ん…

「日本奥地紀行」を読む (8) 横浜 (1878/5/22)

イザベラ・バード女史の「日本奥地紀行(普及版)」は「完全版」と比べてカットされた内容が少なからずあるのですが、1878/5/22 の「第二信」でも、かなりの部分がカットされています。実際に平凡社版の「普及版」を見てみると、「第二信」はわずか 2 ページ…

新日本海フェリー「はまなす」スイートルーム "Orion" 乗船記(海の上での過ごし方編)

海の上でのお作法 敦賀から苫小牧東までは、およそ 20 時間弱の航海です。食事は朝と昼、そして夕食の 3 回で、それ以外はのんびりゆったりと過ごすのが海の上でのお作法です。 こんなものもあります 今回も幸いなことに個室の民なので、空き時間は部屋でゆ…

新日本海フェリー「はまなす」スイートルーム "Orion" 乗船記(朝食編)

新しい朝が来た 敦賀から苫小牧東に向かう、新日本海フェリー「はまなす」の船内での話題です。 あ~たぁ~らし~い~あ~さが来~たっ、ということで……、朝食です! 裏メニュー(謎) 朝食は、本来はレストランのみ営業……なんですが、 こちらのグリル「Cosm…

新日本海フェリー「はまなす」スイートルーム "Orion" 乗船記

「はまなす」出稼ぎ中 敦賀から苫小牧東までは、新日本海フェリー「はまなす」で移動です。 本来、「はまなす」は「舞鶴・小樽航路」に就航しているフェリーなんですが、この日はなぜか「敦賀・苫小牧東航路」の担当でした。「敦賀・苫小牧東航路」は「すず…

道東の旅 2011/春 (2) 「要注意なクルマ」

意外どころではなく この日は腐っても(?)ゴールデンウィークということで、きっと乗船手続きのカウンターも混んでいるに違いない……と思っていたのですが、 「意外」を通り越して唖然としてしまいました。世間の自粛ムードもここまで来たか……と思ったので…

道東の旅 2011/春 (1) 「とりあえず敦賀へ」

例によって例のごとく えーっと、そんなわけで新ネタです。「新」などと言いながら、実は 9 ヶ月も前の話題だったりしますが……。はい、昨年のゴールデンウィークに、またしても北海道に行った時の話題を、いつも通りのくどさでお目に入れようかと思います。…

「日本奥地紀行」を読む (7) 横浜 (1878/5/22)

Victorian Lady Traveller として名高いイザベラ・バード女史が、明治初頭の東北・北海道を旅した時の旅行記「日本奥地紀行」を読む……という企画の続きです。随分とご無沙汰になってしまってすいません。 サー・ハリー・パークス イザベラは、北へ旅立つ前に…

隠岐ジオパークの旅 最終回「大回りで帰宅」

ばんざーい ご存じの方も多いと思いますが、阪神高速の 5 号湾岸線は「六甲アイランド北」が終点で、ここから西に延伸する構想があるそうなのですが全く具現化していません。そんなわけで、ほんの少しの間とは言え、そこそこ混雑している国道 2 号を東に向か…

隠岐ジオパークの旅 (127) 「神戸の穴場・31号神戸山手線」

まっすぐ行けば有馬でしたが 阪神高速 7 号北神戸線の「白川 JCT」からは、阪神高速 31 号神戸山手線を行きます。 神戸周辺で西から東に抜ける場合、これは「六甲山を越える場合」と言い換えることができるのですが、現時点では、この「神戸山手線」が一番の…

隠岐ジオパークの旅 (126) 「リアル『逃亡者』はここから始まる?」

新たな刺客現る 山陽道を三木 JCT に向けて走行中…… 新たな渋滞情報が。第二神明の「名谷」からも 20 km の渋滞との由。ま、この渋滞も織り込み済みだったりするのですが。 三木 JCT クリア! そして、中国吹田を先頭にした渋滞は三木 JCT まで伸びていると…

隠岐ジオパークの旅 (125) 「さまよえる関西人、渋滞に思いを馳せる」

うっとうしい真実 さてさて。テクノな交差点を左折すると、播磨道の「播磨新宮 IC」はもうすぐです。そして、こんな案内が…… うん、まぁ、そんなとこでしょうね。大変残念な事実ですが、想定の範囲内です。 安定の片側一車線 ランプウェイに進入すると…… す…